とらまるパペットランドに行ってみたら思った以上に楽園すぎた件

むかーし、むかし。
あるところに、おじいさんとヤマネコさんとおっさんがおったそうな。

 

 

ん?

 

 

なんかむかつくので・・・

 

 

という事で、つい先日40代最後の誕生日を迎えたガーハラダです。
せめて、おっちゃんと呼んでいただきたいものです。

 

今日は、そんなおっちゃんど真ん中なアラフィフが一番縁のなさそうな場所に来ております。

東かがわ市のとらまる公園内にある、とらまるパペットランドさん。

 

とらまるパペットランド

 

場違いな事は百も承知なのですが、世知辛い世の中を生き抜くうちに、すっかり腹黒くなってしまった大人たちにピュアな心を取り戻してもらおうと、今回はガチ取材にやってまいりました。
この記事を読み終える頃にはあなたも純白ピュアピュアになっている事うけあいなので、ぜひ最後までお付き合いくださいね。

 

 

人形劇で浮世の垢をこそぎ落とす!

 

今回の取材をこころよく受けていただいたのが、とらまるパペットランドの指定管理者である一般社団法人パペットナビゲートの代表理事、貴志さん。

 

 

貴志さんは、一般財団法人とらまる人形劇研究所に附属していた人形劇学校パペットアークの第1期生であり、以後、とらまる劇団員として数々の公演をこなしてきたエキスパートです。きっとパペット愛も相当なもんだと思います。

 

ガーハラダ
今日はよろしくお願いします。さっそくですが、パペット愛について語っていただきたいのですが・・・
貴志さん
あっ、その前にちょうどこれから劇団による人形劇があるので実際に体験してみませんか?
ガーハラダ
おっ!いいですね~! 人形劇なんて娘がちびっ子の時連れて来て以来です。

 

さっそく向かったのは、とらまるパペットランドの一角にある「人形劇場とらまる座」。

 

とらまる座

 

こちらでは、土日はほとんど何かしら人形劇が公演されているそうです。

館内に入ると、歴代の公演で使われた人形たちの一部が飾られています。

 

 

この人形たちを見るだけでも浮世のしがらみを忘れてしまいそうです。
ちびっ子たちは、ついでにトイレを済ませておきましょう。

 

本日公演されるのは、岡山県倉敷市を拠点に活動されている「とらまる人形劇団」です。
なぜ倉敷なのかは紆余曲折あったようですが、元々は貴志さんと同じパペットアークの卒業生たちの手で運営されているそうです。

 

とらまる人形劇団の劇団員のみなさん。

 

とらまる人形劇団

 

公演の後にお話をお聞きしたので、そのインタビューとシンクロさせながら人形劇の様子を見てみましょう。

 

ガーハラダ
どうもお疲れ様でした。あらためまして本日の演目を紹介いただけますか?
劇団員さん
はい。本日は2本立てなのですが、まず最初は岡山民話を題材にした「まるくて、あまくて、うまいもの」です。
ガーハラダ
人形劇というより紙芝居のようなテイストで、すごく新鮮でした。

 

※上演中は一般撮影不可です。今回は特別に許可をいただきました。

 

昔あるところに、あわてもんの婿どんと、しっかりもんのお嫁さんが仲良く暮らしておったそうな。
ある日、婿どんはお嫁さんの実家に届け物をすることになった。
そこでごちそうになった団子がめっぽうおいしくてびっくり! 婿どんは家に帰ってお嫁さんに作ってもらおうと慌てて帰るが、いざ家についてみると、あれっ・・・なんだっけ?あの、まるくて、あまくて、うまいもの・・・?

 

ガーハラダ
しっかり者の奥さんに、慌て者の旦那さん。なんかそれだけで民話の王道という感じですよね(笑)
劇団員さん
いろんなドジなエピソードに小さいお子さんも楽しんでいただけると思いますよ。

 

 

劇団員さん
そして、2本目がメインなのですが、「だいだらぼっち」という演目です。
ガーハラダ
クリぼっちみたいで寂しそうな名前ですね。
劇団員さん
ダイダラボッチは全国各地に伝承されている巨人伝説ですよね。体は大きくて怖そうなのですが、実は優しい心の持ち主なのです。

 

 

メインの演目なのであらすじは割愛しますが、簡単に言うと、村の子供たちのヒーローである「だいだらぼっち」が、悪い山賊に脅された村を救うという、これまた民話では王道のストーリーです。

 

 

ガーハラダ
親子連れのお客さんがほぼだと思うのですが、大人も子供も真剣に見てましたよね。私も取材を忘れて見入ってしまいました。
劇団員さん
今日はこういった劇場だったのですが、幼稚園などで公演すると、子供たちの「あぶない」とか「がんばれーっ」とかの掛け声で、もっと盛り上がりますよ(笑)
ガーハラダ
なんか、それ想像できます。ちなみに、子供たちに退屈させない面白い要素もかなり入ってたと思うのですが、コツって何なんでしょう?
劇団員さん
やたらとコケたり、放り投げたりというのはウケますね。あとは・・・
ガーハラダ
「うんこ」とか(笑)
劇団員さん
それ、間違いないです(笑)ていうか、伏字にしなくていいんですか?
ガーハラダ
ガーカガワはそういうメディアです(キッパリ)

 

 

ガーハラダ
なんか、見ててすごいなぁ~と思ったのは、声優もこなして、表情も作って、人形もしっかり操作して・・・マルチタレントも顔負けですよね。
貴志さん
だから、人形劇はすごくレベルの高い総合芸術なのです。
ガーハラダ
かっこよすぎる!

 

 

劇団員さん
ちなみに、ストーリーから脚本、人形などのセットもすべて自作なんですよ。
ガーハラダ
まじっすか!一体何役やったら気が済むんですか! それで毎日練習もしてるんでしょう?
劇団員さん
いえ、最初の3か月ぐらいでいろいろ作りこみながら練習もやってしまうので、普段はほとんど練習しません。
ガーハラダ
スーパーすぎる!

 

 

ガーハラダ
もちろん皆さんもパペット愛がすごいと思うのですが、人形劇を通じて伝えたい事とか思いというか、そういうものって当然ありますよね?
劇団員さん
そうですね。私自身も小さい頃にこちらで人形劇を見て影響を受けたのですが、お客様の中にも小さい頃に見た記憶が蘇って、今度はママやパパになった時にまたそのお子さんを連れて来られる。そうやって、ずっと受け継がれていく存在になりたいですよね。
ガーハラダ
ええ話しやなぁ~。人形に命を吹き込む事によって人々の心にも明かりを灯す。だから、次の世代にも受け継がれていくんでしょうね。

 

ほんと、皆さんのピュアな心がそのまま子供たちにも伝わって、だからこそ子供たちは人形劇に夢中になる。
そういった子供たちの姿を目の当たりにして、その大人たちもピュアになっていく・・・

なんだか、のっけから癒されまくりでした。

 

 

 

セリフ無用のショート劇場

 

ガーハラダ
では、いよいよパペット愛について語っていただきましょう!
貴志さん
いやいや、そう慌てずにもうひとつご覧になって下さい。うちの職員がやっているショート劇場が間もなく始まりますので。
ガーハラダ
どんだけてんこ盛りなんですかっ!

 

次に案内されたのは、「とらまる人形劇ミュージアム」。

 

 

こちらでは、「みる、ふれる、あそぶ、つくる、えんじる」などの体験を通して、人形劇の楽しさを実感してもらう手作りであたたかみのある参加体験型博物館です。
こちらで小公演が開かれる時間との事で、急ぎ足で会場に向かいました。

 

 

会場はお客さんでいっぱい。ほどなく公演が始まりました。

 

 

演目は「ピカリウム」。
音楽が流れるだけで、まったくセリフがありません。

 

 

ちょっとシュールな感じです。

 

 

音楽に合わせてパペットがいろんな動きをするわけですが、それがなんとなくストーリーっぽく流れていくのですから不思議です。

そのうち、ちびっ子が人形を捕まえようとしたり・・・

 

 

なんとなく、NHKの歌のお兄さんのようなキャラが親しみを感じさせるのかもしれませんね。

セリフが無いから、かえって想像力をかき立てられます。

 

という事で、演目が終わった後に歌のお兄さんにインタビューしてみました。

 

 

歌のお兄さんじゃなくて、ノンスタイルの井上でした。(失礼!)

 

ガーハラダ
おつかれさまでした。セリフのない人形劇って画期的だと思うのですが、これもすべてご自身で考えられたんですか?
お兄さん
はい、一部音楽や監修はお願いしていますが、ほぼ自作です。
ガーハラダ
セリフが無いと、ちびっ子たちには難しいかなと思ったのですが、意外とみんな楽しそうに見てました。
お兄さん
私たちが思っている以上に子供たちの想像力はすごくて、セリフがなくても人形の動きや音楽の強弱などで自分なりのストーリーを作ってしまうんですよね。だから、後で子供たちに聞いたら、びっくりするような感想が出てきたりします。
ガーハラダ
時間的に本格的な人形劇の後ですから、余計に想像力もかき立てられるんでしょうね。ちなみに、ノンスタイルの井上に似てるって言われません?
お兄さん
・・・・・。
ガーハラダ
あっ、いや、忘れて下さい。

 

 

人形だらけのカオスな空間がヤバい!

 

とらまる人形劇ミュージアムの2階に上がると、そこには何とも不思議な空間が広がっていました。

 

 

360度人形だらけ・・・

 

 

ガーハラダ
月並みだけど、「すげぇー」としか言いようがない!
貴志さん
ここは、全国にある人形劇団から寄贈された人形たちが展示されています。こちらは一般の方でも撮影可能なので、ぜひ記念撮影などなさって下さい。

 

 

ガーハラダ
いろいろインスピレーションが湧いてきて、変なポーズで撮りたくなります。恥ずかしいので自嘲しますが・・
貴志さん
子供たちに楽しんでもらおうと、こんなクイズもやっています。

 

 

ガーハラダ
ウォーリーを探せ!的な(笑)

 

これが意外と楽しかったので、読者のみなさんにも体験していただきましょう。

出題者はこちらの方々。

 

 

一番怖い人達を選んでみました。

 

怖い人
ヒャヒャヒャ♪ では問題を出すぞよ。下の画像の中にこいつがいるのだが

 

 

怖い人
ヒャヒャヒャ♪ どこにいるか分かるかな?

 

 

怖い鬼
答えられなかったら喰ってしまうぞーーー
ガーハラダ
ひぇ~っ!こわい~!
怖い人
ヒャヒャヒャ♪ 正解はこれじゃ

 

 

ガーハラダ
くそーっ!そこだったかーっ!
怖い鬼
答えられなかったから喰われろ
ガーハラダ
そっ、それだけはご勘弁を~! 次は僕にも出題させてください。
ガーハラダ
こいつはどこにいるでしょうかっ?

 

 

・・・・・・。

 

 

怖い鬼
いかがわしいもの書くな! 恥ずかしいではないか!
貴志さん
つーか、何やってるんですか!

 

 

ガーハラダ
てへへ♪

 

勝手にさまよってしまいましたが、ミュージアムには他にもたくさんの体験型スペースが設けられています。

マリオネットの操作を体験できるスペースや、

 

 

人形劇の演目を当てるクイズや、

 

 

親子で人形を作ってみよう!なんてコーナーも。

 

 

みんな熱心に思い思いの人形を作っていました。

 

 

また、面白いなぁと思ったものがこちらのスペース。

 

 

テレビのスタジオのようなアトラクションです。

カメラの前で人形を操作すると・・・

 

 

テレビに映ります。

 

 

ちなみに放送はされませんので、あしからず。

 

 

貴志さんの人形劇に対する思いとは?

 

日本の伝統芸能や各国の人形たちも展示されていました。

 

 

こちらはベトナムの人形劇。
水上で行う風変わりなもので、とらまるパペットランドでも以前公演されたそうですが、水の量がハンパなくて、通常の劇場では重量が耐えられないからと、屋外に特設ステージを設けたそうです。

 

 

そして、最後に歴代のとらまる劇団が携わってきた人形劇の数々を展示したスペース。
歴史の重みを感じます。

 

 

ガーハラダ
それにしても、重ね重ねみなさんのパペット愛ってすごいですね。こんなのもすべて手作りなんでしょう?確かに専門の学校にでも行かないと、おいそれと素人が手を出せるものでもないですよね。
貴志さん
いや、それがそうでもなくて。芸能としての人形劇は確かにいろんな高度な技術が必要なのですが、人形劇自体は極端な話し、指だけでも出来るわけですよね。私たちは・・・
ガーハラダ
おおっ!いきなり核心に入るような予感?
貴志さん
いやいや、そうあらたまって聞いてもらうものでもないんですが・・・
貴志さん
人形劇自体は古代からずっと続いているものです。粘土を丸めたものとか、棒きれなんかでも、そこに命を吹き込む事で、ある種の感情が生まれるんですよね。人形はもちろん、例えば森の木々や動物たちにも、石ころにまでも命や心があると信じる。そういったモノや動物、そして人間たち万物の生命の営みを共有して感じる事で、子供だけでなく大人たちにもやさしい心を持ってもらいたいと私たちは願っています。ちょっと格好つけてますが(笑)
ガーハラダ
いやいや、貴志さんからオーラが出てきました。

 

人形を手に取り、熱い思いを語ってくれた貴志さん。

 

 

先ほどのとらまる人形劇団の皆さんも、井上似の人形劇のお兄さんも、そしてそこかしこですれ違うスタッフの皆さんも、そう言えばみなさん自然な良い笑顔なんですよね。

人形劇に対する向き合い方はそれぞれ違っても、根本的には貴志さんが語ってくれた「万物にたいするやさしい気持ち」がみなさんの中にしっかりと根付いているんだなぁと。
だからこそ、子供たちは素直に楽しみ、その親御さんたちも何か感じるものがあるのでしょう、そんな我が子を見る目が本当に優しいと感じました。

もっとも、これは親子連れじゃなくても十分感じる事なんですけどね。ぜひ、いろんな世代の人たちが童心に帰って楽しんでいただきたい施設です。

 

あまり長くなってもいけませんので、もうひとつの施設ミニチュア児童館はさっと紹介しますね。

 

 

とらまるパペットランドは人形劇に「やさしさ」を吹き込んだ、まさに現代の楽園のような癒しを感じる場所でした。

 

 

施設名 とらまるパペットランド
所在地 香川県東かがわ市西村1155
とらまる公園内
電話番号 0879-25-0055
営業時間 9:00~17:00
(ミュージアムは10:00~16:00)
休館日 月曜日・年末年始
月曜祝日の場合は、翌日休館
その他不定休あり。
駐車場 無料駐車場有り

入場料や人形劇のスケジュール等はホームページでご確認ください。

 

 

とらまるパペットランドからの告知です!

 

10月27日(金)~29日(日)の3日間、人形劇場とらまる座会館25周年を記念して、「とらまる人形劇カーニバル2017」が開催されます。

期間中は、今回紹介したとらまる人形劇団をはじめ全国から12の人形劇団(予定)、そして地元のアマチュア人形劇団たちが一堂に会し、さまざまな人形劇を披露してくれます。
子供だけでなく、大人もしっかり楽しめる演目の数々に魅了されてみるのもいいですよ~!

 

 

 

投稿者:ガーハラダ
兵庫県出身四国帰化人。爆笑よりクスッ笑いに使命を感じるギリ40代。明太子は心の友。

 

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