姫路市出身の筆者が写真で紹介する姫路城の魅力。この春行きたい花見、動物園情報も網羅して紹介します。
こんにちは。
姫路生まれの香川帰化人、ガーハラダです。
日本が誇る世界文化遺産・姫路城。近年では世界中から毎年200万人を超える観光客が集まるメジャースポットです。
姫路生まれの僕としては、いつかは香川の皆さんに姫路城を紹介したいと思っておりましたが、今回たまたま帰省のついでに姫路城を散策してきましたので、たっぷりな写真と共にその魅力を紹介しますね!
香川からだと日帰りでも十分行けるんです!
電車で行くなら
高松からマリンライナーで岡山乗換え、新幹線で姫路へ約1時間40分です。
JR姫路駅北口からは商店街を通って徒歩約20分、ほかループバス等もあります。
車で行くなら
瀬戸中央道、山陽道(高松中央IC~山陽姫路西IC)で約2時間、山陽姫路西ICから姫路城まで車で約20分です。
ハイシーズンになると、姫路城正面の観光用駐車場はすぐに満車になるので、これも正面にある「大手前公園地下駐車場」が比較的空車が見られます。
僕は、お正月やお花見時期のハイシーズンに行きましたが、いつもここは駐車出来ました。
初めて見た人は、姫路城の規模の大きさに驚きます!
JR姫路駅北口を出ると、いきなり目の前に飛び込んでくる姫路城。
全長840mの大手前通りを進み、突き当りに姫路城の入り口があります。
橋を渡り、桜門を抜けると巨大な建築群が眼前に開けます。
天守閣自体の大きさは名古屋城に譲るものの、現存天守の中では最大。
また、大天守を囲むように小天守が連なる連立式天守やその周辺に現存する曲輪や渡櫓群などは圧巻であり、国宝8棟、重文74棟を誇る、まさに日本を代表するお城と言えるでしょう。
香川と言えば「うどん」ですが、姫路市民にとっては最大の誇りとなっているのです。
ちなみに、さすがに世界遺産になってからは聞かれなくなりましたが、仮に姫路城を他のお城より劣るみたいな話しを姫路市民にすると、確実に嫌われるか喧嘩になります(笑)
お城の中をめぐってみました。
それでは、お城の中の様子を見てみましょう。
入場料は、大人1,000円、高校生以下300円です。
頼めば2,000円でガイドもしてくれます。
西の丸長局(百間廊下)
入口である菱の門を抜けて左に折れると西の丸の庭園があります。
個人的には、この西の丸からの天守閣が結構好きなのですが、たまたま通りかかった観光客のおばさん達は「植木が邪魔やね」なんて言ってました。
てか、それがええんやん!
今は木も裸ですが、右に写っているのは桜の木ですからね。春になったらとんでもない美しさです。
そして、西の丸の百間廊下と呼ばれる西の丸長局に入ります。
姫路城は文化財保護優先ですから、基本的に土足厳禁。また、当たり前ですが、大阪城や名古屋城のような復元されたものではありませんのでエレベーターはありません。
スリッパに履き替えて、靴は備え付けのビニール袋に入れて各自持ち運びます。
西の丸長局は千姫の侍女たちが居たところで、千姫は毎朝この廊下から天守を眺めていたと言われています。
千姫になったつもりで覗いてみました。
さらに廊下や階段をすすみ・・・
一番突き当りの部屋に千姫らしき人が人形になっていました。
百間廊下を出て振り返ると、建物の外観も非常に美しくて惚れ惚れしてしまいます。
ちなみに、写真にちょいちょい写っている裸の木はほぼ桜の木です。
繰り返しますが、桜の季節は本当に美しいです。
天守閣へ
西の丸からいくつかの庭や門をくぐっているとやがて天守閣の入り口に着きます。
大天守は外観5重、内部は地下1階~地上6階の造りになっています。
僕は小さい頃から登り尽くしているのですでに感動もないのですが、観光客の皆さんは、ひとつひとつ足を止めては丁寧に見られていました。
あまり詳しく説明すると行く楽しみがなくなると思うので、僕目線でささっと紹介しますね。
窓から見える小天守。
連立式天守の姫路城ならではの景色です。
天守内は先ほど同様、土足厳禁。
階段はめっちゃ急なので、慎重に上がりましょう。
ちなみに、女性の人は丈の短いスカートで来るのはやめておきましょう。
階段を上るとパンツ丸見えです(笑)
武具掛け。
昔は火縄銃の模型が飾られていたような気がしたけど気のせいかな。
敵が攻め込まれた事を想定してあらゆる仕掛けがあるのですが、そこは来てからのお楽しみという事で。
そして、大天守最上階です。
いきなり目に飛び込んでくるのは刑部神社(おさかべじんじゃ)。
刑部神社は姫路城が建てられる以前からこの地にあって、築城後は姫路城の守護神として祀られています。
僕なんかは「おさかべ」と言えば、姫路城に住んでいるという伝説の妖怪「おさかべ姫」を思い出します。小さい頃はよく「お城の中で騒いだり落書きしたり悪さをしたらおさかべ姫に祟られるでぇ~」と脅かされたものです。
おさかべ姫も毎日このような絶景を眺めているのでしょうか。
姫路城のミステリースポット
大天守の見学が終わったら、圧巻の備前丸です。
こちらではド迫力の天守群を見上げる事ができます。
ここでは皆さんカメラを構えて写真を撮っていました。
ちょうど場所的に昼間は順光になるので、天守が一番綺麗に撮れる場所でもあります。
で、天守もまわったし、あとは下りるだけかな・・・
なんて油断していると見逃してしまうものがあります。
そう、2つのミステリースポットです。
そのひとつが「腹切丸」。
残念ながら今は改修中なのですが、
昔、ここは切腹を命じられた侍が腹を切る場所でして、その無念が怨霊化してエライ事になるといういわくがあります。
と・・・いうのはどうも嘘のようで、
明治期に姫路城の観光促進のために勝手に伝説をでっちあげたそうです。
ただ、改修後はどうなるか分かりませんが、昔はいかにもな古井戸があったり、血で変色したかのような床板があったりで、子供心に「ちょー怖いんですけどー!」的な場所でした。
そして!
お皿がいちま~い、にま~い・・・
で有名なお菊井戸。
お菊さんが出て来れないように金網が設置されています(笑)
播州皿屋敷のヒロインお菊さんが、家宝のお皿を割った咎で責め殺されて投げ込まれたと言われる井戸です。
そしてあの名言!
いちまい足りない・・・ うらめしや~~
ただ、ここもなんだか綺麗になりすぎて、おどろおどろしさが無くなってしまったのが残念です。
昔は井戸の傍らに木が生い茂っていて、いかにも出そうな雰囲気でした。しかも、もうひとつ井戸があったような気が・・・
と、ざっと姫路城を紹介しましたが、子供も大人も楽しめる、いろんな魅力があるお城なんですよね。
今年の春はお花見にGO!
先ほどから前フリをしておりましたが、実は姫路城は桜の名所でもあります。
それはもう、桜の花だらけと言っても過言ではない位。わざわざこの時期にやってくる外国人観光客もいるくらいです。
数年前に撮影したものですが、こんな感じになりますよ。
この時は平成の大修理中だったので天守閣の写真がないのですが、それでも圧巻でしたよ。
そして・・・
姫路城にはちびっ子に嬉しいものがあります。それは・・・
敷地内にある姫路動物園はたったの30円!
姫路城の入り口である桜門を抜けて右側、天守閣へ向かう方向とは逆に進むと姫路動物園があります。
それほど規模は大きくありませんが、動物の数もほどよく、またちびっ子向けの遊具もあり、帰りにちょっと立ち寄るのに最適な施設です。
しかも、入場料がたったの30円!(子供)
お財布に優しいママ思いの動物園でもあります。
ただ・・・ 昔の遊園地みたいな場所があるので、そこでハマってしまったら散財してエライ事になりますのでご注意を!(笑)
と、つらつらと姫路城のリポートをさせていただきました。
姫路生まれのガーハラダが贈る、手前味噌丸出し、地元民フィルターかかりっぱなしの記事となりましたが、さすがに姫路城に行って後悔する事はないと思います。
この春、ぜひ日帰り旅行を計画されてみてはいかがでしょうか?
おしまい。