
香川のオリーブが抱える課題と新たな挑戦
香川県は、国内のオリーブ収穫量の約8割を占める、まさに「オリーブの聖地」と言える場所です。しかし、毎年大量に発生するオリーブの剪定枝は、その多くが肥料になったり、焼却処分されたりしていました。これにより、メタンガスや二酸化炭素といった温室効果ガスの排出が課題となっており、地域資源の有効活用が求められています。
そんな中、印刷を基幹事業とする株式会社アイモス、株式会社JTB高松支店、そしてキンコーズ・ジャパン株式会社の3社が協力し、「めぐら瀬」プロジェクトがスタートしました。キンコーズが石川県で手がけた地域素材活用用紙「おきあがみ」の成功がきっかけとなり、「香川のオリーブも紙にできないか」というアイデアが生まれたそうです。
キンコーズは、印刷物を届けるだけでなく、地域に根ざした素材や想いを形にすることで、紙と印刷の可能性を広げたいと考えています。これまでの知見を活かし、地域課題の整理から紙としての可能性検討、利用シーンの設計までをサポートし、この特別なオリーブ混抄洋紙の誕生を支えました。

「めぐら瀬」が目指すもの
「めぐら瀬」は、瀬戸内で生まれる再生資源を地域の中で循環させ、地域の課題解決や活性化につなげていくサステナブルプロジェクトです。今回開発されたオリーブ混抄洋紙は、その記念すべき第一弾!
この紙は、瀬戸内の柔らかな陽光を透かしたような生成り色で、微かにオリーブの気配を感じさせる優しい風合いが特徴です。一枚一枚異なる表情も魅力の一つですね。名刺やパッケージ、地域PRツール、イベント配布物など、様々な用途での活用が想定されています。これまで廃棄されていた地域資源に、新たな物語と価値を与えることで、その土地の魅力を伝える紙としての展開を目指しているそうです。
キンコーズは今後も、アイモスをはじめとするパートナーと協力し、全国各地で地域課題と向き合ったオリジナル用紙の開発を続けていくとのこと。地域とともに考え、作り、伝える「伴走役」として、紙と印刷を通じて新しい価値を創出していく取り組みに注目したいですね!
