
高松空港で夜明けのランウェイバスツアーが行われました。
普段は入ることのできない空港エリアを「瀬戸内そらバス」で巡り、滑走路の走行や航空機、空港消防車両の見学も実施。夜明け前から朝へと移り変わる高松空港を体験してきました。
午前4時すぎ。まだ辺りが真っ暗な高松空港に、少しずつ参加者が集まってきました。
この日の目的は、高松空港とANA、そして瀬戸内そらバスの特別企画「高松空港 夜明けのランウェイバスツアー」。普段は立ち入ることのできない空港エリアをオープントップバスで巡り、滑走路を走行するほか、航空機や空港消防車両を間近で見学できるという特別なツアーです。


開催時間は午前4時45分から7時15分まで。40名限定で募集された今回のツアーは完売となり、飛行機好きの人はもちろん、親子連れなど幅広い参加者が集まりました。ガーカガワも同行取材し、夜明け前から朝へと移り変わっていく高松空港を体験してきました。
夜明け前の滑走路をオープントップバスで走行

午前4時45分、いよいよ「瀬戸内そらバス」が出発。まだ空港周辺は暗く、ターミナルなどの明かりが夜の空港に浮かび上がっています。
今回使用されたのは、屋根のないオープントップバス。普段なら空港の外から眺めるだけのエリアを、バスの車内から直接見ることができます。
もちろん空港保安上、自由に移動できるわけではありませんが、空港職員さんの案内を聞きながら普段とは違う場所を巡っていくと、それだけでちょっとした冒険気分です。
そして、保安車両に誘導され滑走路の先端へ。ここでは実際に滑走路に降り立ち、その空気感を肌で感じることができます。

空港職員さんの解説では、滑走路にあるそれぞれのライトや路面に書かれた数字の意味や役割など、ここでしか知る事のできないトリビア的な話を披露。皆さん熱心に耳を傾けていました。

そして、高松空港社長の平瀬さんによるカウントダウンで、滑走路のライトが点灯。参加者の皆さんから歓声が沸きました。


その後は思い思いに滑走路を歩いたり、寝転んでみたり、記念撮影をしてみたりと、しばし非現実な空間での時間を過ごされました。


そして今回の最大の見どころが、早朝の滑走路走行。飛行機が離着陸する滑走路をバスで走るという、一般の空港利用ではまず経験できない時間です。
暗闇の中を進んでいくそらバスの前方には、滑走路や誘導路の灯りが連なっています。空港という場所は昼間に見ると機能的な施設ですが、まだ人の気配が少ない夜明け前は、どこか静かで幻想的な雰囲気。オープントップバスならではの開放感もあり、普段知っている高松空港とは少し違った表情を見ることができました。


滑走路を巡った後は、航空機の見学へ。バスを降りて機体の近くまで移動すると、普段ターミナルや展望デッキから見る飛行機とは、やはり迫力が違います。


この日に合わせて、ANAが朝一の便に「ポケモンジェット」を運行するというサプライズも。
機体についての説明も行われ、参加者は航空機を間近に眺めながら耳を傾けていました。機体をバックに記念撮影をする時間も設けられ、あちこちでカメラやスマートフォンを向ける姿も見られました。



航空機だけじゃない。空港消防車両も間近で見学
続いて向かったのは、空港消防車両です。

空港の安全を支える消防車両は、一般的な消防車とは異なる大型の車両が使われています。実際に目の前にすると、その大きさや装備に圧倒されます。

このツアーでは車両を間近で見学できるだけでなく、説明を聞いたり、乗車体験をしたりする時間も用意されていました。飛行機に注目しがちな空港ですが、こうした航空機の運航を支える仕事や設備に触れられるのも、普段の空港見学とは違うポイントです。


特に子どもたちにとっては、航空機と大型消防車両を一度に間近で見られる貴重な機会。参加者たちは思い思いに写真を撮りながら、早朝の空港見学を楽しんでいました。
最後は出発便をみんなでお見送り

ツアーの最後は、出発便のお見送りです。
すっかり明るくなった高松空港で、参加者たちはこれから空へ飛び立つ航空機を見守ります。夜明け前の4時台に始まったツアーでしたが、この頃にはすっかり朝の空港の風景に。


先発のJAL便が目の前で離陸していくのを見送った後、

ANAのポケモンジェットが飛び立ちます。
こちらからは豆粒のようにしか見えなかったのですが、旅客ターミナル側ではヤドンのファンサービスも行われていたようです。

先ほどのJAL便より機体が大きいので、滑走路での走行距離が長いのだそう。
さらに、普段は東から西へ離陸していくことが多いそうですが、この日は風向きの関係で西から東に向って離陸していくというレアな状況。迫力ある離陸シーンを間近に眺めることができました。


たまやーっ!
花火ちゃうけど、あまりの迫力に思わずそう叫んでしまいました。

暗闇の中を瀬戸内そらバスで走り、航空機や消防車両を間近で見学。そして最後は、実際に飛び立っていく航空機を見送る。約2時間半のツアーは、こうして終了しました。
普段、高松空港を利用するときには、チェックインして保安検査を通り、搭乗口へ向かうというのが一般的です。しかし今回のツアーでは、その裏側にある滑走路や空港の施設、そこで働く人たちの存在を少し違った角度から見ることができました。これは航空ファンならずとも、大満足なツアーだったのではないでしょうか?
今回の「高松空港 夜明けのランウェイバスツアー」は終了していますが、瀬戸内そらバスでは今後も通常の観光ツアーに加えて、こうした特別企画もぜひ継続して行っていきたいとのこと。
「飛行機を見る」という目的だけで高松空港を訪れるのとは、また違った楽しみ方。今回のような機会があれば、次はどんな空港の表情を見せてくれるのか、今後の企画にも期待したいところです。

おしまい。
