
先月、神戸カニツアーの同行記事を掲載しましたが、どうせ食べるなら本場の日本海でもたっぷり食べたい!
そんな欲求がふつふつと湧いてきたところに、鳥取・境港で紅ズワイガニ食べ放題、さらに一度は行ってみたいと思っていた足立美術館にも立ち寄る日帰りバスツアーが目に留まったので、またもや同行させていただきました。
今回もお世話になったのが、トラベルビジョンさんが催行する「本物のかにを味わう♪日本海境港で地物紅ズワイガニ食べ放題と足立美術館」という日帰りバスツアーです。
バスツアーは、団体行動に縛られてしまうデメリットはありますが、お手頃価格で、しかも旅の行程はすべて人任せなので楽ちん! 車だと我慢しないといけないお酒だって飲めたりするので、個人旅行とはまた違った旅の楽しさがあります。
新聞の折込チラシを見るたびに気になっている人もいると思うので、実際の様子をぜひご覧ください。
車窓から雄大な大山がお出迎え!カニも芸術も楽しめる欲ばりコース

高松の杣場川駐車場を朝7:20分に出発し、JR高松駅、ゆめタウン高松前、坂出駅に立ち寄り、一路日本海へ。
日曜日のツアーということもあって、お子さん連れのファミリーから若い女性、ご高齢の夫婦など幅広い世代のお客さんが参加、ほぼ満席に近い人気ツアーです。バスツアーというと高齢者が多い印象ですが、曜日やツアー内容によっては意外と若い人たちも利用されているようです。
バスは瀬戸大橋を渡って本州へ。普段乗用車で走り慣れていると、高さのある貸切バスからの眺めはさらに視界が開けているように感じます。

ここから最初の目的地である境港までは休憩も入れて3時間ぐらいかかるので寝て過ごしてもいいですね。私は電車や飛行機だと小説を読んで過ごすことが多いのですが、バスは揺れるので窓の外を眺めてぼーっとしています。
ただ今回は、何度かバスツアーに参加するうち仲良くなってしまった添乗員さんが結構話し好きな人なので、たわいもない会話をするか、漫談… いや、道中のガイドを聞いたりするうちに、あっという間に時間が経ってしまいました。
気付けば岡山県と鳥取県の県境付近。まだ雪が残っています…

そして休憩で立ち寄った蒜山高原サービスエリアからは、しっかり雪に覆われた雄大な大山が我々を出迎えてくれました。

こんなにくっきり見えることは珍しいそうです。

なんだかいきなり得した気分でさらに北上し、気が付けば山陰の風景へ。目的地の境港が近づくにつれ、期待も高まります。
そして最初に訪れたのは、境港の丸八水産直営店「かにのまるはち」。

そう、本日のメインイベント! 紅ズワイガニの姿まるごと食べ放題です!!

最初に各テーブルにカニ3杯がセットされ、そこから60分間好きなだけおかわりできます。てゆうか、なぜか4杯セットされてた!
グループで参加された皆さんのテーブルには人数×4杯がどーんと積まれているので、圧巻すぎる光景となっています。すごっ!

軽くシステムを説明すると、食べ放題の時間は60分間。その間にあらかじめセットしてある4杯を食べきったら、残り10分まで1杯ずつ追加で頼むことができます。添乗員さんいわく、普通に5杯、6杯食べる人もザラにいるんだとか。もし、最初にセットしている4杯を食べきれなかった場合はお持ち帰りできます。
お店のおかみさんからシステムや上手なカニの食べ方などの説明のあとタイマーがセットされ、60分1本勝負のスタートです。
てか、顔から撮ったら怖い!(笑)

地元、境港で水揚げされたものを自社工場で茹で上げるので味が濃厚! 姿のまま茹でたカニなので、身はもちろん、カニ味噌までしっかり味わえるのが魅力。ベタベタの手でそうそうカメラを触れないので写真はないのですが、身もぎっしり詰まっていて食べ応えありです。

相席していただいた女性は二度目の参加だそうで「身を集めてカニ丼にしたら美味しいですよ~!」と、おすすめの食べ方を教えてくれました。この女性には食事中もいろいろと親切にしていただき、さらには帰り際にお土産までいただきました。この場を借りてありがとうございました! 添乗員さんも運転手さんも大変喜ばれていましたよ~!
という事でご飯にカニの身をたっぷりのせてカニ丼! これが激うまっす!!

そのまま何口か食べたら、備え付けのカニ酢を少しかけてみて。味変してさらに驚愕の美味しさになります!
結局、ひとつひとつの仕事を丁寧にこなす私の職人魂が災いしてか(どこがやねん!)時間内に2杯しか食べることが出来なかったのですが、残り2杯は家に持ち帰って、家族みんなで美味しくいただきました。
お腹いっぱいになった後は、海産物店「大漁市場なかうら」へ。

境港は山陰有数の漁港だけあって、カニはもちろん、干物や海産珍味、ご当地お土産まで海の幸がずらり。



そして圧巻はやっぱりカニコーナーです。

1杯数万円もする高級松葉ガニから1,500円ぐらいのお手頃な紅ズワイガニまで、どどどーーんと並んでいる姿はまさに圧巻! クール便で宅配することもできるので、お土産に何杯も買われている方もいました。


個人的に私が気になったのは一夜干しの干物。軽く焼いて食べたらお酒が進みそう! もちろん冷酒で。

さらにカニを食べた後でも、つい買いたくなる品が多く、参加者の皆さんもお土産探しを楽しんでいました。
世界が認めた庭園へ。足立美術館の春季特別展

境港を後にし、バスは足立美術館のある島根県安来市へ。
途中、皆生海岸から日本海の荒波を望み、正面に見える大山を再び拝みながらの車窓もいいものです。この道路もこれまで何度か走ったことがあるのですが、いずれも自分が運転していたのでじっくり見ることはありませんでした。
「うわぁーっ、この景色撮りたいな~っ、でも車を停めるところないしな…」なんて、景観カメラマンなら何度も経験するあるあるな場面でも、バス旅ならその瞬間に撮れるのが地味に嬉しい!

県をまたぐと言っても、境港から米子を経て島根県はすぐ隣なので、足立美術館までは50分ほどで到着しました。

ここは米誌の日本庭園ランキングで長年1位に選ばれていることで有名な美術館です。
ちょうど館内では春季特別展が5月31日まで開催中。春季特別展「日本画ハイライト~足立美術館とっておきの名画~」では、同館が誇る近代日本画コレクションの名品を一堂に展示。横山大観、竹内栖鳳、上村松園など、明治から昭和にかけて活躍した巨匠たちの作品が並び、風景画や花鳥画、美人画など多彩な表現を楽しめます。
そして足立美術館と言えばこの圧巻の日本庭園!


この日本庭園は、「庭園もまた一幅の絵画である」という創設者・足立全康氏の理念のもと造られました。
約16万5千平方メートルの敷地には、枯山水庭、苔庭、白砂青松庭など多彩な庭園が広がり、四季や天候によって表情を変える景観が魅力です。周囲の山々を借景として取り込んだ構成も特徴で、まるで生きた日本画を眺めているような美しさです。
庭園を額縁で飾ったかのような写真が撮れる場所もあります。水平垂直をしっかり意識して撮るのがポイント。

よく見ると、庭園の奥に滝も見えます。

雪が積もるとまた綺麗なんでしょうね。いつか雪景色も見てみたいです。

横山大観、竹内栖鳳、上村松園などの絵画も見事でした。絵画などは撮影が禁止なので、実際にぜひ行ってみて、その世界観にどっぷり浸ってみましょう。
という事で、今回はカニもアートも満喫! 満足度の高い日帰りバスツアーの様子をお届けしました。
ツアーは、日本海の紅ズワイガニ食べ放題、海産物のお買い物、そして日本庭園日本一の美術館と、グルメと観光のバランスが絶妙なコース。
移動はバスにお任せなので、気軽に日本海まで行けるのも魅力です。「カニを思いきり食べたい!」そんな人には、かなり満足度の高い日帰り旅じゃないでしょうか。
帰りも大山が見送ってくれました。

この記事を見てめっちゃカニが食べたくなったあなた!
カニのシーズンはもうそろそろ終わりだと諦めていませんか? ところが、境港では紅ズワイガニの漁期は6月30日までなんです。
トラベルビジョンさんからも高松・宇多津発の境港カニ食べ放題ツアーが5月16日に開催されるので、ご興味のある方はぜひどうぞ!
⇒ トラベルビジョン
取材協力 = 株式会社トラベルビジョン
