
すでに何度か同行取材させていただいている二階建てオープントップバスの「瀬戸内そらバス®」。今回は、町中にしだれ桜が咲き誇る、まさに楽園のような町に行くというので同行させてもらいました。行先は徳島県神山町。
なのですが…
この日の天気はめっちゃどんより。朝8時の高松駅前では辛うじて雨は免れたのですが、天気予報によるとこれからさらに下り坂で、今後、激しい雨に見舞われるとのこと。

ただ、桜の花自体は雨が降ると瑞々しくなって逆に美しかったりするんですよね。
また、屋根のない開放感のある瀬戸内そらバスですが、「雨が降ったらどうなるの?」なんて心配な声も聞かれたので、それはそれでちょうど良い機会になるかもしれません。
という事で、雨なら雨なりの楽しみ方があると気を取り直して出発しましょう!
雨が幸いして混雑なし!意外と楽しめた日帰りバス旅行

事前の情報ではほぼ満席という話だったのですが、何日も前から雨予報だったので直前にキャンセルも多かった様子。オープントップバスの開放感を目当てに予約される人も多いので、天候にある程度左右されるのは仕方のない事かもしれません。
朝の時点ではまだ雨が降ってなかったので、まずはフルオープンで高松駅を出発。こうやって二階の高さから眺める高松の街は、普段見慣れた景色とはまた違ったように見えます。

やがてバスは高松自動車道へ。まだ雨は降っていないのですが、高速道路を走行するのでいったん屋根を閉じます。屋根は幌タイプなので、一般的な観光バスより騒音はやや高めですが不快なほどではありません。てか、これはこれで面白い。

四国地方はまさに春爛漫、あちこちで咲く桜の花を車窓に見ながら約2時間ほどで徳島県神山町に入りました。

もう少し天気は持ちそうかな…
という事で神山町に入ったところで屋根をフルオープン。この後ずっと雨に見舞われたのでほんの数分だったのですが、開放感のある写真をたっぷり撮らせていただきました。
なかなかいい感じでしょう?



その後は予報どおり雨が降り出したので屋根を閉めての走行となりましたが、さすが日本一美しいしだれ桜の町と言われるだけあって、車窓からは美しい眺めが続きます。


ほんと、どの道を走ってもしだれ桜が窓から途切れることがないほどで、町全体で推計1万本はあるんじゃないかと言われているそうです。
元々はあるご夫婦が苗木の育成を始めたそうですが、1996年頃から「神山をしだれ桜で日本一美しい町にしよう」と町内有志による植栽活動を開始、今では多くの観光客が押し寄せる美しい町になりました。

毎年しだれ桜の時期になると、土日は特に渋滞になるほど人がやってくるそう。快適に道を進み、時に見どころスポットに停車しながらしだれ桜の町を楽しめたのも、この雨のせいで一般の行楽客が少なかったからこそ。雨は雨なりに利点があるものです。
運転手さんが機転を利かせてくれて、特にしだれ桜の美しいスポットや道の駅に立ち寄ってくれました。結果的にこの後向かう「神山森林公園イルローザの森」の滞在時間は減りましたが、この雨ですからね、ナイスな判断だったと思います。
傘を差しながらですが、おかげでたっぷり写真を撮ることができました。



道の駅ではツバメも雨宿り。かわいい!

昼食は、神山町で採れた野菜や食材を中心としたランチが楽しめる「かま屋」さん。Googleマップのクチコミ評価も3.9という人気のお店です。


週替わりのランチは、新玉ねぎのオニオンリングが添えられた阿波美豚のローストポークに、ハーブサラダ、山芋とごまのスープ、釜炊き椎茸ご飯など。

ひとつひとつの料理に使われている食材などが説明されていて、とっても親切。ランチに込められたストーリーも感じて、さらに美味しく感じました。


料理自体も素朴でやさしい味。新鮮なものなので、素材そのものの味がしっかり楽しめました。
また、かま屋さんには併設のパン屋さんもあって、雨の日にもかかわらず多くのお客さんで賑わっていました。あまり時間がなくてパンが買えなかったので、次はなんでもない平日に立ち寄ってみたい。


食後はふたたび美しいしだれ桜を眺めながら道中を進み、

本来ならメインイベントとなる「神山森林公園イルローザの森」に到着しましたが…

さすがにこの雨では予定されていた桜まつりも中止の様子。バスツアーのお客さんの中には傘を差して散策される猛者もいらしたようですが、私は来年また来ようと思い直し、無理せずバスの中でツアーに付いてくるおやつを食べながら過ごさせていただきました。

という事で、イルローザの森だけが心残りだったのですが、雨の瀬戸内そらバスツアーの模様をお届けしました。
ざっくりと感想を言うと、ほとんど神山町では屋根オープンで走行できなかったので、そらバス目当ての人にとっては残念だったと思います。一方で、しだれ桜と人気のランチがお目当てで、そらバスはプラスアルファぐらいの感覚で参加された人にとっては、むしろ晴天より良かったんじゃないでしょうか。
先ほども触れましたが、雨のおかげで渋滞に巻き込まれる事もなかったし、しだれ桜も思った以上に綺麗でした。
晴れた日はとても気持ちいいのですが、花そのものの撮影となると、日光による陰影が変に出たりして、実は曇りや雨の日の方が綺麗に撮れたりします。また、雨のしずくが花びらについて瑞々しい画が撮れたりと、参加された皆さんもスマホで綺麗な写真をたっぷり撮影されていました。
そう思うと、参加者の方がちょこっと話されていた「雨が降るのでどうしようかと思ったが、本当に来てよかった」というのもうなづけます。
雨は雨なりに十分楽しめたバスツアーでした。

おしまい。
取材協力 = マルイ観光バス株式会社
