香川県宇多津町で開催された、ボンド杯争奪第21回全日本こども囲碁チャンピオン戦四国大会の模様をリポートします。
こんにちは。
相変わらず囲碁がまったく上達しないガーハラダです。
今回は、宇多津町で開催されたこども囲碁大会の模様をサクッとリポートしますね。
これがなかなかの熱戦だったのです。
ボンド杯争奪 第21回全日本こども囲碁チャンピオン戦 四国大会
子供たちへの囲碁の普及を目的とした本大会は、各地区大会を勝ち進んだ精鋭たちが一堂に会し、日本一を決める大会です。
今回は、その四国地区大会として、全国大会への出場を賭けた「代表決定戦」、そして初心者や小さなお子様でも気軽に参加できる「ハンデ戦」が開催されました。
各地域に子供向けの囲碁教室があって、普段から仲の良い子との同門対決や、あまり対戦した事のない他地区の子とのちょっと緊張する対決など、なかなかの賑わいでした。
小学校高学年ともなると、この鮮やかな手つき(笑)
運営スタッフの石田さんが、「これは純粋な子供ならではの対局」と、しきりに感心していたのがこちら。
こういう天真爛漫な打ち方は、大人ではなかなか出来ないそうです。
大会の進行に合わせて順次お弁当が振舞われました。
たっぷり囲碁ができて、お弁当も出て、参加費がひとり1,000円ですからね。運営さんはほとんどボランティアです。
みんなで食べるお弁当はおいしい!(笑)
こういうのを見てるとほのぼのとしてきますよね。
プロ棋士、佐田篤史三段による指導碁も開催!
この日は、大会に出るだけではなく、これから囲碁を始めたいちびっ子達向けに囲碁教室も開催されていました。
囲碁に興味のあるお子さんは、まずは囲碁教室に参加されてみるのもいいですね。
いきなり地域の教室に行くのは敷居が高いかもしれませんが、こういうイベントでの教室はふらっと気軽に参加できるのが良いところです。
そして!
今回は、関西棋院からプロ棋士がゲストとして呼ばれていました。
佐田篤史 三段
優しそうなお兄さんでしょう?(笑)
子供たちも、対局の合間に指導碁をしてもらってました。
プロ棋士から直接教えてもらえる事なんてなかなかないですよ。
せっかくなので、少しお話をお聞きしました。
子供の場合は理屈ではなく、まずは囲碁の楽しさを知る事。
今まで知らなかった打ち方を知る事で、少しずつ上達していく。子供さんは特に上達するのが早いですからね、できなかった事ができるようになる楽しさは、大人の比じゃないと思います。
ニコニコ笑顔で優しく教える佐田先生のキャラも、子供たちに囲碁の楽しさが伝わる大きな要素かもしれませんね。
そして、いよいよ対戦成績の発表!
大会はお昼をはさんで、クラスにより3回~4回の対局を行い、その勝率やハンデなどを加味して順位が決まります。
対局が終わった子たちは、もうドキドキです。
私、3番か4番かも・・・
と、結果が待ち遠しい様子です(笑)
こちらは、負けちゃって悔し泣きするボクちゃん(笑)
ドラマですよね~!
最近は、運動会のかけっこでも順位を決めないそうですが、
やっぱり子供であっても勝ち負けのかかった真剣勝負は貴重な経験ですよね。
こういう負けた悔しさを知っている子は、きっと強くなると思います。
将来、有名なプロ棋士になった時には、きっとこの写真は情熱大陸で流れる事でしょう(笑)
そして、各クラスの順位が出て、1位~3位までの表彰式となりました。
今回は、取材も兼ねてカメラマンも行いましたので、せっかくなので各クラスの優秀者をご紹介しますね!
みんな、おめでとう!
残念ながら上位入賞しなかったちびっこ達も、みんなよく頑張りました。
全国大会に出場する2名の皆さんは、チャンピオン目指して頑張りましょう!
おじさんも陰ながら応援しています(笑)
今回は幼稚園・保育園のちびっこから中学生までたくさんの参加者があったのですが、感心した事に、誰も走り回ったり、大騒ぎしたりという事がなかったんですよね。
もちろん、対局の合間やお昼休みなどは子供ならではの雰囲気はありましたが、対局中は真剣そのもの。また、他の子の対局を見る眼差しもお行儀が本当に良かったのが印象的でした。
また、何人かのお子さんとも話したりしたのですが、みんな大人慣れしているというか、しゃんとしているんですよね。
囲碁は知育に良い事は知られていますが、礼に始まり礼に終わる囲碁は、子供たちの成長に良い影響を与えている事が今回の大会でも知る事ができました。
子供の成長に良い影響が出る囲碁。
小さいお子さんをお持ちの親御さん。こういうのもアリかもしれませんよ~!
おしまい。
◆取材協力:日本棋院香川県本部
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