
いやもう、最初に言います。台湾ナメてたわ~!
ほんと、こんなに魅力的で楽しい場所だとは、実際に行ってみるまで想像もしていませんでした。よく海外旅行に行くと世界観が変わると言いますが、若い人だけでなく、余程の事じゃないと感動することができなくなった中高年の皆さんにこそ行ってもらいたいと思ったぐらいです。
実は今回、台中国際空港及び台湾中部エリアの観光局の皆さんのご案内で、高松空港のスタッフさんたちとファムツアーのような形で3泊4日の日程で参加させていただきました。台中市内の観光スポットのほか、台湾最大の湖・日月潭や亜熱帯のオシャレカフェ・アニープリンセスガーデン、ヨーロッパの古城のような城が建つ荘園・新社古堡花園などなど、台湾中部の魅力的なスポットをたっぷり巡ってきたので、それらを3回に分けて紹介したいと思います。
その第1回目の本項は、高松空港から台中までのアクセスや台中市内のスポットをたっぷり紹介します!
高松空港から台中まで直行便で3時間ちょっと!意外と近い海外旅行

という事で出発は高松空港から。
高松空港から台湾へは台北線が毎日運航、さらに台中線が週5往復運航の計2路線が運航中なのでめっちゃ便利! 今回利用するのはスターラックス航空の台中直行便です。
スターラックス航空は、台湾で最も新しい航空会社で、洗練されたサービスと上質な機内体験を特徴とするフルサービスキャリア。デザインや機内食、ホスピタリティへのこだわりが高く評価され、今年SKYTRAX社のFIVESTARを受賞されたそうです。
ちなみに、高松空港発の国際線を利用される人向けに、2026年3月31日まで7泊8日を上限に香南パーキングの駐車料が無料となるキャンペーンが実施されているので有難く利用させていただきました。
⇒ 高松空港国際線駐車場無料キャンペーン
スターラックス航空のエアーチケットにはスヌーピーのイラストが! 12月31日まで「PEANUTS×STARLUX」のコラボ・キャンペーンが行われているようで、スターラックス航空はスヌーピーだらけです(笑)

1階で搭乗手続きを終えて2階の国際線搭乗口へ。途中、台湾の2空港と連結協定を結んだという案内板も。あらかじめ観光スポットなど予習していおいても良いかも。

免税店にはROYCE’のチョコが売っていて後ろ髪を引かれましたが、高級感漂うスターラックス航空の機内に乗り込みました。
乗客の多くは高松から台中へ戻られる人たちのようで、機内ではすでに中国語が多く聞かれ、国際線らしい活気が感じられます。

定刻の13:20に高松空港を出発したJX301便は一路台中国際空港へ。台中へは15:40着ですが、日本との時差が1時間あるので実際には3時間20分のフライトです。
離陸後しばらくして機内食が配られるので、お昼は抜いておくか、軽く済ませる程度にしておいた方がよさそう。そして、またしてもスヌーピーと仲間たちがかわいい(笑)

カトラリーがプラスチックじゃないのもいい! 環境への配慮から、エコノミークラスでもプラスチックではなくオリジナルの金属製カトラリーが使われており、こんなところにもスターラックス航空らしいこだわりが感じられます。
この日のメインは南乳焼肉飯という豚肉のソテーと、パイナップルとココナッツのケーキ、季節のフルーツ。今回最初の台湾飯しはあったかくて美味しかった!
ちなみに台湾入国時はフルーツ類の持ち込み禁止なので、残ったからといってくれぐれも持ち帰らないように!

各席に装備されているモニターにはフライトの情報や機内販売、国内外の映画などが楽しめるエンタテインメントも充実。でも、さて映画でも見ようかなと思った時にはすでにフライト時間の残りが2時間切っていて、長編の映画は見れないという近距離フライトあるあるな事になりました。

そして、懐かしの映画「トップ・ガン」をセルフダイジェストで見ているうちにあっという間に台湾上空。台中市中心部に差し掛かったところで、今回の観光コースには入ってないけどぜひ見てみたかった台中国家歌劇院が上空から見れたのでラッキーでした。ちなみに日本人の建築家が設計されたそうです。
その後、特になんの問題もなく優しい着陸で台中国際空港へ到着。定刻どおりでした。


ここで台湾入国について少し説明をすると、まず「台湾オンライン入国カード(TWAC)」の事前登録が必須です。登録は入国予定日の3日前から可能で、公式サイト「Taiwan Arrival Card」から行います。手続きはパスポートの記載内容や滞在先、滞在目的などの簡単な入力なのですが、YouTubeで「TWAC」と検索すると説明動画がたくさん出てくるので参考にされると良いと思います。
申請完了しておけば、到着空港の入国審査でパスポートを提示するだけでオンライン登録の情報が自動表示されるようで、特に何か質問をされることもなくすんなりと通過できます。ただし、TWACの入力ミスがあると入国審査時に別窓口に連れて行かれて、ちょっと恥ずかしいのでご注意ください。
また、台湾通貨への両替は空港にある臺灣銀行の窓口で済ましておくと比較的レートが良いそうです。ちなみにコンビニや大きなお土産店、ホテル、レストラン等ではクレカが使用できますが、市中の個人商店や夜市、路線バス(※現地ICカードも使用可)などでは現金しか使えないことがほとんどです。
洗練された大都市なのに、どこか懐かしい風景が広がる雑多な街・台中を散策する

台中国際空港から台中市内(台中駅)へは車で約45分。我々はファムツアーということで全行程に貸切バスを手配していただいたのですが、個人旅行の場合は路線バスかタクシーの利用となります。タクシーはUBERを使った方がアプリ上で行先から決済まで完結するそうなので、おすすめとのこと。
台中国際空港から台鐵台中駅までの行き方については高松空港さんが詳しく動画にまとめてくれているので貼り付けておきます。
今回の台中滞在は、街の中心部に近い「金典綠園道商旅(Park Lane Inn)」というホテル。いったんホテルへチェックインした後、台中国際空港と台湾中部エリアの観光局の皆さんが歓迎夕食会を開いてくれました。料理は豪華だし、飲めや歌えの大宴会で、言葉は分からなかったけどめっちゃ楽しかった!

歓迎会の後は、どうしても行きたかったあの場所へ。路線バスで20元(日本円で100円位)払ってまずは台中駅まで。

台湾第二の都市である台中市の中心駅だけあって立派なもの。ちなみに人口約286万人と言うから大阪市と同じくらいでしょうか。
現在の台中駅の隣には、日本統治時代の1917年に建設された旧駅舎も残っています。現在は使用されていないようですが、東京駅をデザインした建築家辰野金吾の設計スタイル「辰野式」というデザイン方式を採用した赤煉瓦の美しい建物です。

先ほど大阪市の人口と同じくらいと書きましたが、日本の大都市にありがちな高層ビルが立ち並ぶ駅前の風景とは違って、どちらかというと小さなビルや商店が軒を連ねる懐かしい街の雰囲気。レトロ好きにはたまらないと思います。


車の通行が日本とは逆の右側通行だし、歩行者優先みたいな概念が薄いのか交差点などでは少し注意が必要なのですが、治安が悪い印象もなく日本と同じ感覚で歩けます。ただし油断は禁物なのはどこも変わりはありませんが…

宮原眼科
台中駅から歩くこと4~5分、目的地である宮原眼科に到着しました。

宮原眼科は1927年に日本人眼科医で医学博士でもある宮原武熊氏が建設し、日本統治時代には台中で最大規模の眼科診療所だったそうです。その後紆余曲折があって、現在では台湾名物のパイナップルケーキや各種お菓子などのショップになっています。
そして、圧巻なのがこの店内!

まるでハリー・ポッターに出てくるホグワーツ魔法魔術学校のようだと人気に火が付き、台中を代表する観光スポットのひとつになっているそうです。
クリスマスシーズンに入ったので、さらに魔法の国のようで異世界感ハンパない!


販売されているお菓子なども見てみましたが、価格的には日本のデパートと変わらないぐらいかな? パッケージがいちいち可愛いので、つい手が出てしまいそうです。


SNSなどで特に話題になっているのはてんこ盛りのアイスクリーム。いったんお店の外に出て…

好きなフレーバーやトッピングを選択しますが、スタッフさんは日本人観光客にも慣れているようで、中国語が分からなくてもなんとかなりました。
これで日本円にしておおよそ1,800円ぐらいだったかな… めっちゃてんこ盛り(笑)

宮原眼科は21時まで営業しているので、夜遊びがてら立ち寄ってもいいかもしれません。
台中の街歩き
翌日から観光スケジュールで一杯の団体行動になるので、2日目の朝は早起きして集合時間前に軽く1時間ほどホテル周辺を散策してみました。

大通りを少し歩くだけで「ザ・台湾」と言った街の風景が広がります。この一見無秩序で好き勝手に出しまくっているように見える看板や、日本で言う昭和感たっぷりな建物もバラバラなんだけど、街全体で見ると妙に調和しているように見えるから不思議です。
ビルなどの各建物の1階部分はセットバックされていて、屋根のある歩道になっているのですが、建物の前は自分たちのものとばかりに好きなように使っているから段差がありすぎてうかうか歩いてられない。そうかと思えば歩道部分が完全に増築されていて店舗になっていたりするので、その都度車道を歩くハメになる。そして、その横をビュンビュン通り過ぎるスクーター。てか、スクーター多すぎるやろ!(笑)

日本では軽自動車というカテゴリーがありますが、台湾ではいきなり普通車なので、どうしてもスクーターが増えてしまうのかなと想像してみたり。それにしても自由すぎる(笑)


てか、「おっさん誰やねん!」みたいな顔して見られてるやん!(笑)
都市公園みたいな場所では、おばさんたちが集団で太極拳みたいな体操をしていたり、おっちゃんが将棋のようなオセロのような変わったゲームに没頭していたり、市民の皆さんの普段通りの暮らしを垣間見たようで、散策がめっちゃ楽しかった。


取材というわけでもないのですが、いつものノリでベンチでぼーっとしているおっちゃんに「ニーハオ」と挨拶してみたり、犬連れのおばさんに「かわいいね~!」なんて声かけてみたのですが、皆さん笑顔で、なんかよくわからないけど会話ができて楽しかったです。ほんと、いい人ばかり。
ちなみに、コンビニなどでは割と「ニーハオ」「シェイシェイ」みたいな挨拶はみんなしていて、台湾旅行を案内する動画などでは「お店ではニーハオと挨拶してみよう」なんて言ってるのでその通りにしてみたら、普通に現地人と間違われて中国語でどぎゃーっと矢継ぎ早に(多分ポイントカードありますか?とかレジ袋いりますか?的なこと)聞かれて思わずフリーズしてしまいました。
中国語チャレンジみたいな人にはおすすめしますが、ここは普通に英語で「Good morning」や「Hello」って挨拶した方が逆に親切かもしれません。お互い片言の英語になるので、意外と意思疎通できますしね。滞在中に一度「こんにちは」を試してみたら、それまで仏頂面だった店員さんがめっちゃ笑顔で「お元気ですか?」と返してくれました。若い人たちはアニメが人気のようなので、親日家が多いのかもしれません。

観光スポットのひとつ、審計新村にも立ち寄ってみました。ここは、かつての公務員宿舎を再利用したリノベーションエリアだそうで、オシャレなカフェや雑貨店などがたくさんありました。朝早くてどこもまだ開いてなかったので、機会があればまた行ってみたいです。



台中市第二市場
いったんホテルへ戻り、朝食を済ませてからツアーの皆さんと合流。ここからは団体行動です。
貸切バスに乗ると、今日は雨が降るかもしれないのでと、台中国際空港さんからオリジナルキャップをいただきました。つばが広くてかっこいい!

ファムツアーの2日目は台中市第二市場の見学から。創設100年の歴史を誇る第二市場は日本統治時代には「新富町市場」と呼ばれていたそうで、当時は高級品を専門に扱う市場で、「日本人の市場」とも呼ばれていたそうです。
この第二市場をアテンドしてくれるのは現地ガイドの林(リン)さん。そして埼玉出身の日本人で、現在は台湾に住む傍ら、台湾の女子旅におすすめな現地情報を発信されている Renaさん(Instagram @taiwan_rena)が合流してくれます。

ガイドの林さんは、めっちゃ元気! 自己紹介もそこそこにいきなりテレサ・テンの歌を披露してくれました。超楽しい!

台中市は台湾でも珍しい、街の中に川が何本も流れる景観の良い都市なんだそう。街の中には「古道」と呼ばれる古い細い路地も残っているそうで、そのひとつである「柳川古道」を通って第二市場に至る、とっておきのコースを案内してくれました。


細い路地ですが、人々の生活感があって良い感じ。もともとは柳川という水路のそばにできた古い街並みで、一部リノベーションされてレトロとアートが融合する散策路にもなっているそう。


柳川古道の外れには、昭和の頃にタイムスリップしたかのような懐かしい駄菓子屋さんもありました。


日本でもお馴染みの駄菓子や、得体の知れないもの…と言っては失礼ですが、現地では昔から食べられている珍しいものまで、店内に所狭しと並んでいます。台湾に駄菓子屋さんがあるのにも驚きましたが、日本のように懐古ブームに乗って開店したものではなく、ずっと昔から営まれていることにも驚きました。
せっかくなので、お店の奥さんと。「駄菓子屋のおばちゃん」とはとても呼べない、上品で笑顔がとっても素敵なマダムでした。

そして、何やらこってりとした街並みが見えてきたと思ったら…

市場の中はさらにこってりとした雰囲気の台中市第二市場です。


市場の中には神社もあったりして、まさに庶民の台所。日本ではすっかり消え去ってしまった、生活そのものに密着した市場といった印象です。

台湾は外食文化が定着しているそうで、基本的に朝昼晩の食事は外食で済ますことが多いそう。そう言えば、早朝に市内を徘徊した際も飯し屋といった趣のお店が何店も営業していました。
ここ第二市場にも早朝から営業しているお店があって、この時は朝の10時頃だったかな、すでに営業時間が終わっているお店もありました。そして、10時頃という中途半端な時間にもかかわらず行列ができるお店がこちら。山河魯肉飯っていうお店なのかな?


ガイドさんがいろいろ説明してくれていたのですが、撮影に夢中になっていてほぼ記憶に残っていません…
でも、行列している人のほとんどはその場で食べるのではなく、お弁当を買っているようです。なるほど。
「せっかくなので皆さんで味見をしてみましょう!」
この瞬間、ツアー参加者の皆さんが一斉に顔を見合したのはきっと同じ思いだったに違いない。「いや、さっきたらふく朝食を食べたばかりやん!(苦笑)」


でも、ひと口食べるとこれが実に旨いのです。甘辛く煮こんだ何か分からないお肉が胃のスイッチを入れまくる感じで、あっという間に完食してしまいました。

ちなみに菜っ葉のようなものが入ったスープ(麻薏湯だっけか?)は、ひと口いただきましたが、モロヘイヤっぼくて私にはちょっと苦手な味でした。せっかくなのにすみません、、
でも、この老頼紅茶は冷たくてほんのり甘くて美味しかったです! 地元の人たちにもめっちゃ人気なんだそうです。

台中市第二市場はまさに現地の生活に密着した市場という感じなので、日本人にとっては美味しいと感じるものと、そうでないものもあるかもしれません。それは、例えば外国人が日本の納豆をどう感じるのかと似ていて、食文化が変われば合う合わないは必ず出てくると思います。
でも、そういったものも含めて現地の食に触れるのが旅の醍醐味のひとつですので、ここはぜひ体験してほしいですね。思わず顔をしかめてしまった麻薏湯も、今思えば楽しかった(笑)

という事で、第1回目から書きたい事がありすぎて、えらい長文になってしまいましたが、どこか懐かしい風景が雑多に残る大都会・台中市内をお届けしました。
この後、さっきの駄菓子屋さんでゲットした駄菓子を食べつつバスに揺られて台湾随一の美しい湖に向かいましたので、この後の様子は次の記事をぜひどうぞ!

つづく。
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モデル = Rena(Instagram @taiwan_rena)
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