四国八十八か所霊場の中で最も高い標高911mに位置する雲辺寺。雲辺寺山山頂は麓に比べて約7℃気温が低いため、県内では一番最初に紅葉が楽しめるスポットとして知られるようになりました。
そんな紅葉シーズンの幕開けとなる雲辺寺にもうひとつのトピックが! そう、一昨年から始まった紅葉ライトアップが好評につき今年も開催されます。
今回は雲辺寺ロープウェイさんのご厚意により、ひと足お先に紅葉ライトアップを拝見できましたので、その様子をお届けします。
と、その前に…
天空のブランコで知られる雲辺寺山頂公園にダメ元で立ち寄ってみたら奇跡が! この日はどんより曇り空で諦めていたのですが、雲の割れ目から綺麗な夕焼けが見れました。少し早めに出かけて、ライトアップが始まる前にちょこっと立ち寄ってみるのもいいかも。運が良ければ美しい夕日が見れるかもしれませんよ~!
普段は17:00に閉園するので、時間的に夕陽が見れるのはこれから冬場にかけてのみ。いつもなら下りロープウェイの最終(17:20)に間に合うよう急いで撤収するところですが、今回はそのまま四国六十六番札所雲辺寺へ向かうことにしましょう。
ロープウェイも延長運転!境内に映し出される紅の芸術
雲辺寺の紅葉は例年10月下旬から11月上旬に見頃を迎えます。
それに合わせて開催される紅葉のライトアップは、今年は10月26日(土)~10月28日(月)と11月1日(金)~11月4日(月祝)の計7日間、それぞれ17:15頃~19:55に点灯されます。この期間は雲辺寺ロープウェイも延長運転され、7:20~20:00(下り最終便、上り最終は19:20)の20分間隔となります。
なお、雲辺寺山頂の駐車場は通常通り17:00に閉鎖されるので、必ずロープウェイを使って行きましょう。
美しくライトアップされた参道を抜けて山門へ。この日の16:30頃の気温が14℃、日が暮れてさらに気温が下がってくるので防寒対策も忘れずに。ちなみに厚手の長Tにウインドブレーカーでちょっと寒かったです。
今年は例年より色づくのが少し遅いようで、取材に訪れた10月24日時点で紅く色づいているのは全体の2割程度でしょうか。それでもライトに照らされるとこの美しさです。
山門をくぐって本堂に向かうと、さらに美しい紅葉が目に飛び込んできました。
紅葉狩りって案外タイミングが難しくて、見頃かな… と思って行ってみると、確かに全体は紅いけど葉っぱはしおれてたりするんですよね。なので、個人的には緑と紅が混在する時期が写真を撮るには一番良いタイミングかなと思っています。
ライトアップされた境内。
ちなみにタイトル画像はすごいリフレクション(反射)になっていますが、実はこんな風には撮れません。
画像をよ~く見てもらうと分かるかもしれませんが、スマホの黒い画面をカメラのレンズの前に寝かせるようにかざして、うまく角度を見ながら反射させて撮ってます。
面白いのでもうひとつ。
やりだしたら結構ハマるので、皆さんもぜひやってみてください(笑)
今回は三脚を持ち込んで1/5~1秒くらいのシャッタースピードで撮影しましたが、一般公開が始まると混雑するかもしれないので邪魔にならないよう臨機応変に撮影しましょう。
三豊市・観音寺市の総合情報サイト「さんかんPORTAL」さんはスマホで上手に撮影されてたので、スマホでも十分綺麗に撮れそう。ちなみに久しぶりに取材現場でお会いしましたが、さんかんPORTALさんの中の人は相変わらず陽キャで面白い(笑)
参道の五百羅漢像もライトアップされて迫力が増してました。この辺りはムササビが生息しているそうなので、運が良ければ滑空している姿が見られるかもしれませんね。
先ほども書きましたが雲辺寺の参拝者専用駐車場は17:00で施錠されるのでロープウェイの利用は必須。またライトアップされている場所以外は17:00以降は立ち入りを制限されています。
昨年は車で来たり立ち入り禁止区域に侵入した人がいたそうで、マナーが守られないと次回以降のライトアップ開催が危ぶまれることになります。ぜひ順守のうえ存分に紅葉を楽しんでいただければとのことです。
雲辺寺の紅葉ライトアップは、今年は10月26日(土)~10月28日(月)と11月1日(金)~11月4日(月祝)の計7日間、それぞれ17:15頃~19:55に点灯されます。