
この2月にリニューアルオープンした高松・ライオン通りの夜カフェ「世界劇場」さん。
実は友人のとある記者さんに教えてもらったのですが、いろんな仕掛けがあってまるでハリーポッターの世界のようなお店だという。
いや、そんな店が高松にあるわけがない!
半信半疑のまま、なんなら嘘バレした時にはおごってもらおうという魂胆で同行してもらい、さっそくお店に入ろうと扉を引くと…


いや、入れんやん!!
知らずに立ち寄った人はここで戸惑い、諦めて帰ってしまうか、あるいは必死で謎解きをするのですが…
同行の記者さんがあっさり店の中に入って行くので、なんでやねん!ってなりながら後ろに続いて入って行ったのでした。
ちなみにヒントは、この記事のタイトルの中にあります。皆さん謎解き頑張ってください。
ガチの隠れ家!秘密結社やスパイの皆さんの密談にぜひどうぞな夜カフェ

本来なら謎が解けた達成感に包まれるところですが、考える間もなく「実はですねぇ」と得意げに店内に入って行く記者さんに、なんでやねん! とツッコみながら(大事なところなので二回書きます)続いて入って行くと、そこはカフェというより図書館? いや違うな、屋根裏部屋といった空間。

さぞかしアクの強い、いかがわしい店長さんが出てくるのだろうと身構えていると、意外や意外、あえてそのギャップを伝えるためにルッキズム的な表現を使いますが、若くてかわいらしい女性が出迎えてくれました。
店長の村上さん。

いやもう、これは絶対話を聞きたい!
という事で我々はカウンターに腰掛けましたが、店内をくまなく探索すると、それぞれ隔離された個室がいくつも出てきました。

※奥行きがなく個室全体の撮影ができなかったのですが、向かい合わせに2名~4、5名で利用できる個室です。
さらに、忍者屋敷のようなからくり扉を開けて入る部屋や、

本に囲まれた、読書に没頭できそうな完全密室など、秘密結社やスパイの皆さんの密談に打ってつけな個室もありました。(そんな人、香川におるんかいっ!)

残念ながらそれっぽい怪しげなお客さんは見られず、この日はほぼ若い女性のグループ客ばかりでした。
聞けば、最近は春休みだからか学生風の若い女性客が多いそうですが、普段は仕事帰りのサラリーマンなども多く、わりと老若男女まんべんなく来店されるそうです。
なお、秘密の装置によってお客さんが来店した事が店長さんに分かるらしく、すぐに席に案内してくれるからご安心ください。
さて、気になるメニューの方ですが、カルボナーラやエビのトマトクリームなどのパスタ類をはじめ、各種手作りアイスやカタラーナ、大学芋などのスイーツ。そして、驚くほど種類の多いドリンクやアルコールなども充実。調理師免許を持ち、パティシェでもある村上さんがその経験とセンスを生かしたメニューとなっています。

それぞれ注文し、出来上がるまでの間少しお話をお聞きすることにしましょう。
まず、どうしても気になる事があって、あの入口の謎解きは面白いのですが、知らずに帰ってしまうお客さんも多いのではないかという事。そのあたりをお聞きすると、
村上さん「(申し訳なさそうに)多分そういうお客さまも多いと思います。でも、誰でも気軽に入れるお店より、分かる人だけが入れるお店っていいなって思ったんです。」と。
決してお客さんを選別するわけじゃないけど、確かにあの入口の仕掛けが面白いと思える人たちだけが集まるお店というのも楽しいですよね。

聞けば普段はファミリーやブライダルなどの個人向けの撮影を行うフォトグラファーなのだそう。そんな女性がなぜ深夜営業の夜カフェを引き継ごうと思ったのか?
村上さん「夜にカフェに行きたいと思った時に、意外と深夜まで営業しているお店があまりなかったんですよね。たまたま(店長の)お話をいただいた時、調理師の資格とパティシェをやっていた経験も生かせるし、ぜひやってみたいと思いました。」
なんだかとっても明るく楽しそうに話されるので、ついあれこれ雑談しているうちにお待ちかねのスイーツが出来上がりました。
ブルーベリーチーズケーキアイス(800円)

「これ、一番写真映えすると思います(笑)」という、村上さん手作りの一品です。
ブルーベリーのフレッシュな甘酸っぱさと、甘いチーズのバランスがいい。少し濃厚に感じるのは夜に食べることを意識しての事か。とにかく大人の美味しさです。
香川ではなかなか手に入らないという、これも村上さんこだわりのホットアールグレイ(600円)も、香りが良くてめっちゃ落ち着く。

友人の記者さんは夕飯がまだとのことで、イタ飯好きのお客さんにも好評だというイカ墨パスタ(1,350円)。

単に黒くて塩味しかしないイカ墨パスタが多い中で、このイカ墨はちゃんとイカ墨。記者さんも「ほんのり磯の香りがする本格的イタリア料理のお店で出されているレベルの美味しい味」だと、歯を真っ黒にして絶賛していました。
3人であれこれと会話も弾み、ちょこっと取材して帰るつもりがすっかり長居をしてしまいました。ほんと時間が経つのを忘れてしまうほど居心地がよく、楽しいひと時でした。

人は遥か昔、何万年も穴倉で生活していた記憶がDNAに刻まれていて、薄暗い空間だと落ち着くのだと聞いたことがあります。そんな、DNAレベルで心が落ち着く、隠れ家と言えばこれほどそれにふさわしい夜カフェもそうそうないと思います。
秘密結社やスパイではない普通の人もぜひお気軽にお立ち寄りください。
あっ、入口の謎が解けた人限定です(笑)
| 店舗名 | 夜カフェ&バー 世界劇場 |
| 所在地 | 高松市古馬場町13-7 ルベールビル4F |
| 電話番号 | - |
| 営業時間 | 20:00~1:00 |
| 定休日 | 日、月曜日 |
| 駐車場 | なし |
