去年の10月にオープンしたという噂を聞きつつ、気になりながらもたどり着けなかったお店、六角スコーンさんに満を持しての訪問です。
しっかり地図を見ておかないと、「この辺かなぁ」なんて適当には行く事の出来ない、隠れ家的な場所にあります。
それもそのはず。元々はオーナーさんのお住まいだった民家を一部改装して作ったお店なのです。
青い看板が目印。
お店の横にある、駐車場というより車庫に車を止めてスロープを上ると、そこはまさに普通のお家の玄関・・・
のれんが無ければちょっと戸惑うところでした。
それでも、ごめんください・・・ なんて声をかけると、奥からオーナーさんの明るい「どうぞ~ お上がり下さい~♪」という声にほっとしつつ、靴を脱いで店内(というより、まんま民家)にお邪魔したのでした。
まるで、田舎のおばあちゃんちに遊びに来たような店内
こんにちは・・・
なんだか微妙にデジャブったのは、まんま民家の広間を残したその空間。
まるで、僕のおばあちゃんちやん!
これで蚊取り線香と湿布の匂いがしたら完璧!
そのうえ、素麺なんか出てきた日には「夏休みの思い出~1978夏・初恋~」やし!
もちろん、蚊取り線香や湿布の匂いはなく、素麺もありませんが、まったり寛ぐには十分な、どこか懐かしいスペースでした。
焼き立てのサクふわスコーンと牛乳たっぷりミルクティ
にっこり笑顔の気さくなオーナーさんとのご挨拶もそこそこに、さっそくスコーンをお願いしました。
今日のメニューはこんな感じ。
1個単位で注文できますが、プレーン1個+お好きなスコーン2個の計3個で300円というお得なセットもあり。
これに、オーナーさんがこだわっているというミルクティ(280円)を注文される人が多いとの事。
セットでも良かったのですが、せっかくだからとオーナーさんおすすめの3品をチョイスしました。
焼き上がりまで20分ほどでしたが、バック・トゥ・ザ・おばあちゃんちを満喫しているとあっという間でした。
大きさは、口をでっかく開けたらひと口でいけるかな・・・ という大きさ。
お上品な僕は無理せず、上からぺろ~んとめくるように少しずつ口に運びました。
聞けば、元々はご家族の朝食用に作っていたそうで、本場イギリスのスコーンとは少し違っているのだそう。
生地を幾重にも折り畳み、パイのようなイメージなのですが、外はカリカリで中はふわふわ。しっかりキウイの果実や野菜もその存在を主張しつつ、実は砂糖や塩などの味付けは表面だけなので見た目よりあっさりしています。
蜂蜜レモンの蜂蜜は五色台の養蜂家さんのもので濃厚! これはいくらでも食べてしまいそうな美味しさでした。
そして、オーナーさんこだわりのミルクティ。
オーナーさんがニンマリしながら出されたので、これは相当な自信作に違いないとひと口飲むと・・・
なんか、まろやかでほっとする美味しさ♪
甘めのスコーンにとっても相性が良いのです。
美味しいものを口にすると、自然に笑ってしまうんですよね~!
それを見たオーナーさんもこの笑顔(笑)
この紅茶も実はこだわりがあって、20年以上前から同じお店で購入されているのだそう。
ブランドや高級茶葉などには左右されず、いろいろ試した中で「これだ!」と思う茶葉をたっぷり使ってコクを出している逸品です。
牛乳との相性まで計算しつくしたミルクティなんだそうです。
これ・・・
本当に280円でいいんですか??
ゆっくり滞在してもらえるくつろぎのスペースに
サクふわの美味しいスコーンにこだわりのミルクティ。
これだけで十分満足なのですが、六角スコーンさんの魅力はこれだけではないのです。
先ほどからちょいちょい気になっているボードゲームの山・・・
そして、漫画や本の種類も豊富!
畳の広間なので、無造作にそこいらに広げてのんびりできますし、特にお子様連れの方は変な気を遣わなくて済むので、ママさんものんびりできそう。
女子大生の方が4人で来られて、午後からずーっとボードゲームを楽しまれるなんて事もあるそうですよ。
そのうち、ちょっとしたイベントなんかも考えているそうで、どんどん夢も拡がっていきますよね。
飾らずに、まるで田舎のおばあちゃんちにでも遊びに行くような気安さで過ごせる六角スコーンさん。
またちょくちょく立ち寄りたいなぁ・・・と思いましたが、つい長居をしてしまいそうで仕事にならない・・・
まったくもって、悩ましいお店でした。
あっ・・・ テイクアウトすればいいんや♡
おしまい。
店名 | 六角スコーン |
所在地 | 綾歌郡宇多津町坂下2876 |
電話番号 | 0877-49-0252 |
営業時間 | 10:00~17:00 |
定休日 | 水・木曜日 |
駐車場 | あり |