
毎年11月3日文化の日に行われる、吉原食糧株式会社(坂出市林田町)恒例のさぬきうどんタイムカプセル。
17回目を迎える今年は、「さぬきうどんとは何か?」~ 近未来・香川県産小麦“さぬきの夢2023“と大正時代のさぬきうどんを食べ比べる~をテーマにし、同社製粉工場で開催されました。
目玉は大正時代のうどんと、近未来を予想したうどんを食べ比べることができると聞き、うどん脳ふうチャンに誘われるままお邪魔しました。
どちらがお好き?新旧のうどんを一度に食べ比べ

人がいないうちに写真を撮っておこうとイベント開始20分前に会場入りしたのですが、すでに入り口前にはたくさんのお客さんが並んでいます。今回が17回目ということで、この日を待ちわびていた人も多いようで、その人気ぶりにまず驚きました。
イベント開始前に少し会場内を紹介すると、まずパンやスイーツ、天ぷらや和菓子などの出店が並びます。

観音寺の山地蒲鉾さんからは人気の天ぷら類のほか、今回のために特製うどん脳天ぷらを準備されていました。


高松からは石窯パン工房ぱぱぱーんさん。相変わらずキャラパンがかわいい!

そして、みんな大好き名物かまどさん。人気和菓子や訳アリお買い得品を販売されていました。
そう言えば随分前にガーカガワでもかまどちゃんをデコレーションした無茶振り記事を書きましたが、意外にも社長さんが喜んでくれたのでまたいつか第二弾をやってみたいと思います。

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他にも、讃岐うどんには欠かせない伊吹産いりこや、由良早生みかん、オリーブ製品、吉原食糧さんの商品なども販売され、ミニマルシェ的な楽しみもあります。

さらに会場の隅には懐かしい巨大ロボットたちが! 一瞬、昔遊んだジャンボマシンダーを思い出しましたが、それよりはるかに大きい迫力のロボットたちと写真が撮れます。

そして、多くのお客さん達のお目当てはこちら。

大正時代と近未来のうどんを食べ比べ。
大正時代のうどんは、水車の製粉記録帳を元に、大正時代当時と同じように石臼で挽いた小麦粉を使用。小麦を石臼で挽くと、現在のロール製粉の小麦粉には殆ど含まれない皮部や胚芽など、濃い褐色のうどんに仕上がるそう。
そして近未来のうどんは、香川県が導入を進めている香川県産小麦の新しい品種「さぬきの夢2023」。現在、導入期であるため収穫量は限られているそうですが、吉原食糧の工場ラインで製粉した、数量限定の「さぬきの夢2023」を用いたうどんが味わえるとのこと。
そうこうするうちにイベント開始時間の10時となり、行列に並んだお客さん達はうどんのチケットを購入し、食べ比べに挑んでいきます。


ここで我らがうどん脳ふうチャンが登場! せっかくなのでうどんを一緒に手渡したいところですが、ぷりケツとお腹が邪魔で断念、ただただそこに佇んでいました。


みなさんが美味しそうに食べているので我々もお腹が減ってきました。そろそろ味比べをしてみましょうか。
ふうチャン、ちゃんとうどんを持てるかな?

やはりぷりケツとお腹が邪魔で持つことができないので、超能力を使って…

てか、切ない(笑)
手品の種明かしを暴くようで恐縮なのですが、おもろい絵ヅラやったのでまぁええか。この後ちゃんとお行儀よくいただきました。

みなさん、この新旧のうどんの違いが分かりますか?

大正時代のうどん(左)は、皮部や胚芽なども入っているため見た目は蕎麦っぽいのですが、味の方もコクが強くやっぱり少し蕎麦っぽい印象です。昔の人はこういったうどんを日常的に食べていたのかと思うと、ちょっと不思議な感じがしますが、これはこれで美味しい。
対して、「さぬきの夢2023」を使った近未来予想のうどん(右)は、もちもちなんだけど今のうどんより少し弾力性があるのかな? 喉ごしが特にいいですね!
現行の「さぬきの夢2009」に比べ、加水量や打ち方の幅が広がり、多様な食感・食味のさぬきうどんに仕上がることが期待できるそう。これまで以上にお店によって個性が出て来そうなので、これは近未来の讃岐うどんが楽しみになってきました。
食べ比べることでよりその違いが分かって面白かったです。ありがとうございました。
その後もあちこちのお店を冷やかしたりして、楽しいひと時を過ごすことができました。


この「うどんタイムカプセル」は毎年11月3日に行われるそうなので、来年の開催をどうぞお楽しみになさってくださいね!
ちなみに…
翌日は雲辺寺山頂公園でぷりケツをたっぷり披露したみたいです(笑)

おしまい。
