最近はルッキズム(外見至上主義)としての批判も多く、なかなかやりづらくなったミスコンをはじめとしたコンテスト。
確かに傍から見ていて運営に問題のありそうなコンテストは一部で見られますが、だからといってすべてを否定するのはちょっと違うのでは? なんて思ったりします。
まぁ、コンテストに限らず、何かをやろうとするといろいろと神経質にならないといけない時代になりましたよね…
と、いきなり暗い話からスタートしてしまいましたが、そうは言っても子どもたちの純粋な夢は応援してあげたいと思うのは誰しも同じのはず。今回は、宇多津町の某所でキッズコンテストの無料体験会が行われるというのでお邪魔してみました。
開始5分前に到着すると、すでにたくさんのちびっこたちが集まっていました。
この日のために、みんなお気に入りの服を着て集まってくれたようです。みんな可愛い!
夢は大きく、香川から世界に羽ばたいて欲しい!アネラキッズコンテスト
みんな揃ったところで、これから大会に向けてのレッスンを行う講師の先生を紹介。ちょっとまだみんな緊張しているかな。
「アネラキッズコンテスト」は、2024年8月18日に高松市香川町のTHE CHELSEAを会場にして行われる小学生を対象としたコンテストで、運営者はアネラキッズコンテスト実行委員会。大会までに何度かレッスンを行い、コンテストでは低学年・高学年の2部門に分かれて審査されます。
実行委員会の代表を務めるのは、ミセスコンテスト世界大会の出場経験もある篠田綾香さん。
実は何年も前からガーカガワにも出ていただいているのでご活躍は耳にしているのですが、何事にも一生懸命で、チャレンジ精神豊富な人なんです。
ここからは、篠田さんのお話しなんかも交えながら体験会の様子を追ってみたいと思います。
講師陣の紹介が終わると、みんな今回が初めての顔合わせなので、それぞれ自己紹介がはじまりました。
いきなり聞かれてもなかなかうまく答えられないので、質問内容が書かれたサイコロを振ってゲーム感覚で答えてもらうことにしました。このあたりなかなか良く考えられている。
今欲しいものは?と聞かれてディズニーランドのチケットとか、今行きたいところは?という質問にはUSJと答えるなど、ちょっと頑張れば願いが叶いそうなものをチョイスするところが現代っ子らしい。言葉として口に出すことで、少しずつリラックスしていくようでした。
ーーところで、今回のアネラキッズコンテストですが、どういった目的で始められたのですか?
篠田さん「香川県内でも『モデルになりたい!』『アイドルになりたい!』と夢を持っている子供たちがたくさんいますが、東京や大阪にオーディションやレッスンを受けに行くことがなかなか難しく、夢を諦めてしまうことも少なくないです。
私自身コンテストを通して、日本を飛び越えて海外でパフォーマンスするようになったので、子供達も夢は大きく、世界へ羽ばたいて欲しいという思いでコンテストを開催しました。」
ミセスコンテスト世界大会出場を経験した自らの体験から、各国に素敵な仲間もでき、やりたいことがどんどん実現して行ったそうです。そんな自身の経験を活かして、香川県の子供たちに「学校の教室の中だけが世界の全てではないよ!」「全国、世界中に仲間がいるんだよ!」と視野を広げ、グローバルに活躍できるようサポートして行きたいという思いに至ったとのこと。
なんかジェスチャーゲームみたいなのが始まった(笑)
そして体験会は、篠田さんによる歩き方やポーズの決め方などのレッスンへ。みんな上手にできるかな?
最初はぎこちなかったけど、教室を何往復かするうちにだんだんサマになってきました。さすが、ちびっこは飲み込みが早い!
そしてキメのポーズ! かわいい!(笑)
この頃になると、みんな楽しそうにノリノリになってきました(笑)
ーーこういったレッスン等を通じてどういったことを学んでもらいたいですか?
篠田さん「人前で話すことが苦手という子が多いのですが、(今まで)学んできていないだけなので、話し方も学んで自信をつけてもらいたいです。そして夢は口にして、応援してもらうことでどんどん叶っていくということを体感してほしいです。」
確かに子どもの頃の「苦手」って最初の1度2度がうまくいかなくてそのまま苦手意識を持ってしまう事って案外多いのかも。
篠田さん「他にもウォーキングやダンス、マナーやメイクなども学べます。コンテストがゴールではなく、その先の人生に役立つトレーニングでみんなをサポートしていきます。」
そして一生付き合える仲間づくりの場になれば嬉しいと話してくれました。
ボイストレーニングはテッシュを使って息を吹きかけることから。腹式呼吸の鍛錬にいいかも。
最後はメイクアップの体験。やっぱみんな女の子だよね~ とっても嬉しそう(笑)
メイクでとっても可愛くなったところで、ちびっこたちにインタビューしてみました。
ーー今日、体験レッスンを受けてみてどうでしたか?
りんかちゃん「自分がキレイになるのがすごく楽しかった!」
おとはちゃん「先生のポーズをまねしたりするのが楽しかった!」
くれなちゃん「2人ペアになってボールで遊ぶのが楽しかった!」
それぞれ楽しいツボは違ったけど、すっかり楽しんだようです。ちなみに将来は何になりたい?
りんかちゃん「女優とかアナウンサーになりたい!」
おとはちゃん「声優さんとかアイドルになりたい!」
くれなちゃん「ダンサー!!」
みんな考える間もなく即答するところがすごい! 今のうちにサインもらっとこ(笑)
ーー篠田さんにも聞いてみましょう。体験レッスン会を行ってみていかがでしたか?
篠田さん「始めは緊張していた子供たちが帰り際には『楽しかったー!明日も来たいー!』と笑顔を見せてくれて感激しました。そして素晴らしいディレクター(講師)陣がそれぞれの武器を活かして子どもたちをサポートしてくれることに心から感謝いたします。保護者の皆様のご協力もありがとうございます!」
ちびっこたちの生き生きとした表情も良かったですし、会場の隅で見守るパパやママたちの優し気な表情も印象的でした。こういつた場だと、ともすると「あんた、ちゃんとせんかね!」(笑)なんてしゃしゃり出てくるステージママみたいな人も居がちなのですが、そんなギスギスした雰囲気もなく、子どもたちがやりたいと思ったことは可能な限りやらせてあげたいという素敵な親心も感じることができました。
今回体験レッスンにお邪魔して、誤ったルッキズム的な見方ではなく、子どもたちの夢を応援するためにその子の良さを引き出していく… キッズコンテストの在り方としては本当に理想に近い取り組みなんじゃないかという印象を持ちました。今後どのようなコンテスト本番を迎えるのか、とっても楽しみです。
まだまだ小学生女の子のエントリーは募集しているそうです。また、地域の子どもたちを応援してくれる企業も募集中とのことでご興味のある方はアネラキッズコンテスト実行委員会へお問い合わせを。
おしまい。