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やしまーる で新しいローカル展示始まる。屋島の魅力を写真や彫刻、音楽で表現

高松市屋島山上交流拠点施設「やしまーる」で、著名作家たちによる屋島エリアの歴史・文化・自然・地形の魅力を感じる新しいローカル展示が3月18日にオープンしました。

 

屋島山上に昨年8月5日にオープンした高松市屋島山上交流拠点施設「やしまーる」。
全長約200mという曲がりくねったガラス張りの回廊は建物自体が近未来的なアート作品のよう。また屋島でも特に高松市内が一望できる絶景ポイントの一角にあり、その眺望とあわせてオープン以来人気の観光施設となっています。

ガラスの回廊をただ歩くだけでも十分楽しめるのですが、さらに今回「やしまーる」内にある「ローカル展示」が新しくなったと聞き、さっそくその初日にお邪魔しました。

 

屋島エリアの歴史・文化・自然・地形の魅力を感じる新しいローカル展示

「やしまーる」の施設内にある「ローカル展示」は、屋島の歴史や自然等の情報に触れられ、訪れる人々に屋島の特性や魅力、価値、楽しみ方などを知ってもらう展示の展開が進行中。
これまでは、主に「やしまーる」の建築過程を紹介していたものが、埋蔵文化財やその歴史を感じられる展示物、また屋島の自然を感じられる音響を活用した展示物に更新されました。

またホールやメインエントランス、カフェスペースの壁面には、屋島エリアの歴史・文化・自然・地形の魅力を表現した写真やドローイング、アート作品などが展示されています。

今回の展示には「やしまーる」を設計した建築家の周防貴之氏をはじめ、写真家の石川直樹氏、現代アートチーム「目(mé)」、そして音楽家の原摩利彦氏が参加。実際に屋島やその周辺エリアを訪れて、それぞれ感性で表現された作品が展示されています。

心地よく流れる音楽を聴きながら写真や作品を拝見しましたが、直感的に屋島の魅力が伝わるものや、抽象的な作品では見る人それぞれの印象で屋島を感じるものがあったりで、自分自身の感性まで刺激されたような気がしました。
建物の美しさや眺望の良さなどにプラスして美術館や資料館的な要素も加わって、さらに「やしまーる」の魅力が増したのではないでしょうか。

新展示初日にはオープニングイベントとして、参加作家によるトークイベントも行われました。

周防貴之氏による建築プランや展示の概要説明のあと、参加作家の皆さんの紹介、それぞれの作品の解説などが行われ、トークイベントに参加された観客の皆さんも熱心に耳を傾けていました。

3月20日の14時からは、屋外広場で牟礼北小学校3年団の皆さんによる「牟礼北3年団しせきミュージカル!!」も特別上演、源平合戦を題材にした愛らしいミュージカルも行われるそうですよ。

また少し進化してさらに観光拠点としての魅力が増した「やしまーる」で、屋島の魅力を感じてみてはいかがでしょか?

 

施設名やしまーる
所在地高松市屋島東町1784-6(屋島山上)
電話番号087-802-8466
営業時間9:00~17:00
※金・土・祝前日は9:00~21:00
休業日火曜日
※祝日の場合は翌平日
入館料無料
駐車場あり(屋島山上有料駐車場利用)