
ここのところの寒波到来でなるべくなら一歩も外に出たくない気分ですが、それでも天気の良い日に野山を散策してみると意外に気持ち良かったりします。
そこで今回は、多くの人がノーマークであろう冬の屋島山頂を散策してみたいと思います。ふと自然に目を向けてみると多くの野鳥がその姿を見せてくれたり、サザンカが見事に咲いていたり、案外楽しいものですよ。
裏屋島の散策にはカメラ必須!冬の日差しが柔らかくて良い写真が撮れるよ

屋島山頂の駐車場に車を停めて今回の散策をスタート。
まずは屋島寺を抜けて、多くの観光客が向かう西側ではなく、我々が勝手に裏屋島と呼んでいる東側をぐるりと一周してみましょう。

もうすっかり人影も見なくなりましたが、屋島ケーブルが運行されていた頃はこの遊歩道がまさにメインストリートでした。遊歩道も広くて綺麗に整備されているので、緑を眺めながら歩くのに何のストレスもありません。

しばらく歩くと右手に展望台が見えたので少し立ち寄ってみました。

この日は黄砂がひどくて眺望はそれほど良くなかったのですが、それでも山上から見下ろす街並みを眺めるのは気持ちいいものです。テーブルもあるので、ここでお弁当を広げてみるのもいいですね。

そしてさらに先に進み、道標に従って脇道を少し下りていくと、壮大な遺構「屋嶋城(やしまのき)」が見えてきます。ここは、源平合戦よりさらに古い667年に築かれたとされる古代山城です。


1998年に屋島の南嶺で石積みが発見されたことから発掘調査が進み、その後城門遺構の発見によって屋嶋城が実在していたことが分かりました。2016年3月には高松市が進める屋嶋城跡城門遺構整備事業が完成し一般公開、歴史と眺望が楽しめる穴場として知られています。
最大6mにもおよぶ巨大な城壁は迫力満点!

ここは屋島の中でも本当に穴場。遺跡を巡るような王道的な楽しみ方はもちろん、いろんなロケーション撮影もできそうなので、写真を趣味にしている人にもおすすめです。
せっかくなので、ちょっとポートレートっぽく撮影。


撮り始めるとここだけで何時間も居てしまいそうな場所ですが、まだまだ裏屋島には楽しみがあるので次に向かいましょう。屋嶋城からいったん遊歩道に戻って、この道標を左に進むと…

両側にサザンカが咲く小径にでます。

右手は赤、左手には白い花ときれいに分けられ、紅白で縁起が良い。



真冬に咲く花は限られているのでこの見事な並木道は本当に貴重。通りすがりのおじいさんが蝋梅(ロウバイ)の枝を持ってらしたので、どこかに咲いているのかもしれませんね。ついでにぜひ探してみてください。
さらに先に進むと五剣山や源平の古戦場だった牟礼の町を見下ろす展望台。

その横には屋島の野鳥を紹介する案内板がありました。

こういうのを見ると探したくなるんですよね。意識を向けると、いろんな鳥のさえずりが聞こえてきます。
何か珍しい鳥はいないかな…

って、カラスやん!(笑)

よく目を凝らして見ると、たくさんのメジロの姿が見えました。これがなかなかすばしっこくてカメラで追えないのですが、ようやく撮った一枚です。お分かりいただけるだろうか?

もう擬態していてよく分からん…
こんなこともあろうかと、実は今回、鳥撮影のスペシャリストも同行してくれているので、その腕を遺憾なく発揮してもらいました。メジロかわいいですよね!
※撮影 = のぶさん(Instagram @nobu_h777)
他もヤマガラなどもいて、ほんの数分探しただけなのにたくさんの野鳥たちと出会えました。冬なのに手軽に自然を堪能できるのだから、やっぱ屋島っていいですよね~。


てかすごい廃墟…
廃墟マニアにはたまらない建物かもしれませんが、危ないので敷地内に立ち入るのはやめておきましょう。
普通に撮るとおどろおどろしくなるので、ここはオールドレンズを使ってふんわり撮ってみました。

冬になると日の光が柔らかくなって、しかも日が沈むのも早くなるので、ついオールドレンズを持ち出したくなります。
あえてフレアーやゴーストを出して撮るのもおもしろいですよね。

それと、葉の落ちた木の枝も意外と絵になるんですよね。屋島には枝ぶりの良い木がたくさん立っているので、それを使ってこんな写真も面白いですよね。

撮影した写真を見返してみても屋島の裏手はフォトスポットだらけ。天気の良い午後2時か3時ごろから散策を始めると、光の具合がいい感じですよ。

歩き疲れたので、屋島の西側に出てちょっと休憩しましょうか。
屋島の定番観光地も冬の午後は人が少なくて快適!

という事で高松市屋島山上交流拠点施設「やしまーる」のカフェコーナーに立ち寄りました。

オープン当初はちょっとしたカフェスペース的なイメージだったのですが、だんだんメニューも増えてきて、今では普通にカフェ目的で利用できるスペースになりました。


個人的におすすめはホットもアイスもある「屋島はちみつレモネード(600円)」。散策した後だとこのすっきりとした甘さが疲れを癒してくれるんですよね。

温室っぽくていい感じでしょう?

せっかくなのでぐるりと一周してみました。
先ほどもちょっと触れましたが、冬は日が沈むのが早いので午後4時頃でこんな日差し。もう少し粘れば日が沈むシーンも見れるので、ゆっくり夕日を堪能してもあまり遅くならないのがいいですね。


返す返すも黄砂で残念ですが、ここからの眺望も天下一品です。

なお、やしまーるでは1月25日(日)に「Takamatsu Cinematic Day」が開催されます。サイレント映画とジプシージャズを融合させた不思議な世界観が楽しめそうです。よかったらぜひ!

その後はせっかくなので今年一年の幸せを願って、願掛けの瓦投げにチャレンジ。

二人ともそこそこのへっぴり腰でしたが、上手に投げることができました(笑)


ちなみに私はシンボルタワーの窓ガラスを割ってしまってはいけないので、今回は遠慮しておきましょう。(ほんまは五十肩が痛い…)
そしてその後は、めっちゃ咲き乱れているサザンカを眺めたり、沿道の猫さまを見たり、あちこち道草しながら駐車場へ戻りました。



という事で、冬うららな屋島山上をぐるりと一周してみました。
もう何度も足を運んでいる屋島ですが、季節や時間帯が違うとまた見えるものも違ってきます。皆さんも「屋島は何度も行ってるしな…」なんて言わずに、冬の天気の良い日に散策されてみてはいかがでしょうか?

おしまい。
実はこれ以外にも写真を撮りすぎて、整理するのに軽く現実逃避しました。
掲載しきれなかった写真と裏話は、サポーター会員向けの別記事にまとめています。
⇒ 屋島散歩のその後で。写真多め、どうでもいい話多め
モデル = まい / Twitter @ec201804、REIKA / Instagram @reichicoraaa
