タップ(TAP)とは、ビールの注ぎ口のこと。つまり、タップルームとはビール専門のBARなのですが、このほど、自社で醸造するせとうちブルワリーさんの敷地に「リバーサイド351」がオープンしました。
いつもこの手の取材は車で行ってしまって後悔するのが定番なのですが、今回は編集部から徒歩20分かけてやってきました。場所は高松市松島町のくら寿司さんの隣り。北バイパスから路地を少し入ったところにそれらしい建物が見えます。
いい感じに喉も乾いて… というか、汗を拭きつつ歩いてきてすでにヘロヘロ。挨拶もそこそこに、さっそく生ビールをいただくことにしました。
柑橘系の香りのするすっきり美味しい極上クラフトビール
いやもう、なんでもいいのでおすすめのビールをください!
こう言うと「うちのビールはどれもおすすめです」なんて怒られそうですが、蒸し暑い中延々と歩いてきた身としては、つい心の声が出てしまう。でも、対応してくれたスタッフの安藤さんは、そんな僕の様子を察して迷うことなくタップに手をかけます。自社のビールを知り尽くしているからこそ、そのチョイスにも自信があるのでしょう。
僕もどんなビールなのかまったく気にすることなく、とりあえず安藤さんチョイスで最初のひと口をいただきました。
いやもう、最初のひと口は本能的に感じる旨さ。思わず「う~っ、最高~!」と言ってしまったのですが、舌より先に喉が反応するので、このビール本来の良さを感じるのは2口目から。
クラフトビール独特の麦芽やホップの苦み。まるで柑橘系のフレーバーが入っているかのような香りとすっきり感がたまらない! まさに味わって飲めるビールでした。
カウンターの他に、外に並べられたテーブルで飲んでも気持ちいい。
この日タップルームで提供されていたのは全部で8種類の生ビール。種類に関係なく、Sサイズ(230ml)600円、プラカップ(350ml)700円、パイント(473ml)が900円という一律料金です。(いずれも税込み)
ちなみに僕が今回いただいたのは、MADという種類のビールだったそうです。これはクセがあまりないので万人が美味しいと感じるはずです。
そして、家飲み派にはオリジナルの缶ビールも多くの種類があります。買ってタップルームでそのまま飲むこともできますし、家でじっくり飲んでもいいと思います。
ちなみに、この「せとうち2022」シリーズを何本か買って家で飲んでみましたが、市販の大手ビールメーカーのものとは明らかに味が違いました。普段飲んでるビールが「味うすっ!」と感じてしまうほど美味しかったですよ。
醸造所も少し見学させていただきましたが、とても清潔に保たれていて、ほのかに香るビール酵母(なのかな?)の匂いが「ザ・ブルワリー」という感じで雰囲気がめちゃ良かったです。
スタッフの皆さんもひと段落したようなので、テイスティングも兼ねて一緒に乾杯!
お互いアルコールが入っているのでインタビュー的な真面目な話は抜きにして雑談しましたが、ビールに対するこだわりはあえて声高には言わない。そんなのは当然というか、飲んでもらえば分かるとばかりに、皆さんただただビールを楽しく味わっている姿が印象的でした。
愉快な職人さんとスタッフさんたちが「好きこそものの上手なれ」を地で行くように造ったこだわりのクラフトビール。
週末にふらりと立ち寄られてみてはいかがでしょうか? ビールのおつまみご持参でどうぞ(笑)
店名 | せとうちブルワリー リバーサイド351 |
所在地 | 高松市松島町3-5-1 |
電話番号 | 087-805-3875 |
営業時間 | 金曜日 16:00~20:00 土日祝日 12:00~20:00 |
休業日 | 月~木曜日 ※リバーサイド351休業日でも、缶ビールは購入可能 |
駐車場 | 店舗前に2台ほど駐車スペースあり |