
国道11号線から北に入ってすぐ。
立派な五重塔が目を引く四国霊場七十番札所、七寳山持寳院 本山寺(もとやまじ)は、大同二年(807年)平城天皇の勅願として、鎮護国家の為に弘法大師が創建されたと伝わる名刹。四国霊場でただひとつ、馬頭観音を本尊としているそうで、午年の今年にぜひ参拝したいお寺です。

そんな本山寺で、毎年恒例のひな飾りが始まったと聞き、さっそくお邪魔してきました。
女の子の厄除けを願う桃の節句。檀家などから集まった華やかなひな飾り

展示されているのは本堂をぐるりと回った裏手にある客殿(納経所)。
持寳院本坊と書かれた立派な門を抜けると、正面にひと際きらびやかな七段飾りが見えてきました。

素人目で見ても、かなりのものだと分かる美しいひな飾りです。

右手に目を移せば、これまた立派な三段飾り。その端正なお顔立ちに惚れ惚れとしてしまいます。


ご存じの通りひな祭り(桃の節句)は、女の子の健やかな成長と幸せを願う行事で、古代中国の「上巳の節句」に由来する、人形に厄を移して川に流す風習がもとになっています。近年では住宅事情などもあってなかなか豪華な七段飾りまではお目にかかれなくなりましたが、ひな人形を飾り、娘の無病息災や厄除けを祈る気持ちは今も変わりません。
さらに右手に進むと、客殿にずらりと並べられたひな飾りの数々。平日は窓越しの鑑賞となるそうですが、撮影のために特別に開けていただきました。

聞けば、お寺所有のものと、ご近所さんや檀家さんたちのご協力で飾られたものだそうで、約80年前のものから令和のものまでずらりと並んだひな飾りが参拝者の目を楽しませてくれます。



厄除けという意味ではお寺に飾られていると、さらにご利益がありそうです。
皆さんも参拝ついでに目の保養に、あるいは子や孫の幸せを願いながらご覧になってはいかがでしょうか?
ひな飾りの展示は、旧暦のひな祭り(4月3日)頃までの予定です。

