
高松に引っ越してきて約20年。いまだに関西弁が抜けませんが、気候は穏やかだし、瀬戸内海の景色は最高だし、とりあえずひととおり揃っているから不便を感じた事はないし、本州へのアクセスもいいし… ほんと、高松はいいところだと思います。最初はほんの数年住むつもりだったのに、気が付けば居着いてしまったのだからその部分に嘘はありません。
ただし、これはどこにでもある事なんだけど、良い事もあれば悪い事もあったりで、特に東京や大阪などの都会から引っ越してきた人にとっては戸惑うこともしばしば…。また、ちょっとした工夫でより香川ライフを楽しめるポイントなども実はあったりするんですよね。
これから春の引っ越しシーズンを迎えて、県外から引っ越してくる人も多いと思うので、今回はそんな人たちに、前半部分では生活するうえで気を付けたい事、後半部分では香川の良いところと悪いところをうまく活用して幸せに暮らす裏ワザやポイントなど、本音の香川のトリセツをまとめたいと思います。
なお、生まれも育ちも香川という地元の人にとっては反論したい事も書くかもしれませんが、そこは私の香川愛の裏返しとしてネタ程度に読んでいただければ幸いです。
香川県民の地雷を踏まないポイントと普段の生活で気を付けたい事など

■決してうどんの悪口を言ってはいけない
実は私、関西のあの柔らかい麺が好きなんです。こればかりは小さい頃からそれで育ってきたんだからしょうがない。だから、実は讃岐うどんのあの麺のコシが苦手でした。もうコシというより、あの硬さが苦手、でした。
高松に引っ越してきてしばらく経った頃、地元の知人がおすすめのお店に連れて行ってくれたんですね。ただそこが讃岐うどんでも剛麺と呼ばれるお店で、つい「讃岐うどんって麺が硬いですよね」と口走ってしまったんです。すると、周りの席のおじさんたちは振り向くし、その知人は冷めた目で見てくるし…。その後、讃岐うどんはコシが命で云々かんぬん… 延々とうんちくを聞かされました。
高松に暮らしだして数年経ち、ようやく讃岐うどんが美味しいと心から思えるようになった頃、何かの話の流れでうどん談議になったんですね。その時つい偉そうに「讃岐うどんのコシって、喉ごしなんですよね」と言ってしまったら、「よそから来た人には分からないと思うけどコシとは云々かんぬん…」と、また教え諭されました。どうやらよそ者は讃岐うどんに対しては全肯定した方が人間関係がうまく行くようです。
ちなみに、特に触れてはいけないのは丸亀製麺の話題です(笑)
■ついでに… うどん屋の行列は案外待たされない
讃岐うどんの話が出たのでついでに。都会から来た人がお昼時のうどん屋さんの行列を見て「一体何時間待たされるの?」と敬遠しそうになるのですが、セルフの店はみなさんソッコーで食べるので思った以上に回転が速いです。一部の観光客に人気なお店以外は案外待たされないので、どうぞ気にせず行列に並んでください。
■関西のノリは7割に抑えるべし
関西の方へ。香川、特に高松は昔から支店経済の街なのでよそ者に対しては結構フレンドリー、さらに関西弁を話すと総じてウケがいいです。ただ、関西独特の「イジリ」の文化をそのまま持ってくると、香川県民は真に受ける人が多くて、イジリがディスリになってしまいます。私もいまだに時々失敗してしまうのですが、イジリはほどほどに、総じて関西のノリは7割ぐらいに抑えるのがベストみたいです。
■東京の人は東京風を吹かしてはいけない
これは香川に限らずだと思いますが、都会から来た人は「東京ではこうだった」みたいな話は鼻に付くのでやめておいた方が無難です。特にローカルに行くと東京から来た人というだけで一目置かれるので、たまに天狗になってしまう人がいるんですよね。
都会から来た人に地域を盛り上げてもらいたいけど、あくまでも脇役でいてくれ… というのが地元の本音なので、そこは履き違えないようにしましょう。
■上辺だけの付き合いができるのがいい
地方移住のあるあるとして、人との付き合いが濃すぎるというものがあります。地域の付き合いや行事ごとなど、一定の距離感を大事にしている都会の人が壁にぶつかるのが田舎特有の人付き合いです。
でも、こと香川(特に高松)はよそ者に慣れているのか、良い意味で上辺だけの付き合いができる地域だと思っています。コツは人様の陰口にはのっからない事、それとあまりプライベートな話題に首を突っ込まない事。私などは取材等で若い女性のモデルさんと接することが多いので、よく「本性は見せなくていいので、猫を被り通してね」なんて冗談で言っているのですが、老若男女、どんな人でもこちらが一定の線を引いていれば、相手もあまり踏み込んでこない人が多い土地柄だと思います。
そういう付き合いはつまらない? いやいや、本音で話せる親友なんて、1人か2人いれば十分でしょう?(笑)
■交通マナーはほんと悪い。運転には細心の注意を
うどんにうるさいのも、後で話すケチな県民性も、まぁ対処の方法があるし、あばたもえくぼと笑って済ませられるのですが、この交通マナーや法令順守という部分では唯一、香川に住んでいていまだにイラッとする点です。
そりゃ、東京も大阪もマナーの悪い人は多いですよ。でも、香川のマナーの悪さは自分勝手と言うか、人に迷惑をかけるというか、ほんとイラッとくる度では全国一なんじゃないかとさえ思います。
ウインカーは出さない、夕暮れ時やトンネル内でライトを点けない、右折時にななめブロックする、赤信号の変わりばなに突っ込んでくるなどなど…、ちょっと車を走らせると必ず1台2台遭遇するので、特に香川での運転にはご注意ください。
◆この記事の続きはサポーター会員限定です◆
会員の方は下の「ログインして購入を復元」からログインしてください。
詳しくはこちら ⇒ サポーター会員のご案内
