
【告知板】
高松市では、20歳・30歳・40歳・50歳・60歳・65歳・70歳の方を対象に「成人歯科健康診査」を行っています。原則無料!
みなさん歯周病はご存じでしょうか?
歯周病とは歯茎が腫れて出血や排膿がみられ、あごの骨が溶かされてしまう怖い病気です。最悪の場合は歯が抜け落ちてしまうこともあります。日本人の歯を失う理由の37.1%は歯周病であり、むし歯よりも高い割合となっています。歯周病になると口臭が発生するだけでなく、歯が抜けてしまうことで見た目だけでなく咀嚼にも悪影響が出てしまいます。
ちなみに2001年のギネスでは世界一患者の多い病気として認定されています。もちろん日本も例外なく全年齢層の2人に1人が歯周病に罹患しており、年齢が上がるにつれ罹患率も上がっていく傾向にあります。歯周病罹患率は15-24歳で20%、25~34歳で30%、35~44歳で40%、45~54歳で50%、そして55歳以上は55~60%という割合になっています。
また、歯周病はお口の中のみでなく全身疾患とのかかわりも指摘されています。歯周病は糖尿病、肥満、血管の動脈硬化(脳梗塞・心筋梗塞)、早産・低体重児出産にも関与しています。特に糖尿病に関しては、「県民病」と言われるほど香川県は全国的にみても糖尿病患者数が多くなっています。さらには歯周病菌には高齢者の死亡原因でもある誤嚥性肺炎の原因になるものやアルツハイマー病悪化の引き金になるものもあります。
このように全身に悪影響を及ぼす歯周病ですが、厄介なことに軽度の歯周病は自覚症状が出にくいという特徴があります。また歯周病で溶けてしまったあごの骨はどんなに日ごろの歯磨きを頑張ったところで元に戻ることはありません。つまりは歯周病にならないように予防するということが重要で、もし歯周病になってしまったら、それ以上悪化させないようにセルフケアのみならず、歯科医院での定期的なプロフェッショナルケアも必要になります。
でも、歯医者は怖いし、正直行きたくないという方も多いと思います。ましてや痛くもないし、仕事や家事で忙しくて歯医者に行くきっかけがないという方もいらっしゃると思います。
そんな方にぜひ利用していただきたいのが高松市のおこなっている「成人歯科健康診査」です。対象者は令和7年4月1日時点での年齢が20歳・30歳・40歳・50歳・60歳・65歳・70歳の方で自己負担は原則無料となっています。対象者には高松市のほうから成人歯科健康診査受診票が郵送されます。
健診内容としては問診及び診察、口腔保健指導です。痛い処置はありませんので歯医者が怖いという方も利用しやすいかと思います。
実施機関は高松市内の歯科医療機関になりますが、一部実施していない歯科医療機関もありますので事前に希望される歯科医療機関に直接お問い合わせください。
また令和7年度の実施期間は令和8年2月28日までになっていますのでご注意ください。
この記事を読んでご自身のお口の状態が気になってきた方、特に一年以上歯医者にかかっていないという方はぜひこの機会に歯科医院へ行ってみてくださいね。
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