北浜と人々の繋がりを作り、地域全体の振興を目指す香川大学生によるプロジェクト「Kitahama Lab」。
イベントの開催やフリーペーパーの発行など、地域を盛り上げようと精力的に活動する彼らにとって、北浜アリーを中心とする北浜エリアはまさにホームグラウンドです。
そんな Kitahama Lab のメンバーが高松市北浜の魅力を学生目線で紹介するこのコーナー。今回は、活動を通じて北浜アリーを知り尽くす3年生の皆さんに、それぞれのおすすめスポットを紹介してもらいましょう!
左から、りんさん、きかさん、ななさん
若者が集まる高松のオシャレスポット「北浜」
古い倉庫群を再利用し、2000年にオープンした複合商業施設「北浜アリー」を中心とする北浜エリアは、高松港のウォーターフロントにあるオシャレスポット。休日ともなると、多くの若者たちで賑わいます。
この日集まったのは平日午後の遅めの時間。さすがに平日のこの時間になると人通りもまばらですが、ゆっくり話を聞きながら散策するにはむしろ好都合です。
今回参加してもらう3人は皆さん3年生とのことで、お互いを知り尽くす仲でしょうし、さぞ仲良く賑やかに取材ができると楽しみにしていたのですが…
極悪女王 かっ!
「落ち葉がきれい~!」
「なんか作ろうよ~!」
いや、だから… ポケットに手ぇつっこんで足でしない!
インスタのキラキラ投稿の裏側で、実は極悪な女子大生の素顔をお届けしました。
って、なんでやねん!
オシャレな街だけに、この企画が始まった当初はキレイ目にまとめていたのですが、学生さんたちが「ガーカガワのチャラい路線は崩したくない」と気を遣ってくれるのか、回を追うごとにお笑いネタで侵食されていきます。
まぁでも、若者らしく楽しく元気に。香川大学屈指のオシャレなプロジェクト「Kitahama Lab」というイメージだけでは新入生のハードルも高くなるので、後に続くためにもこういうネタも出していきましょう(笑)
ということでようやく本編です。
きかさんのおすすめ「iam. with bread」
きかさん「バイト先でもあり、プロジェクト先でもあり、入学してから長い時間を過ごしてきた思い入れのある場所。
北浜ならではのレトロでアンティークな雰囲気と、窓辺から差し込む光がとても落ち着ける場所として重宝しています! 北浜ならではの雰囲気が織り成す空間と、季節ごとに変わるメニューが何度来ても楽しめる、おすすめの理由です!」
北浜アリーを語る時、レトロでアンティークな雰囲気という形容は欠かせないのですが、「iam. with bread」はまさにその雰囲気を活かした店づくりをされているパン屋さんです。
今のところ平日はカフェメニューのみ、土日祝日はパンの販売とカフェメニューという営業形態なのですが、準備が整い次第また平日もパンを販売される予定とのこと。
個人的にも何度かこちらでパンを購入させていただいたことがあるのですが、バゲットやカンパーニュ、リュスティックのようなさまざまなフランスパンを中心に、それらをアレンジした大人のパン屋さんというイメージ。焼き菓子やスイーツ類もあるので、テイクアウトだけでなく、カフェ利用としても最適なお店です。
何気に外は風が強くて寒いので、カフェスペースでゆっくりすることにしましょう。
まずはそれぞれメニューを選んで…
落ち着いた雰囲気の2階へ。
きかさんも言ってましたが、アンティークな雰囲気と、窓辺から差し込む光がとってもいいですね。
カフェメニューも充実しているので、おやつタイムにはもってこいのお店でした。
ちなみにスタッフさんは、北浜STORY #04 に出てくれた香大生でした(笑)
ななさんのおすすめ「海辺の東屋」
ななさん「私が北浜アリーに訪れるときの休憩スポットとして利用しています。人で賑わっている北浜アリーをでて、海辺を歩くと閑静な屋根付きベンチがあります。穏やかな瀬戸内海を眺めながら休憩すると、いつもよりゆったりと時間が流れているように感じます。北浜アリーに訪れる方にも、ぜひ休憩スポットとして利用して頂きたいです。自然豊かなため、春夏秋冬や時間帯によって、見える景色が異なり、訪れるたびに違った北浜を楽しむことができます。」
意外とこの場所、歴代のKitahama Labのメンバーに人気なんですよね。イベントなどの休憩時によく利用するそうです。
ななさんが説明してくれたように、北浜アリーの横断歩道を渡って海辺を歩くと、ちょうど道路が直角にカーブになっている場所に小さな東屋(あずまや)があります。
海辺にあるのでこれからの季節は少し寒いかもしれませんが、L字型にベンチが配置されているので、数人のグループで休憩するにはもってこい。若い人たちの多い街なので、きっと話も弾むことでしょう。
てか、ここは、ななさんのターンやのに何目立ってんねん!
瀬戸内海の景色がお気に入りということなので、最後にななさんに特にどの角度からの景色が好きなのか示していただきましょう。
はい、どーん!
石油タンク越しに見える女木島がお気に入りだそうです。
こっち側も結構いいよね?
せっかくなので景色を眺めながらゆっくりしたいところですが、風の冷たさがハンパないので最後のスポットへ移動しましょう。
りんさんのおすすめ「Kitahama blue stories」
りんさん「ブルーストーリーズさんの扉を開けると香川の特産品が迎えてくれて、一瞬で暖かい香川の土地柄を感じることができます。そして、私はブルーストーリーズさんの上にあるマスキングテープのワークショップをおすすめします。私も実際にノートを作りましたが、日々の悩みやストレスを忘れて1時間ほど黙々と作業をしていました。落ち着いた空間で、世界に一つだけの自分らしい作品が生まれる場所であることがおすすめするポイントです。」
「Kitahama blue stories」は、香川をはじめ瀬戸内で活躍する生産者やアーティストの作品を比較的お手頃な価格で提供する、セレクト型の雑貨屋さんです。
古い倉庫を改装した店内には、瀬戸内を感じさせる商品や、アーティストたちのあたたかみを感じる作品が所狭しと展示されています。
ひとつひとつに個性があって、ついほしくなってしまうものばかり。
そして気になるのが、りんさんも言っていたマスキングテープ。さまざまなデザインのものがぎっしりと販売されています。
さらに、りんさんが紹介してくれたノート作り。最近はちょっとしたメモ程度ならスマートフォンで済ませてしまいますが、現役の学生さんたちにはまだまだ必需品なので、せっかくなら自分で作ったオリジナルのノートを使いたいと思うのも分かるような気がします。
以前ガーカガワでも取材したことがあるのですが、お店のコンセプトである「物語」を大切にされている姿がすごく印象的でした。
観光客の方がおみやげとして購入される事が多いそうですが、香川県内をはじめ瀬戸内地域から集まるさまざまな作品や商品を通じて、地元の良さと、それぞれに秘められた「物語」を感じていただけるといいですね。
という事で、今回は3年生の皆さんに北浜アリーのおすすめスポットを紹介してもらいました。
北浜にはまだまだ紹介しきれていない魅力的なスポットやショップもあります。新しい発見を求めて、ぜひ皆さんも北浜へお立ち寄りください!
撮影中に突然ハトが飛んできてリアクション爆発の図。
おしまい。