こんにちは。
昭和40年世代のガーハラダです。
最近は、半熟のトロトロ玉子に包まれたシャレオツなオムライスばかりが目につきますが、どうもああいうのはむつこくて苦手なんですよね。
という事で今回は、昔懐かし王道のオムライスを食るべく、高松市錦町の洋食屋イタミさんに行ってきました。
昭和レトロ感満載な老舗洋食屋さん
高松市の繁華街から少し西に外れた文教地区に、今もひっそりと残る老舗、洋食屋イタミさん。
油断するとつい通り過ぎてしまうほど街に溶け込む佇まいですが、一旦お店の前に立ち止まると、そこは昭和レトロ感漂うマニア垂涎のお店である事が分かります。
人目を引くカレーライスの看板や、
今ではあまり見る事もなくなったショーケースのサンプルがいい味を醸し出しています。
はやる気持ちを抑えて、さっそくお店にお邪魔しました。
これぞまさしく王道絶品オムライス!
洋食屋さんと言えばビフテキ? それともカレーライス?
いえいえ、昭和40年世代にとって洋食と言えば、誰が何と言おうとオムライス。それも、今流行りのトロトロ玉子にデミグラスソースなんてものはどうでもいい!
ホクホクのチキンライスに薄焼き玉子を包んでケチャップで食べる。この王道オムライスの味の良し悪しがコックさんの腕を決めると言っても過言ではないでしょう。
そして出てきたのが、これぞまさしく王道オムライス!
今どきスプーンが紙ナプキンでくるまれて出て来るなんて涙ものですわ。
そして、どうでしょうこのフォルム!
オムライスと言えば、百科事典にも教科書にもこの形の写真が出て来るド真ん中、ドストレートな姿です。
さらに、ケチャップのかかり具合が絶妙で悶絶するレベルじゃないか!
ひとしきりその美しいフォルムを堪能したあと、さっそくひと口食べてみると…
これはやばい!!
ラードで炒めたであろう鶏肉と玉ねぎがしっかり入った、まったく手抜きの無いチキンライス。
玉子で巻かれる事を計算して少しケチャップ濃いめに味付けされがちなのですが、こちらのチキンライスはケチャップのクドさが出ない絶妙な量に抑えられています。
均一に薄く焼き上げられた玉子と一緒に食べると、これがすっかりマイルドな味わいに変わります。
上にかけられたケチャップを少し塗って食べたら、ちょうど良い塩梅になりました。
子供の頃よく食べたあの味。家庭用コンロでは火力が足りなくて同じ味を出そうとするとベトついたケチャップライスになってしまうんですよね。
まさに、心に潤いを感じる、ほっこりする美味しさでした。
コック歴52年、洋食が大衆に広がった昭和の時代。あの頃のメニューや味付けをかたくなに守り続けるマスターの絶品オムライスをたっぷりご堪能ください。
店名 | 洋食屋イタミ |
所在地 | 高松市錦町2-10-20 |
電話番号 | 087-821-8729 |
営業時間 | ・11:30~14:30 ・18:00~22:00 |
定休日 | 火曜日 |
駐車場 | なし(近隣にコインパーキング数か所あり) |