
夏の風物詩「梛木の葉風鈴」が今年も白鳥神社にお目見え、涼し気な音色で参拝者を和ませています。

これはフォトジェニックに違いないと、さっそくカメラ片手にお邪魔しました。
平穏無事の象徴とされる梛木の葉を共に吊るした「梛木の葉風鈴」

東かがわ市の白鳥神社随身門前に特設棚を設け風鈴を設置。今年は瀬戸内海の波際をイメージしたという美しいブルーの風鈴です。
風鈴の短冊部分は、参拝者のお願い事が書かれたもので、絵馬のように願い事を書いて奉納(300円)すれば、お祓いしてから風鈴に吊るしてくれるそうです。
鈴の音は禍を祓う力があると信じられており、古来より巫女舞や神事、参拝の際に使われているんだそうで、なるほどその音色を聴いているだけで心が洗われるような気がします。

短冊に付いている葉っぱもかわいい。
これは、梛木(なぎ)という木の葉で、「梛木=凪(なぎ ※海が穏やかな様子を表わす言葉)」に通ずるところから、平穏無事を象徴する縁起の良い葉っぱなんだそうです。
境内に入ると、手水にも風鈴が。こちらは花の入った愛らしい風鈴ですね。


風鈴の展示に合わせて名物のかざぐるま回廊も「青のかざぐるま回廊」としてブルー系に統一、穏やかな瀬戸内海の多島美や豊かな海の恵みを感じさせるデザインとなっています。


時折そよ風が吹くと、風鈴の音色とかざぐるまの回るカタカタという軽やかな音色が一瞬、夏の暑さを忘れさせてくれます。

梛木の葉は、繊維が強く裂けにくいことから縁結びの木としても知られているそうです。
涼し気な音色で心を整えた後は、縁談や仕事など素敵なご縁に恵まれるよう参拝されてみてはいかがでしょうか?
「梛木の葉風鈴」と「青のかざぐるま回廊」は8月30日までの予定で開催中です。
