
四国八十八か所霊場の中で最も高い雲辺寺山(標高927m)にある雲辺寺。雲辺寺山山頂は麓に比べて約7℃気温が低いため、県内では一番最初に紅葉が楽しめるスポットとして知られるようになりました。
そんな紅葉シーズンの幕開けとなる雲辺寺にもうひとつのトピックが! そう、2022年から始まった紅葉ライトアップが好評につき今年も開催されます。
今年も雲辺寺ロープウェイさんのご厚意により、ひと足お先に紅葉ライトアップを拝見できましたので、その様子をお届けします。
てか、寒っ!!

この後さらに冷え込んだので、真冬の服装で行きましょう!
絶景の夕日を眺めてから雲辺寺のライトアップ!境内に映し出される紅葉の芸術

雲辺寺の紅葉は例年10月下旬から11月上旬に見頃を迎えます。
それに合わせて開催される紅葉のライトアップは、今年は10月31日(金)~11月3日(月祝)と11月7日(金)~11月9日(日)の計7日間、それぞれ17:15頃~19:55に点灯されます(※徳島県側の雲辺寺山山頂にある参拝者専用駐車場に車が無くなったのを確認してからの点灯となります。雨天時中止の場合あり)。この期間は雲辺寺ロープウェイも延長運転され、7:20~20:00(下り最終便、上り最終は19:20)の20分間隔となります。
なお、雲辺寺山頂の駐車場は通常通り17:00に閉鎖されるので、必ずロープウェイを使って行きましょう。
さらにライトアップの期間中にはもうひとつの楽しみがあります。
それがこの景色です!


いつもはロープウェイの下り最終は17:20なのですが、ライトアップ期間中は雲辺寺山頂公園も18:00頃まで延長して開園。絶景の大パノラマが広がる雲辺寺山頂公園から、沈みゆく夕日や夜景をゆっくり楽しむことができます。
めっちゃ寒かったけど、見惚れるほど美しい夕日を眺めることができました。

そろそろ試験点灯が始まるというので、四国八十八か所霊場雲辺寺さんに徒歩で移動しました。
ロープウェイへ向かう遊歩道から右に分かれて雲辺寺の方へ進むと、いきなりこの息を飲むような景観!

まだ少し色づきには早いようで、取材に訪れた10月29日時点で紅く色づいているのは全体の3割程度でしょうか。それでもライトに照らされるとこの美しさです。
そのまま坂を下って山門まで進むと、今年はお遍路さんのオブジェが新しく設置されていました。この日は間に合わなかったそうですが、ライトアップ当日には雲辺寺の表示も点灯されるそうです。どんな感じになるのかお楽しみに!

山門をくぐって本堂に向かうと、さらに美しい紅葉が目に飛び込んできました。


さらに先に進んでライトアップされた境内。


今回は三脚を持ち込んで1/5~2秒くらいのシャッタースピードで撮影しましたが、一般公開が始まると混雑するかもしれないので邪魔にならないよう臨機応変に撮影しましょう。(三脚持ち込み可)
風が出ると葉が揺れて長秒露光だとブレブレになるので、寄りで撮る時はISOを上げてシャッタースピードは早めに! ちなみにこの写真は、ISO1600、SS1/40秒、f2.8 で撮りました。

こっちはISO1600、SS1/40秒、f3.5、若干露出を+補正。

紅葉狩りって案外タイミングが難しくて、見頃かな… と思って行ってみると、確かに全体は紅いけど葉っぱはしおれてたりするんですよね。なので、個人的には緑と紅が混在する時期が写真を撮るには一番良いタイミングかなと思っています。

色づく前の緑も綺麗ですね!

参道の五百羅漢像もライトアップされて迫力が増してました。この辺りはムササビが生息しているそうなので、運が良ければ滑空している姿が見られるかもしれませんね。


先ほども書きましたが雲辺寺の参拝者専用駐車場は17:00で施錠されるのでロープウェイの利用は必須。またライトアップされている場所以外は17:00以降は立ち入りを制限されています。マナーが守られないと次回以降のライトアップ開催が危ぶまれることになります。ぜひ順守のうえ存分に紅葉を楽しんでいただければとのことです。
雲辺寺の紅葉ライトアップは、今年は10月31日(金)~11月3日(月祝)と11月7日(金)~11月9日(日)の計7日間、それぞれ17:15頃~19:55に点灯されます。
