2004年に公開された映画「世界の中心で、愛をさけぶ」。香川県民の多くは庵治町のロケ地に行かれたと思いますが、雨の日に行く人は案外少ないのではないでしょうか?
でもこの映画、実はどんよりとした曇り空や雨のシーンが多く、むしろセカチュー感を味わうなら雨の日が良かったりもします。
という事で、「#いまさらだけどセカチュー」第二弾は、雨の庵治町界隈を散策したいと思います。
純愛の聖地 庵治観光交流館
まずはロケ地の象徴的な場所、「純愛の聖地 庵治観光交流館」へ。
雨の日と言っても土砂降りになるのはまれで、多くはシトシトと小雨になるのが香川県の特徴。どうせならもう少し強く降ればそれなりに撮れるのに…と勝手な事を思いながら、それでも雨っぽい雰囲気を出すためにちょっと暗めに撮ってみました。
人気の撮影スポットなので、インスタなどで検索すればいろいろ参考になる画像が出てくると思います。F値開放で明るくふわっとした写真が主流ですが、たまにはこういったドラマチックな写真を意識してみるのも面白いですね。なんとなくいい写真っぽく見えますし(笑)
雨待ちのため寫眞館のカフェに立ち寄りました。
庵治の青い海にだるま朝日が昇る様子をモチーフにしたという「だるまソーダ(550円)」はなかなかフォトジェニックです。あと、石臼で挽いたコーヒーも美味しいんですよ。
また雨が降り出したので、ぼちぼち次の場所に移動しましょう。
皇子神社
ブランコのシーンで有名な皇子神社。こちらはまだまだインスタに投稿している人も見られますよね。
さすがにこの雨だとブランコには乗れませんが、ほどほどに寂しくて、ちょっとしたストーリー性を感じてしまうのは僕だけでしょうか。
神社の下には雰囲気の良い漁港もあるので、ついでに数枚撮っておくのもいいですね。
香川には小さな漁港が点在してますが、どこも意外と絵になるんですよね。
王の下沖防波堤
映画では、主人公のサクが防波堤を走るシーンに使われた王の下沖防波堤。晴天のシーンなのですが、映画全体がトーンを落とした画になっているので、むしろ曇天や雨天に近いイメージなんですよね。
どんよりとした空も傘のアクセントが効いてる?
コロナ禍なので近場にちょこっとお出かけみたいになると思いますが、せっかくの休日が雨だとがっかりしますよね。自宅でおとなしく過ごすのもいいですが、あえてカメラ片手に雨の町を散策すると、ちょっとした新しい発見があるかも。
モデルさんもお疲れさまでした。
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と、あえて雨の日に出かけるみたいな記事になりましたが、実を言うと元々は庵治竜王山公園の絶景を取材しようと思っていたのです。
ダメ元で行ってみたらやっぱり霞が多くてダメダメだったので、また近々リベンジしたいと思います。
どうぞお楽しみに!
【追記】リベンジしてきたよ。
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おしまい。
モデル=扇世(みこと)/Instagram(@mkt_ballet)
撮影=原田伸一(ガーハラダ)