瀬戸内海の景観や豊かな食に魅了されて移住してきた 舘 咲奈(たち さきな)さん。普段はANAの客室乗務員として働きながら、大好きな三豊市の観光振興にも携わっているそうです。
そんな舘さんに三豊市のお気に入りを紹介してもらう「現役CAの三豊ログ帳」、今回のテーマは三豊の春いちごと絶景桜スポットです。記事の最後には、手書きのフライトログブック(ログ帳)も書いてもらったのでお楽しみに!
紫雲出山(しうでやま)
舘さん「三豊市に初めて来る方にどこを紹介する?となった際、最初に思い浮かぶのが、瀬戸内の多島美。移住する前、市役所の方がこの場所を紹介してくださりました。穏やかな海に、島がぽこぽこならび、心奪われた事を鮮明に覚えています。
特に、桜シーズンにはフォトジェニックな写真が撮れると人気。春が待ち遠しいですね!」
まずは舘さんがぜひおすすめしたいという紫雲出山からスタート。ここでは、あちこちにフライトで飛び回っている舘さんが心を奪われた瀬戸内海の多島美を存分に堪能できます。
梅雨時の紫陽花も魅力的ですが、春はやっぱり桜ですよね。国内ではあまり知られていないのですが、実は海外の旅行サイトなどには頻繁に紹介されていて、去年の桜のシーズンは、日本人より海外の人の方が多いんじゃないかという位たくさんの人がやってきました。
その瀬戸内海を望む桜の木がこちら。
当然ロケに訪れた際はまだまだ花が咲く気配すらなかったのですが、3月末~4月初めにはこのように桜が咲き誇ります。(2024.4.5撮影)
さらに紫雲出山の良いところは桜の時期は人数制限しているところ。事前予約制になっているので混雑することなくゆっくり桜を楽しむことができるんですよね。入山チケットの料金の一部は桜の保全活動にも充てられているそうなので、なんとなく良い事した気になれますしね(笑)
昨年みたいに4月5日頃にようやく満開みたいな年もあるので予定も立てにくいのですが、紫雲出山の桜を見に行かれる人は三豊市観光交流局のHPから事前予約をなさってください。
⇒ 紫雲出山 桜シーズン交通規制のご案内【2025】
舘さん「紫雲出山の予約忘れた… という方の為に地域の方がおすすめする他の桜スポットも教えていただきました。」
◆朝日山森林公園
舘さん「標高238mの朝日山山頂に位置する公園。2000本のソメイヨシノが見せる景色は本当に綺麗だよ〜との事。ハイキング、ピクニックできる公園、魅力的ですね。」
◆戸川ダム
舘さん「ダムを囲むように桜が咲き誇るスポット。道の駅たらかだの里•さいたが近くにあるので、帰りに旬の野菜やお土産を買って帰る楽しみ方もできますね。」
他にも三豊市やその周辺には桜の名所が目白押し。1日かけて桜巡りもいいですね!
そして、この紫雲出山にはとっておきのお気に入りスポットがあるそうで…
舘さん「紫雲出山にいらしたら、是非、遺跡館の喫茶コーナーにもお立ち寄りください。フカフカな椅子に座りながら、島を眺め、ホッと一息お茶ができます。島マップと照らし合わせながら地形を学んだり、お話が盛り上がりました。」
これだけの景観ですからさすがにシーズン中は混雑するのですが、何もない平日だと割とゆっくりできるのでこちらもおすすめですね。
縄文人との記念写真も忘れずに!(笑)
三豊市詫間町大浜乙451-1
営業時間:9:30~17:00(6~8月は9:30~18:00、12月~2月は9:30~16:00)
定休日:火曜日(祝日の場合はその翌日)、年末年始(12/29~1/3)
Cafe Rin Rin
舘さん「かわいいいちごプレートがあると口コミを聞いて、やって来ました。
いちごプレートのインパクトがすごい!かわいい! 気まぐれプレートだそうで、どのイチゴスイーツに出会えるかはその日のお楽しみ。」
JRみの駅の近く、日蓮正宗本門寺の裏手にある「Cafe Rin Rin」さん。地元産を中心に、季節の旬のフルーツをたっぷり使ったスイーツを提供するカフェです。
初夏には桃、夏から秋にかけてはシャインマスカットなど、季節ごとに訪れる楽しみがあるのですが、冬から春にかけてはイチゴをたっぷり使ったスイーツが人気とのことで舘さんはおすすめの「気まぐれ いちごづくしプレート(2,500円・予約制)」をチョイス。
いちご大福にいちごサンド、ミニクレープにミニパフェなどなど、日によって変更する場合もあるそうですが、これだけいちごのスイーツが並ぶとどれから食べていいのか分からなくなるほど。
舘さんとは今回で3回目のロケですが、一番幸せそうな顔になってる気がする(笑)
お昼近いので同行してくれた三豊市地域おこし隊の竹内さんは「ピリ辛!オリジナルカレー(980円・サラダ、ドリンク付き)」。香りが良くてめっちゃ美味しそう!
私は、お店のスタッフさんおすすめの11:30までのモーニングメニュー「今日のフルーツハニートースト(ドリンク代+400円)」をいただきました。もう、ランチがいらないほどのボリューム!
ハチミツたっぷりのトーストにカラフルなフルーツ、そして生クリームが至福すぎる! ラテアートがかわいいカフェラテと一緒に美味しくいただきました。
舘さん「使用されているフルーツは、三豊市の旬で新鮮なものを使っているとの事。どれも絶品でした。
とても優しいご家族で『ゆっくりしていってくださいね〜☺』と最後まで心地よい空間をありがとうございました!」
三豊市三野町1836-1
TEL 070-8985-3796
営業時間:9:00~17:00(L.O.16:00)
定休日:月、火、(日)曜日
がっこうのイチゴ園 財田上
舘さん「いちごソムリエさんがいらっしゃるいちご農園。食べ頃のいちごの探し方や、糖度測定器で甘さを計測したり、楽しくいちご狩りができます。
頂いてみると、ジューシーな強い甘味と爽やかないちごの酸味が広がり、手が止まりません。夢中になり食べすぎてしまいました(笑)」
廃校になった財田上小学校の跡地を再び地域のために活用したい! との思いで2016年にオープンした「がっこうのイチゴ園 財田上」さん。グランド跡地に作られた広いハウスには、スタッフさんが丹精込めて育てた甘くて美味しい香川県産の「さぬきひめ」を中心としたいちごを用意。今年は6月8日(予定)まで楽しめます。
いちご狩りは午前10:00~11:00、午後13:00~14:00の2部制。最初にスタッフさんから利用方法や注意点などの説明を受けてから受付を済ませ、実質40分たっぷり楽しめます。ちなみに料金は中学生以上2,200円、小学生1,500円、3歳以上小学生未満1,000円となります。
では、さっそくいちごを狩りまくることにしましょう(笑)
たわわに実ったいちごがめっちゃ美味しそう!
腰の高さに実っているので、お年寄りでも無理なく楽しめるのがいいですね。子どもだと目の高さなので、これはテンションあがるでしょう。
てか、わかりやすく美味しくてびっくりな顔!(笑)
もぎたてのいちごにかぶりつくと、甘酸っぱい(というよりほぼ甘い)いちごの瑞々しさが口の中に広がってとっても美味しい! 舘さんが言うようにこれは本当に食べるのに夢中になる。お腹いっぱいになるまでたっぷりいただきました(笑)
舘さん「廃校になった小学校跡地のグラウンドを使っていちご園を開いたとのこと。授業を思い出す懐かしい黒板があったり、下駄箱で靴を履き替えたりと、世界観が面白かったです。」
毎年人気なので、事前に予約した方がいいかも。
三豊市財田町財田上726
TEL 0875-23-6037
営業時間:午前の部 10:00~11:00、午後の部 13:00~14:00
ということでANAの現役CA・舘 咲奈さんがおすすめする三豊の春いちごと絶景桜スポットでした。
3月に入って少しずつ気温が上がってくると春を探しに出かけたくなりますよね。桜も今年の香川県の開花予想を見ると3月27~30日頃でしょうか、ぜひ三豊の春をたっぷりお楽しみください!
◆今回のフライトログブック
おしまい。