
今年も花火シーズンがやってきました!
読者の皆さんの中には近隣の花火大会のスケジュールを確認して、あちこち梯子しながら花火を楽しまれている人も多いことでしょう。
なのですが…
花火会場まで出向くって結構億劫じゃないですか? 本当は取材にもどんどん行きたいところなのですが、車は停められないわ、人は多いわ… それと記事用の写真を撮ろうとすると早く行って場所を確保しないといけない。なので、よほどニュース性がないと花火大会に行こうという気力が湧かなかったんですよね。
でも、実はずっと気になっている花火大会があって、それが今回ご紹介する岡山国際サーキットの花火大会。噂によると、そこいらの花火とはレベチらしいし、屋台やドリフトショーなど、花火以外のイベントも盛りだくさんで楽しいらしいのです。
ところがいざ行くとなるとまたしても面倒くさい病が発病… でも行きたい… そんな葛藤をしているうち、ある最適解を見つけました。そう、日帰りバスツアーです。
今回は旅行会社のトラベルビジョンさんが企画するバスツアーを利用して岡山国際サーキットの花火大会に行って来ましたので、その感想なども交えながらレポートします。
何から何まで楽チン!日帰りバスツアーで行く岡山国際サーキットの花火大会

あらためて紹介すると、今回利用したのはJTB総合提携店「トラベルビジョン」さんの日帰りバスツアーです。私が乗車したのはJR高松駅(13:00発)ですが、新居浜や観音寺からの送迎もある様子。途中JR宇多津駅を経由して、16:00頃、岡山県美作市にある岡山国際サーキットに到着しました。
もう、まず自分で運転しなくていいのが楽チン。ナビ任せが嫌な私は事前に道順を確認しないと落ち着かないのですが、運転は他人任せなのでそんな必要もない。移動中は完全に寝てたし、何ならビールだって飲める。それと、会場に到着してみて分かったのですが、バスツアーだと会場のド真ん前の駐車場に誘導してもらえるんですよね。これが個人の乗用車だと、ヘタするとこの暑さの中、遠い駐車場から延々歩かないといけないところでした。

今年で3年目を迎える岡山国際サーキットの花火大会。国内でも屈指の技術を誇る花火師「磯谷煙火店」とのコラボにより約1時間に渡って豪華絢爛な花火を打ち上げます。さらに、ナビゲーターとしてお笑いコンビ「笑い飯」が会場を盛り上げるという趣向です。
また、花火大会は全席有料。花火により近いVIP席や指定席のほか、スタンド側のフリーエリアもあります。ちなみに今回のバスツアーはスタンド側のフリーエリアでしたが、ツアーごとに仕切られた席が確保されていました。
花火打ち上げの19:45にはまだたっぷり時間があるので、会場内をぶらついてみましょう。

イベント広場には、お好み焼きや焼きそば、唐揚げ、かき氷など約50店の屋台が並び、多くの人たちで賑わっていました。

ステージではアイドルやアーティストたちによるライブも。

サーキットらしく、チューニングカーの展示もありました。
この車たち、めっちゃ懐かしい! 若い頃、こういう車で六甲山をイキって走ってたのを思い出します。(もちろんここまでチューニングはしてませんが… ちなみに元関西人です)


そして、実は密かに楽しみにしていたのがこのドリフトアトラクション。私たちの世代ではドリフトと言えばドリキンこと土屋圭市さんですが、今の人たちは頭文字DとかMFゴーストなのかな? とにかく、若者の車離れとか言われている中でも、会場はめちゃめちゃ盛り上がっていました。

一番安いスタンド側フリーエリアでも1人5,000円なので、最初の印象では正直高いと思ったのですが、こういうイベントまで見れるなら十分納得できますよね。ほんとたまんない!

打ち上げ時間が近づいてきたので撮影準備を始めることにしましょう。受付を済ませて、唯一三脚の使用が可能なフォトグラファーエリアに向かいます。
お笑いコンビ笑い飯さんの軽快でユーモアのあるアナウンスのあと、いよいよ花火大会のはじまりはじまり~!

たまや~っ! じゃなくて、磯谷~っ!!

打ち上げプログラムは曲に合わせて花火の上がる「メロディー花火」や「ハーモニー花火」、磯谷煙火店自慢のオリジナル「創造花火」など1時間にわたって11個のテーマに分かれて実施。個性的かつ美しい花火が壮大に打ち上げられます。

こちらは「イラスト花火」。左からハート、タコ、にこにこマーク(?)なのですが分かりますか?

なかなか見ることができない珍しい花火も打ち上がりました。
こちらは宝石のオパールをイメージしたという5色の鮮やかな花火。

そして、開く過程で色が変化するという「変化菊」。

そして、各テーマの最後には小フィナーレがあって、会場はそのたびにどよめきに包まれます。



公表されていないようなので全部で何発上がるか分からないのですが、1時間ずっと上がりっぱなしなのでかなりのもの。ほんと、たっぷり楽しませていただきました。
そしてフィナーレ! 煙がすごすぎてうまく写せなかったのですが、とにかく大迫力で、腹の底まで響き渡りました。すごすぎ!

香川に住んでいるとなかなかこの規模の花火を生で見ることができないので、ほんと夏の良い思い出になりました。
帰りもほぼ渋滞することなくスムーズに進み、余韻に浸りながらのんびりバスで帰ることができたのも良かったと思います。
バスツアーの料金もトータルで考えると2人ぐらいなら車で行くより安上がり。実際めちゃくちゃ楽チンだったので、また味を占めて別のバスツアーにも参加したいと思いました。
私のように普段は車オンリーの人ほどケースバイケースでバスツアーを選択肢に入れてもらってもいいと思いますよ。
取材協力 = トラベルビジョン
