毎年この時期になると気になりつつもなかなか行くことができなかった場所。標高1,043mの塩塚峰に広がる高原では広大なススキの草原が見頃を迎えています。
高松中央I.Cから高知道の新宮I.Cまでは約50分、そこから塩塚高原までは何本かのルートがあるようですが、新宮I.Cから馬立川沿いの県道を北へ向かうとやがて銅山川と合流するので、その先を右折して山道を進んでいくのがおすすめ。ところどころ車の離合が困難な場所はありますが、ゆっくり進めばそれほど大変な山道ではありませんでした。
要所要所に立てられた塩塚高原への案内板を頼りに、とりあえずパラグライダー施設あたりに目星を付けて進むと眼前にススキの草原が見えてきました。ここらでいったん車を降りて散策してみましょうか。
「塩塚高原パラグライダー フライトランディング場」付近はススキそのものを撮るなら最高!
実は今回はじめてやってきたので勝手が分からず、とりあえず散策は塩塚高原やすらぎの広場あたりからスタート。散策路っぽい道があったので上ってみることにしました。
時刻は14時を少し回ったところ。山を見上げるように進んでいくので、正面から太陽の光がいい感じに差し込んできます。逆光でキラキラ輝くススキがとっても綺麗。
ふんわりとした写真が撮れるかなと思い、ポートレートも何枚か撮影してみました。
ここのススキは背が高くて人物と一緒に撮るのはなかなか大変だったのですが、いろいろ工夫して撮るのは楽しかったです。
頑張ってもう少し上ってみましょうか。わりとタフな散策路なのでスニーカーなどの動きやすい靴は必須です。
そして視界の広がる広場に出たと思ったら… 何台も車が停まってた… 車でも行けるんやん!(笑)
ここがどうやらパラグライダーの滑走場のようです。ススキの草原に囲まれるように緑の広場になっていました。
光の角度が絶妙で、ほんとキラキラなススキが美しい!
ふと見ると、一眼レフで熱心にススキを撮影しているお姉さまが。なんとなく挨拶をすると、麓の新宮から来られた地元の方なんだそう。
書いていいのか分からないので割愛しますが、年齢を聞いてびっくり。めっちゃ若い!(笑)
初めて塩塚高原に来たんですと伝えると、いろいろおすすめの場所を教えてくれました。ありがとうございます。
その中で、ススキに埋もれる写真が撮れそうな塩塚高原展望台がいいかなということになって、上ってきた散策路をまた降りて行きました。読者の皆さんは無理せず車で行ってください(笑)
パラグライダーの周辺では、草刈り作業をしていたおじさまたちからも親切に声をかけていただきました。地元の人たちがすごく優しくて、またぜひここに来たいなと思いました。
高台から見下ろす圧巻の景色!「塩塚高原展望台」はポートレートにも最適。
やすらぎの広場からふたたび車を運転すること数分、徳島県に入るとまたもや眼前に超広大なススキの草原が出現。この瞬間、同乗のモデルさんと2人で思わず「すごーっ!」と叫んでしまいました。
さらに数分進んで塩塚高原展望台へ。ここでは360度見下ろす大パノラマが広がっています。
写真好きじゃなくてもこれは思わず撮ってしまうよね。
ここは人物と一緒に撮影するのに最適なんだそうで、すでに何組かポートレートを撮影されていました。
せっかくなので我々も何枚かススキに埋もれる感じで撮影してみましょう。
望遠レンズで撮ってみるのも面白そう。135mmで背景ボケボケに撮影。
ポートレート撮影ならこの場所が最適でした。ススキの草原にズカズカと入っていくのはマナー違反ですが、散策路の起伏や少し入り組んだ場所もあるので、ススキに埋もれた感のある写真もわりと簡単に撮れますよ。
さて見頃はいつごろまででしょう。僕はまだ茎が青いかなと思ったのでもう少し先でもいいような気がしていましたが、地元の方のお話だとススキとしてはこれでも少し遅かったねと言われました。
ススキの草原としては11月に入っても十分楽しめると思いますが、さらに黄金色になっていると思いますので、そのあたりはお好みでどうぞ。
おまけ。
先ほどのお姉さまから教えてもらった「道の駅 霧の森」で超人気の抹茶スイーツをいただきました。
新宮I.Cのすぐそばなので、ついでに立ち寄ってみてはいかがでしょうか?
おしまい。
告知!吉田春乃ソロリサイタル
ガーカガワでお馴染み、今回のロケのモデルにもご協力いただいたサクソフォン奏者・吉田春乃さんが、11月5日(日)にさぬき市の源内音楽ホールにてリサイタルを行います。
当日券もあるそうです。サックスに興味のある方、迫力のある音色に酔いしれたい方、密かに春乃さんのファンになっている方(笑)…、音楽を通じて地元香川を盛り上げようとしている吉田春乃さんのリサイタルにぜひ足をお運びください!