県内の桜もようやく咲き始め、早いところではすでに満開となっている様子。
ここ、東かがわ市の「とらまる公園」でも4月1日現在、6~7部咲きのソメイヨシノが市民の目を楽しませています。
市役所の職員さんによると東かがわ市の桜の開花状況は全体的にやや遅いそうですが、今週末ぐらいには見頃を迎えそうです。
ふと、とらまる公園から瀬戸内海を眺めると不思議な光景が。なんかタンカーが空を飛んでない??
一瞬、東かがわ市が全力でエイプリルフールを仕掛けてきたのかなと思いましたが、これは蜃気楼の一種で浮島現象と言うのだそうです。東かがわに行くと、巨大なエイの群れに遭遇したり野生の猿に出くわしたり、結構な確率で自然の神秘を体験します。
そんな桜咲く新年度の始まりに、東かがわ市で県内初となる「ローカルスタートアップ型地域おこし協力隊」がスタート。この日は同市役所でその委嘱式が行われました。
地方で起業にチャレンジ! 東かがわ市で夢の実現を目指す
「ローカルスタートアップ型地域おこし協力隊」とは、東かがわ市で令和5年度から取り組むローカルスタートアップ支援事業の一環として行うもので、応募者の持つ「好き」や「得意」を活かして、東かがわ市をもっと楽しい場所にするチャレンジを、みんなで応援し、一緒に成長していくという制度です。
東かがわ市が考えるローカルスタートアップ「地域資源を活用し地域課題の解決に資する小規模創業」を実現するための施策のひとつなんだそうです。
地域おこし協力隊といえば「その地域のために」広報活動や産業支援を行うというイメージが強かったのですが、今回のこの制度は「協力隊の夢(起業)の実現のために」伴走支援をするといったイメージでしょうか? かなり画期的な内容なんじゃないかなと思います。
そんな「ローカルスタートアップ型地域おこし協力隊」の委嘱式が東かがわ市役所で行われ、上村市長より委嘱状が手渡されました。
今回「ローカルスタートアップ型地域おこし協力隊」を委嘱されたのは、西谷旭斐さんと上田亜哉人さんの2名。今後はそれぞれ東かがわを拠点にし活動、西谷さんは「地域や市役所の皆さんの応援をいただきながら、自分の事業に対して一つずつ積み重ねながら進みたい」と話し、上田さんは同市五名地区で薪窯パン作りを行う事を踏まえ「自分の夢実現に向けて頑張りたい」と、それぞれ抱負を話してくれました。
起業は自ら能動的に、時には貪欲に使えるものは使い倒すぐらいの行動力がないとなかなかうまくいかないもの。そしてその行動力は割と周囲に影響を与えるので、地域おこし協力隊のお二人がその行動力を発揮されて「なんか最近東かがわが面白そうやん」と思ってもらえるよう、ぜひ頑張っていただきたいですね。
さらに今回は、生食用牡蠣「ADOMILK(アドミルク)」の更なるブランディングに向け、地域プロジェクトマネージャーの委嘱式も行われました。委嘱されたのは吉鷹知美さん。
ハマチ養殖発祥の地として知られる東かがわ市の安戸池で養殖された牡蠣「ADOMILK」が今年2月に誕生。吉鷹さんは「牡蠣の拡大支援を通じて町の良さをいろんな人に知ってもらえるよう頑張りたい」と話されました。
養殖生牡蠣もめっちゃ気になるのですが、吉鷹さんは牡蠣殻などを使ったキャンドルも企画・販売されているそうなのでそちらも気になります。そのうち取材にぜひ伺いたいと思います。
東かがわ市の上村市長にもお話を伺いましたが、東かがわ市で新たな事業を創出し、既存の事業者と競合するのではなく協業していけるような協力体制のもと、新たな視点や手法を取り入れることで、東かがわ市全体の活性化を目指したいとし、東かがわ市の本気度も伝わってきました。
ーーでは最後に、あらためて上村市長らしく東かがわをアピールしてください!
上村市長「東かがわ市は可能性の塊だ! どんとこーーい!!」
いつも無茶振りですみません…(笑)