今年1月に発祥の地・香川県高松市に本社を移転した株式会社はなまるが、讃岐うどん文化の伝統を守り、革新を起こすことに挑むべく、「おいでまい!さぬきプロジェクト」を始動!
その一環として、香川の直営5店舗を1店舗ごとに異なるコンセプトを持ったうどん店として刷新するプロジェクトを立ち上げ、第一弾として「手打ちと創造 はなまるうどん多肥店」が7月2日にオープンしました。
今回は、オープンに先立ち行われたメディア向けお披露目会に参加したので、その模様とともに多肥店の特徴などを中心にレポートします。
マジではなまるをあげたい!新コンセプトの「はなまるうどん」
いやもう看板からして普通のはなまるうどんとは違うでぇ~と主張している多肥店。オープン前日に行われたメディア向けお披露目会には、香川の主要メディアが勢ぞろいかと思うほど多くの報道陣が集まり、その注目度の高さが伺えます。
外観は和モダンなデザインでおっしゃれ!
店内には高松出身のイラストレーター・オビカカズミさんによる、山や波のモチーフを通じて「昔・今・未来」の流れを表現した幅4.5mの壁画。さらに、香川県産ヒノキを使った内装は、自然の温もりに満たされた落ち着きのある空間です。
店舗入り口にはファンキーなオリジナルグッズも販売されています。
そして、はなまる初! 職人が店内で打つ手打ちうどんを全メニューに採用。全国どこでも変わらぬ味を提供するため、これまで工場製麺を採用してしてきましたが、多肥店では讃岐うどんの原点に立ち返り、はなまるうどん初となる麵打ち場が導入されています。
麵打ちは、スタッフさんを本場讃岐うどん協同組合理事長の香川氏の元に派遣し指導を受けた本気あふれるもの。さらに香川県産小麦「さぬきの夢」を贅沢に使用し、足踏みや熟成といった工程を丁寧に積み重ねることで、唯一無二のもっちり感と喉ごしを実現したそう。
気になる出汁は、讃岐うどんに欠かせない伊吹島産いりこや琴平産薄口醤油など香川県産品をはじめとしたこだわり素材を使用。さらに、北海道産利尻昆布、鰹節、うるめいわし節、ムロアジ節を絶妙に掛け合わせ、厚みのある旨味を引き出しているそうで、これも期待できます。
内覧会にはうどん脳ツルちゃんも来ていたので、せっかくなので一緒に試食させてもらいました。
多肥店はセルフではなくテーブルのタッチパネルでオーダー。
どうせなら、既存店とはまったく違う3種の限定メニューをいただきましょう。
まずは、「骨付き鳥っぽい味のかしわ天うどん」。
香川名物「骨付き鳥」をイメージした味付け(塩、黒胡椒、にんにく)のかしわ天とうどんの組み合わせ。やみつきになる黒胡椒のスパイシーな味わいが魅力とのこと。(かけ:小1,000円、ざる:小1,100円、ぶっかけ:小1,100円 )
麺はもっちもちでうますぎ! はなまるの既存店の麺も決して美味しくないわけではないのですが、より讃岐うどんらしさに磨きがかかった感じ。この骨付き鳥の天ぷらも、近所の骨付き鳥専門店が混雑してたらこちらに流れて来てもいいくらい骨付き鳥の味! これはぜひ一度食べてみてほしい。
続いて「白黒つけないかけ・白黒つけないざる」。うどんと綾川そばの合い盛りをかけ・ざるで楽しめます。
香川県綾川町では、休耕田を利用して、うどんのみならずそばの栽培もおこなっており、地元で長く愛されていることから、多肥店でもうどんと綾川そばを同時に楽しめる合い盛りのメニューを提供することにしたそう。(かけ:700円、ざる:800円)
本格的な手打ちの讃岐うどんと、希少な綾川蕎麦が同時に楽しめるなんて、なんという贅沢でしょう。ツルちゃんも思わずお蕎麦に手が出てしまったようです(笑)
そして個人的に一番驚いたのがこちら「茶のしずく天」。
香川の銘菓「茶のしずく」を、天ぷらに仕立てた多肥店限定の一品。蜜入りミルク饅頭の「茶のしずく」が持つ、まろやかな甘みとほどよい渋みのしっとり食感に、衣のさくっとした食感が重なるコントラストが魅力とのこと。(200円)
茶のしずくの甘さを引き立てるためにてんぷら粉も専用のものを使っているそうで、そう言われると少し塩が入っているのかな? 香川ではお正月に食べられるあん餅雑煮みたいで、うどんと一緒に食べても意外と合いました。
いろいろ既存店とはレベチ… というより別物の店と言ってもいいぐらいなので、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか?
お披露目会の式典では、うどんYouTuberのヤグタウンさんが大勢の報道陣の前に晒されて… いや、公開試食されてました。相変わらずいい食べっぷりでした(笑)
おしまい。
店名 | 手打ちと創造 はなまるうどん多肥店 |
所在地 | 高松市多肥下町433 |
電話番号 | 087-815-2625 |
営業時間 | 10:00~15:00 |
休業日 | 無休 |
駐車場 | あり |