今回はGWも近いので、香川に遊びに来るグルメな皆さんのために特にアクセス数の多かったおすすめ5玉を選んでみました。
香川では知らない人がいないほど人気のツルキャラ「うどん脳」。実は、うどんが好きすぎて脳がうどんになってしまった元人間の妖怪なのです。
そんなうどん沼にハマったうどん脳ツルちゃんと一緒に徘徊すればおいしいうどん屋さんに巡り合うのに違いない! と始まった企画「うどん脳とツル巡り」も早や22玉(店)目となりました。
そして、何年かぶりに県外の観光客で賑わうであろうこのゴールデンウイーク。きっと「どこかおすすめのうどん屋さんないかな…」と探される人も多いと思うので、ツル巡り企画の過去記事の中から特にアクセス数の多かった5玉を選んでみました。(アクセス数が多い=読者が選んだというちょっと強引なロジックですが…)
ツルちゃん(うどん脳)のおすすめポイントも聞いていますので、ぜひ香川旅行のご参考になさってくださいね!
※GW期間中は定休日等通常より変更の場合もありますのでご注意ください。
吉本食品(東かがわ市)の「濃厚鬼醤油うどん」
東かがわ市三本松の東寄り、幹線道路から外れた立地にある同店は、ツルちゃんが言うように「裏路地の隠れ名店」という表現がぴったり。観光客が押し寄せることもあるのでしょうが、どちらかというと開店直後から地元の人たちで賑わう地域密着型のお店という印象です。
ツルちゃんおすすめは「濃厚鬼醤油うどん」。
釜から揚げたばかりの熱々麺はもちもちしていてツルッとした喉ごしがとってもいい!
とろっとした温泉たまごにピリッとした唐辛子は相性が良く、辛さというより風味を感じる黒胡椒も良いアクセントになっています。
そして、このバターのようなものの正体は、なんとにんにくバター! このにんにくの風味が胃を刺激して、ますます食欲がでてくる!
元々は、まかない裏メニューだったそうですが、今では同店人気の病みつきになるうどんです。
手打麺や大島(高松市)の「かけうどん」
高松の南の方に住む人たちに美味しいうどん屋さんを聞いたらまず名前が出てくるのが「手打麺や大島」さんです。
何うどんにする? じゃなくて、何玉にする? と悩むのが大島さんの楽しいところ。店頭のメニューには半玉から7玉まで書かれており、つい「7玉とか食べる人おるんかいっ!」とツッコんでしまいそうですが、半玉から味わえるのはうどん巡行にはありがたいですよね。
こちらでは「かけうどん」をお好きな天ぷらとともにどうぞ。
もう、この安定の大島うどん。
うどん店もこれだけ多いと差別化のためについ違ったことをしてみようと思いがちなのですが、大島さんのうどんは奇をてらわず王道そのもの。麺は固くも柔らかくもなく、太さも標準。出汁は北海道産の昆布と伊吹島産いりこを使った、これもさぬきうどんの標準仕様。
じゃぁ、どこがいいの? みたいな話になってくるのですが、大島さんのうどんはすべてが優しい。これがあるから旨いんじゃなくて、なんだかわからないけどとにかく旨い。そんなうどんです。
ヨコクラうどん(高松市)の「しょうゆうどん」
100年前にタイムスリップして思わず「うまいでござる!」と言ってしまいそうな「ヨコクラうどん」さん。江戸時代から5代目となる超老舗です。
年季の入った安心感のある店内。王道のセルフ店なので迷う事もないでしょう。
そして、ツルちゃんのおすすめは「しょうゆうどん」。
ヨコクラうどんさんのしょうゆうどんは、うずらの卵がのってる!
そして、大根おろしに徳島産のゆずがたっぷり!
これに先代から受け継がれたという特製だししょうゆをぐるぐると2、3周軽くかけると、うずらの卵と大根おろしがゆずの味と絡んでさっぱり美味しいのです。麺のコシがしっかりしているので食べ応えのあるうどんです。
がもううどん(坂出市)の「うどん」
さぬきうどんの原風景が楽しめる名店! 坂出市の「がもううどん」さんです。
製麺所から派生した、さぬきうどんの原点を見るような厨房。行列に並ぶところから始まって、注文し、思い思いのトッピングや出汁をチョイスする一連のセルフスタイルがすでに思い出深い体験になる不思議なお店です。というか、トッピングとかセルフとか横文字がまったく似合わない。もっと、素朴な表現がないものだろうか…
メニューもシンプルに「うどん」だけ。玉数と温・冷を指定して注文します。出汁は温・冷それぞれかけだしと、濃い口だし、醤油をお好みで。
麺は太くも細くもなく標準。硬さもほど良くもっちりとしていて喉ごしの良い、これぞさぬきうどんという感じ。出汁も伝統のいりこを使った素朴な味ですが、天ぷらのコクが混じると最高にうまい!
さぬきの王道を行く、ほっとする安定の美味しいうどんです。
いけこうどん(多度津町)の「かもすだち ぶっかけ」
民家風の建物に製麺所っぽい煙突のある多度津町の「いけこうどん」さん。
大阪の元蕎麦職人である店主が香川のうどんに衝撃を受けて移住、ついにはお店まで出してしまったというこだわりのお店です。
ツルちゃんおすすめは、鴨肉がたーっぷり入った「かもすだち ぶっかけ」。
麺の滑らかさ、コシを一層引き立てるために一晩熟成させた麺は、微妙に太さの違う2種類の混合麺。いりこだけでなく、ほんのり鰹のコクを感じる出汁は元関西人の僕としては少し懐かしい味です。
そして、圧巻はこの鴨肉!
ツルちゃんが「鴨肉って、こんなにおいしかったの?!と思ったツル」と事前にその衝撃を伝えてくれていましたが、ひと口食べてそれが大袈裟でない事が分かりました。
なんか、変なアクがなくて上品な味。ていうか、関西のええとこで食べる鴨なん蕎麦の鴨よりおいしい! と思いました。
以上、ツル巡りの中からアクセス数の多かったうどんを5玉選んでみました。香川にはまだまだまだまだとっておきのうどん屋さんがあるので、また近々ツル巡りも再開したいと思います。
どうぞお楽しみに!