僕がこの場所を知ったのは、2011年に公開された映画「八日目の蝉」のワンシーン。
ストーリーに直接影響するシーンではなかったのですが、ほんの10秒ほど流れたこの絶景にくぎ付けになり、その後すぐ訪れた時の感動は今でも忘れられません。
いつかは本誌ガーカガワでも紹介しようと思っていたのですが、今回たまたまうどん脳スタッフの皆さんと小豆島へ来た際に立ち寄ったのと、もたもたと記事化を先延ばししていたらうちの娘も行きたいとのことで、直近に2回も訪れるという幸運。
そんなわけで、今回はこの両日に撮った写真とともに「西之瀧(西の滝) 龍水寺」の絶景を紹介したいと思います。
なお、ネットの情報には「西の滝」という表記が主流のようですが、本稿では公式ホームページ記載に則り「西之瀧」とします。
さぬき百景にも選定されている小豆島霊場42番・西之瀧龍水寺
小豆島霊場第42番札所・長勝寺本坊大麻山慈眼院 西之瀧龍水寺(にしのたき りゅうすいじ)は、十一面観世音菩薩を本尊とする霊験あらたかな古いお寺です。海抜500mの山に開かれたこの地は、古くから山岳崇拝の霊地とされ、山伏修験が行われていました。
地図を見るとかなり険しい道のりのようですが、参道の入り口には駐車場がありますので実はそれほど歩く必要はありません。ただし、駐車場までの山道は細く急なつづら折りとなっているので車の運転は慎重に。
そして、ここが重要! 車を停めて参道を歩きますが、まずはそこから見える景色は見ないこと。やがて本堂に続く長い階段が現れますが、ここでも振り返らずに階段を登り切りましょう。
そして、階段の先にある山門に到着したら、いち、にの、さん、で振り返る!
どうです? この天空感全開の浮世離れした絶景は!
ここにたどり着くまで振り返らないのは、この感動を味わってもらうためでした。先に道々で見てしまうと感動が薄れますからね(笑)
うちの娘もさっそくスマホで撮影しています。
そして、うどん脳ツルちゃんも感動のあまりパペット姿に!(笑)
てか、キミは誰??
画的にはここで十分だと思いがちですが、実はこの先にも絶景スポットがあるのでさらに上ってみましょう。
木々の緑がまぶしい参道もいいかんじ。
さらに進むと、こんなところによく建てたな… と感心する超絶な光景が目に入ります。
これはすごい!
迫力のある景色に圧倒されながら本堂で参拝を済ませ、住職さんのありがたい説法をお聞きしたあと、本堂から続く洞窟(神聖な場所すぎてさすがに撮影は自重しました。)を抜け、さらに階段を上っていくと…
ここもやばい!
ツルちゃんもヤバイ!
ここからはさらに広がりのある瀬戸内海の眺望!
観光地として有名なエンジェルロードも俯瞰で眺めることができます。
足元を見ると足がすくむのでご注意ください。絶景スポットとしては僕の中では10本の指に入るほどおすすめな理由が分かっていただけると思います。
陳腐な表現ですが、ほんと、ここは最高ですよ!
ちなみにこの場所はさぬき百景にも認定されているそうです。
行きにあえて見なかった人は、駐車場に行く前にぜひこちらからの眺めもご堪能ください。
車でないと行けませんが(しかも運転に慣れてないと恐怖かも)、小豆島の観光コースにぜひ入れてみてはいかがでしょうか?