ここ数年グランピングがブームになっていますが、それっぽい場所にただ豪華なテントを建てただけというがっかりな施設も多いと聞きます。
そもそも、ちょっと贅沢なキャンプをしようというのがグランピングなので、アウトドア的な楽しさがなければ始まらない。バーベキューをしてただ泊まるだけなら温泉旅館にでも泊まった方が幸せになれます。
というわけで今回お邪魔した「Miki里山グランピング」さん。2月のオープンを前に、四季折々の自然がたっぷり楽しめるグランピングヴィレッジをたっぷり紹介します!
春は桜、夏は虫取り、秋は紅葉、冬は天体観測など。連泊してたっぷり楽しみたい自然の宝庫
三木町の山間部、小蓑方面に向かう途中の里山に「Miki里山グランピング」さんがあります。ちょっと道が分かりにくいのですが、オープンの頃には要所要所に案内板も立てられるそうで、おそらく問題にはならないでしょう。
敷地に入り、まずはホテルでいうフロントの役割を持った建物「バーズネスト」に向かいます。ちなみにこの名前は鳥の巣という意味で、ヒナが巣立って毎年同じ巣に戻ってくるように、一度訪れた人が何度も来たくなるような、そんな場所でありたいとの願いが込められているそうです。
ここには受付のほか、トイレや広いデッキテラスもあり、ちょっとしたパーティーなんかもできそう。将来的にはカフェなどの構想もあるそうです。
段々畑のような広大な敷地は1万平米超。ここにはグランピングサイトが4棟しかなく、全棟独立型となっている完全プライベート空間となっているそう。
敷地には桜の並木が。これ、春になったら絶対に綺麗なやつやん! 他にもアジサイやバラ、モミジなど四季を通じていろんな草花が楽しめるようです。桜が咲いたらまた見に来よう。
木立をよく見ると鳥の巣が何個も見られます。巣箱も設置していて、たくさんの野鳥も訪れるそうです。
夜になると野ウサギが出てくることもあるそう。夏になればカブトムシやクワガタなども飛んでくるそうなので、親子で散策したらいい思い出になりそう。
斜面の途中には遊具もあるので子どもたちは大喜びのはず。
ブランコからは遥か彼方に高松市内の街並みが見下ろせます。ちょうどブランコから景色が見れるよう、前方の樹々の高さも調整しているという念の入りようです。
せっかくなのでグランピングサイトも見せていただきました。
春・夏・秋・冬と名付けられたグランピングサイトは全部で4棟。オープン前なのでベッドメイクまでは行われていませんが、テント内は思ったより広々とした印象。いちおう2名~4名の宿泊定員です。
ペットと泊まれるよう室内にケージが備わっていました。
エアコンは部屋の広さに対して、余裕を見て一段上の性能のものにこだわって設置。夏冬も快適に過ごせるようになっています。
ウッドデッキからはこの眺望! 昼間は眼下の景色を楽しめ、夜になると満点の星が眺められそう。
そして嬉しいのがこの設備。各テントの横には雨天時でも食事がとれるレストルームも完備、もちろん晴れた日は椅子とテーブルをウッドデッキに出してオープンエアーを楽しめます。
トイレやシャワーももちろん各サイトに設置。夜中に真っ暗な道をひたすら歩いてトイレに行くなんて考えただけでもゾッとしますが、ここならそんな心配もありません。
女性の皆さん、キャンプの時って朝のメイクに困りませんか? ご安心ください、ちゃんと洗面ドレッサーもありました。
横には焚火のスペースも。火を焚いて、コーヒーかウイスキーを飲みながら遠くの景色を見てのんびり過ごしたい…
他にも、愛犬家には嬉しいドッグランや、ひと汗流したい人にはサウナルームもありました。なんて贅沢!
今回ご案内いただいたオーナーの安西さんは、元々この土地を持っていて、息抜きに自然を満喫するうち、ひとりで楽しむのは勿体ないと感じていたそう。
そこでグランピングに目を付け、さまざまな施設を泊まり歩き、どこにも負けないグランピングヴィレッジを作ろとさまざまな部分にこだわりを持って今回オープンの運びとなりました。
春は桜やアジサイなどの花々を愛で、夏は虫取りや手持ち花火、スイカ割りなどをアクティブに楽しみ、秋は紅葉、冬は暖を取りながら煌めく星空を眺める。高台にあるグランピングサイトからは美しい景色が見られ、野鳥のさえずりを聞きながらゆったり過ごすのもいいですね。連泊して里山の自然にどっぷり漬かるのもいいかも!
早くも予約が多く入っているそうで、人気の施設になるかもしれませんね。
とりあえず桜の時期にまた来てみたいと思いました。
※施設の詳細、予約などは公式webサイトをご覧ください。
⇒ Miki里山グランピング