犬や猫などを飼っている飼い主さん共通の悩み「なかなか旅行に行けない」。
ペットホテルに預けるのもなんだか可哀想だし、ペット可のホテルもいろいろ制約があったり他の宿泊客に気を遣ったりしないといけない…　そもそもペットを飼った時点で旅行には行けないと諦めている人も多いと聞きます。

そんな悩める飼い主さんに朗報かも！　ということで、今回は多度津町に9月25日にオープンした1棟貸し古民家ゲストハウス「ペットと泊まれる宿　純華」さんを紹介します。

客室内オールフリー！　我が家のように過ごせる古民家の宿

古くから交通の要衝として栄えた多度津町。今回紹介する「ペットと泊まれる宿　純華」さんは、今でも商家など古い町並みが残る本通りの裏手にひっそりと佇む1棟貸しゲストハウスです。

南に3軒ほど離れた駐車場に車を停めてさっそくお邪魔すると、オーナーの関口さん（写真左）が愛犬だんくんと明るく出迎えてくれました。

そしてお馴染みの、よくしゃべりよくしゃべる、美人の名残のあるさっちゃんにも付き合ってもらいました。さっちゃんがいると、僕はツッコミ役に徹することができるのでめっちゃラクなんです（笑）

てか、いきなりだんくんを拉致して寛いでるし…

だんくんも空気を読んでかお愛想を振りまく！

そして、さっちゃんも空気を読んでかネタに走る…

多少空気の読み違いがあったことは否めませんが、いつも品行方正な三豊ネーゼであるさっちゃんがついネタに走ってしまうほどの居心地の良さ、そう、まるで我が家にでもいるかのようにリラックスできる、そんなお宿なのです。
ちなみに三豊ネーゼとは何かの品種名ではございませんので念のため。

それではお宿の中を少し見せていただきましょう。
まずは1階から。

約6帖の和室にフローリングの居間、こちらにはペットに優しいタイルカーペットが敷かれています。いちおう和室と居間の間には柵が設けられていますが、ペットは自由に放し飼いしてもらって大丈夫とのこと。
もちろん綺麗に使うのは当たり前のマナーですが、ペット可のホテルなどでは客室内はサークルやケージで過ごさせる施設も多いのでこれは有難いですよね。

そして、昭和初期に建てられたであろう古民家特有の急な階段を上がって2階に進むと…

そこはワンフロアー畳敷きの広く明るいお部屋になっていました。

窓からは多度津城跡の城山や、多度津の情緒ある古い家々が見渡せます。

そして、懐かしいテレビゲームもあります。これはハマってしまいそう（笑）

オーナーの関口さんは、「ここを拠点に多度津の町、そして香川県内や四国を大好きなペットと一緒におでかけしてほしい」という願いを込めてこのお宿を始めたと言います。
そして、多度津の町全体が、昔の子ども達を地域ぐるみで育てたように、ペットに優しいコミニュティーになればいいなと夢を語ります。

多度津の町を歩くと地域猫が愛想良く近づいてきたり、愛犬と一緒に散歩する飼い主さんが何組も歩いていたり、それを暖かく見守る地域の人々、何なら「ちょっと出かけるからこの子預かって～」みたいなことが気軽にお互い頼めるような町だと、多くのペット好きな人たちが集まってくるかもしれませんね。

宿泊料金は今のところ、2名で1泊12,000円、3名だと1泊15,000円、4～5名1泊20,000円。最大5名まで宿泊可能ですが、古い建物のためお風呂のお湯が足りなくなるそうで、3名以上の宿泊は事前にご相談くださいとのこと。
犬の場合は今のところ小型犬と中型犬のみですが、取材中にいろいろお話していると「大型犬も問題なさそう…」みたいなこともおっしゃってたので、躾の出来ている大型犬だったら相談してみてもいいかもしれませんね。

犬が大好きで愛情たっぷりなオーナーさんが営むゲストハウスにぜひ宿泊してみてはいかがでしょうか？

おしまい。

ペットと泊まれる宿純華 Instagram / @sumika.tadotsu