米国サンフランシスコに本社を置く世界最大級の宿泊予約プラットフォームであるAirbub（エアビーアンドビー）の日本法人は、無印良品を展開する株式会社良品計画が4月26日にオープンする滞在型宿泊施設「MUJI BASE TESHIMA」のAirbnbプラットフォームへの掲載を2024年4月9日より開始されました。

それに先立ち報道関係者向けに行われた先行内覧会に参加したので、ハイセンスな一棟貸し宿泊施設「MUJI BASE TESHIMA」をざっくりと紹介します。

宿泊は2泊から！暮らすように滞在し、豊島の島時間を満喫する「MUJI BASE TESHIMA」

小豆島と直島のちょうど中間に位置する瀬戸内海の島、豊島（てしま）。古くから稲作をはじめとする農業、近代からは酪農も栄え、ここ数年は現代アートの島として国内外から多くの観光客が訪れています。

そんな豊島の家浦港から歩くこと約5分、瀬戸内の島らしい集落の路地を入ったところにひっそりと「MUJI BASE TESHIMA」が佇んでいました。聞けば良品計画が展開する「MUJI BASE」としては千葉県の鴨川に続いて国内2番目の誕生なんだそうです。

無印らしさを感じる門扉を開けて敷地内に進むと、白を基調としたアートな中庭が目に飛び込んできます。いきなりオシャレ！

この「MUJI BASE TESHIMA」は、元々2011年に瀬戸内国際芸術祭で作品兼レストラン「イルヴェント」運営スタッフの寮「白い寮」として築77年の古民家をリノベーション、その後2013年に簡易宿泊施設として開業した施設でした。
その後、惜しくも2023年に廃業したものを良品計画が受け継ぎ、内装の企画やデザインを担当することで、無印良品の世界観を体現した施設として生まれ変わった一棟貸しの宿泊施設です。

外観だけでなく、室内も実に無印良品らしさが溢れています。こちらはキッチンとダイニング。

ダイニングテーブルからはハイセンスな中庭を眺めることができます。

日本の美意識や見立てを意識してしつらえた空間は、良品計画が展開するインテリアブランド「IDÉE」がコーディネートを担当。日本のヴィンテージ家具、モダンデザインのインテリア、日本のアーティストによる作品のほか、滞在中に使う器も、瀬戸内を中心に活動する現代作家の器をセレクトしているそうです。

宿泊は豊島での日常生活を体験してもらうため2泊以上での利用となります。豊島での買い出しや飲食店の利用も想定されますが、本土と違って常に都合よく営業しているとは限らない。そんなこともあって「MUJI BASE TESHIMA」には1泊につき2食分のさまざまな食材が準備されています。

「地域文化の体感基地」をコンセプトにするMUJI BASEでは、その地域の文化や食材を生かすことも体験してほしいと、季節ごとの地元の旬の食材を提供。この日用意されていたのは島で焼かれたパンや豊島産のレモンで作られたお菓子にドリンクなど。豊島で収穫したお米に瀬戸内の塩と味のりで作るおにぎりは絶品なんだそうです。

もちろんお馴染み無印良品の冷凍食品やレトルトなどもちゃんと準備されていました。

こちらはリビングとベッドルーム。アート作品を眺めながらグラス片手にのんびりと語り合えるような素敵な空間です。

リラックスして滞在するには上質な睡眠は不可欠です。こだわりの寝具に包まれて眠るときっといい夢が見れるはず。

浴室やドレッシングルームも抜かりはありません。ゆったりと寛げる広いバスタブやシャワールームも完備。アメニティーも無印良品の質の高い商品がセレクトされていました。

島の暮らしという非日常の中に、馴染みのある無印良品の家具や家電、アメニティーという日常を取り入れているという安心感。長期滞在を考えると非日常ばかりだとかえって疲れてしまいそうですものね。
「MUJI BASE TESHIMA」には、ハイセンスな中にも程よく日常を取り入れているところに好感が持てました。

先行してオープンしている千葉県鴨川市の「MUJI BASE KAMOGAWA」では3カ月先まで予約が埋まるほどの人気なんだとか。慌ただしく日帰りや1泊2日の旅もいいですが、その土地に馴染みながら2泊以上の長期滞在もいいものです。
瀬戸内海のアートな島で、のんびり島時間を過ごされてみてはいかがでしょうか？

予約はAirbub（エアビーアンドビー）のwebサイトからどうぞ！
⇒　Airbub MUJI BASE TESHIMA