緊急事態宣言も明けた10月某日。高知県の方の案内で、地元の人が進める本当に美味しい海鮮料理に舌鼓を打って来た筆者。その場所は、高知市街地からは車で30分程度。太平洋に面した海岸沿いを走り、土佐市宇佐町を目指します。
四国八十八か所霊場36番札所「青龍寺」や高校野球で有名な明徳義塾高校へ続く、赤い橋が見えて来たら到着。
お店の目の前は漁港のようになっており、すでに旨い感じが漂ってきます。
次々に出てくる高知の海鮮料理で腹パン!
到着したのは営業時間すぐでしたが、すでにお店の駐車場は満車。期待値がますます高まりますね。
今回はお接待していただく側。
料理は事前に注文していただいているようなので、いつものハイボールを注文して、あとから出て来たものを喰らうだけ。さぁ来い!と、肩をぶんまわしながら待っているところに来たのは、刺身盛り合わせ。
カツオ・イサキ・イカ、そして、ネギと和えられたフグ。赤みが綺麗な高知のカツオの特徴がしっかり現れていますね。
光の反射で脂が乗っているのもわかる。もう旨い!イサキも瀬戸内ではお目にかかれない魚。筆者も大好きなやつです。
添えてある柑橘も、高知ならではの”ぶしゅかん”。こういうのも良いですよね。
そうこうしているうちに、次々と出てくる料理。カツオのたたきとマグロ胃袋の唐揚げ。
たたきは土佐リスペクトということで、オールドスタイルに則ってタレでいただきます。そして、マグロの胃袋。これは地元ならではですよね。グニュグニュした食感が超どストライク!どちらも美味しゅうございました。
次に出て来たのが、マグロ食道の煮付け。
これまた珍味。旨い!旨い!!旨い!!!
その後も、フグの天ぷら、大アサリ(ホンビノス貝)バター蒸し、焼き長太郎貝(ヒオウギ貝)と魚介の連続パンチが続きます。
これだけ魚介類が続いても、飽きることなく心も胃も満腹になる。まさに海賊料理、という数々の品に舌鼓を打ちました。
表看板にもあった海賊ラーメンに心を惹かれながらも、筆者のお腹には入る隙間が一部もありません。それくらい大満足。
海賊らしい?少し怪しさが光る内装
今回お邪魔したのは、小上がりの個室。周りの目気にせず、接待やお子様連れなどでも利用可能です。
個室以外も、座敷・テーブル合わせて10席近くあり、大人数でも対応できそうですね。テーブル席では、鹿がニョキっと出迎えてくれます。よくみると、座敷には亀が…
天井の照明などは、まさに港町の料理店って感じです。
トイレに続く壁には、漁の風景の写真も飾ってあり、なかなか見応えがあります。街の歴史文化が海とともにあったのでしょうね。だから、料理にも説得力がある。
少し怪しいインテリアとそれらが相まって、この渾然一体とした感じが海賊というものなのか。
そう納得(錯覚)してしまう雰囲気があります(笑)
何はともあれ、本当に大満足な一夜でした。少し時間はかかりますが、本当に美味しいものが食べたい方は、足を伸ばしてみても良いんじゃないでしょうか。
店名 | 海賊料理 新漁丸 |
所在地 | 高知県土佐市宇佐町宇佐2761 |
電話番号 | 088-856-0155 |
営業時間 | 11:00~14:00 17:00~21:00 |
休業日 | 火曜日 |
駐車場 | あり |