各メディアの報道によりご存じの方も多いと思いますが、今月13日午前9時半ごろ、「海をイノシシが泳いできている。陸に上がってフェリー乗り場の方へ歩いている」と110番通報があり、その後逃げる途中に高松市の女性(84)に体当たりし、腕や足に怪我を負わせるという事件がありました。
その後、JR高松駅構内で警察官らがイノシシを捕獲、イノシシは殺処分されたそうです。
イノシシは一体どこから来たのか?
そこで疑問なのは、なんでJR高松駅にイノシシなんかいたの? という事。
うちの娘が住んでいる神戸市東灘区では、まれに六甲山からイノシシがやって来て街をうろつくなんて事があるそうですが、JR高松駅と言えば付近に山はなく、何キロにも渡る住宅地や繁華街をいきなりワープして出没するなんてありえない。現に、僕が高松市に住み始めて13年になりますが、そんな話はこれまで聞いたことがありません。
で、考えられるのが「イノシシ、海からやって来た説」。実際、冒頭にも触れましたように、高松港でイノシシが泳いでいるという通報があったようです。
イノシシって泳げるの??
では、泳いできたとしてどこから来たのか?
単純に地図から推測すると、一番近い女木島あたりか??
ちょっと調べると、県のホームページにこのような県民の声が寄せられていました。
【瀬戸内海国立公園の島の猪対策を早急に】
要約すると、瀬戸内海の島々にはイノシシが増殖し、村里に現れては被害を及ぼしている。瀬戸内海国立公園に指定されている関係で環境整備もままならず、何とかしてほしいという県民の要望です。
女木島をはじめとする瀬戸内海の島々では、イノシシ問題はかなり深刻である事がうかがえます。
そして、別のサイトでは、実際に男木島・直島間でイノシシが泳いでいる姿が目撃されています。
こちらのサイトでは、器用に海を泳ぐイノシシの姿が動画に収められていますが、発見者は10分ほど動画を撮影し、見送ったといいます。
そう、わりと頻繁にイノシシは海を泳いでいるのです。信じられん・・・
事件当日の高松の満潮時間は10:51頃。9時半頃なら潮位もそこそこあったはずで、高松港のどこかに上陸するのが比較的容易だったのではないでしょうか。
以上の情報から、おそらく女木島あたりから4km以上も泳いでやってきたんだろうと推測されます。
勝手な推理ですが・・・
【追記】実は屋島方面から??
記事掲載後、読者さんから「屋島方面から泳いできたと聞きました。」というツッコミをいただきました。
屋島かいっ!!
貴重な情報ありがとうございました。