初詣の参拝客もそろそろ落ち着いたかなと思いながらやってきましたが、1月5日になっても付近の道路はかなりの混雑。さすがは天下の金毘羅さんだと恐れ入りながら表参道外れのカフェギャラリー「Sando Sand. Stand」さんへやってきました。
今回のお目当ては、今日から始まった「へんないきもの展」です。
これは「香川県在住の作家の活動の場を増やす」というモットーで活動するフリーキュレーターの牛込さんが主催するもので、「いきもの」をテーマに制作された作品を手に取り、即売会形式で購入も可能といったグループ展となります。
参加する作家は3名。いずれも香川県在住で、絵画や張り子の制作を行う reiko.matsuno さん、土器作家の児玉木霊さん、樹脂を細かく練り、独特の形の立体造形を制作する林朋宏さんです。
ギャラリーをのぞくと、まずどーんと目に飛び込んでくるのが壁一面に貼られた reiko.matsuno さんの絵画。
ポップでカラフルな「へんないきもの」たちがびっしりと群れています(笑)
おもしろいのは、例えば「フリーハグ」や「ファンキー」、「とんがりとんがれ」のようにそれぞれの絵画に特徴のようなものがひと言書かれていること。それを見て妙に納得したり、逆に軽くツッコんでみたり、見ているだけでも楽しくなってきます。
そして児玉木霊さんの作品はまさにコダマっぽい(笑)
きちんとどこかに展示するより、下駄箱開けたところとか、廊下の隅とか、家の中でふいに目をやったらおった! みたいな感じにそっと置いておきたくなるキモかわいさです。
林朋宏さんの作品に至ってはどう感想を述べたらよいのか…(笑)
僕がまず頭に浮かんだのは雷おこしの妖怪?(失礼!)
不思議な世界観で「へんないきもの」度では突き抜けているように感じたのですが、おそらく人によって感じ方は様々なんだろうなと思わせる、先鋭的なアートならではの楽しさがありました。
主催者の牛込さんになぜ「へんないきもの」をテーマにしたのかと尋ねると、今回の3名の作家さんたちとは以前より交流があったそうで、それぞれのアート性を考えてグループ展を行おうと思った時に良い意味での「へんなもの」がしっくり来たそうです。
初日のオープン時間にお邪魔しましたが、早くも多くの人たちが訪れ、皆さん楽しそうに鑑賞されていました。牛込さんも「ぜひ楽しんでください」とのことでした。
ギャラリーの入り口にはポストカードやステッカーなどのオリジナルグッズも販売されていました。
皆さんも、金毘羅さん参拝のついでにキモかわいいアートの世界をのぞいてみませんか?
「へんないきもの展」は、1月13日まで琴平町にあるカフェギャラリー「Sando Sand. Stand」にて開催中です!
イベント名 | へんないきもの展 |
開催日時 | 2024年1月5日~13日(月・火休廊) 11:00~17:30 |
開催地 | Sando Sand. Stand ギャラリースペース 仲多度郡琴平町725 HAKOBUNEビル1F |
入場料 | 無料 |