ガーカガワ

SNS投稿画像やチラシを簡単作成!Adobe Express のセミナーに参加してみた。(高松市)

アドビの無料アプリ「Adobe Express」を使ってSNS投稿用画像やチラシデザインの制作を学ぶ「Adobe Expressを活用したリスキリング講座 in香川」が開催されたので、実際に体験してきました。こんなに簡単に作成できるなんて… むしろ仕事がなくなる!(笑)

 

近年、企業内DXの波はますます広がり、様々な業務の効率化をデジタルで図っていくという流れが加速しています。
そんな中、個人においても業務に必要な新しいスキルを学びなおす「リスキリング」に積極的に取り組む姿が多く見られるようになりました…

と… 
小難しい前振りは置いといて、「DXってなに?」っ言う人でも、例えば自分の仕事に使えるチラシなんかをちょちょっと作れたらいいな…とか、オシャレな投稿ができたらもっとSNSのフォロワーが増えるのに…とか一度は考えたことがあるんじゃないかと思います。
世の中は、デジタルトランスフォーメーション! そんなあなたの願いを無料で、しかも簡単に叶えてくれるアプリが出ているのです。

それが今回学習する Adobe Express。画像編集なんてやったことがない人でもテンプレートを使って直感的にカタチにしていくので、簡単にプロっぽい画像が作成できます。

今回は、そんなアドビの無料アプリ「Adobe Express」を使ってSNS投稿用画像やチラシデザインの制作を学ぶ「Adobe Expressを活用したリスキリング講座 in香川」の模様とともに、Adobe Express の使い方なんかもちょこっと解説しますのでぜひ読み進めていただければ嬉しいです。

 

豊富なテンプレートに素材画像を用意し、AIによる画像生成もできる! ちょっとしたチラシならサクッと完了

まずは今回のセミナーの概要から。
「Adobe Expressを活用したリスキリング講座 in香川」は、全国でクリエイター育成を行なっているデジタルハリウッド株式会社を含むコンソーシアムが運営する情報通信交流館(e-とぴあ・かがわ)にて開催されたものです。
アドビ株式会社では、昨年から誰もが作りたいものを簡単に作ることができ、自分の手で発信できるまでをサポートすることで、デジタルを通じて地域の活性化、デジタル人材の育成を目指した「まちの広作室」と題したワークショップを全国で展開しており、今回はその番外編という位置づけなんだそうです。

講師はイラストレーターでありキャラクターデザイナーでもある北沢直樹さん。ユーモアと優しさオーラがあふれている人です。

それではセミナーの流れに沿って、実際に読者の皆さんも使ってみましょう。パソコンでこの記事をご覧の方はブラウザの別ウインドウを開いてもらって「Adobe Express」で検索してみましょう。トップページが表示されたら「Adobe Expressを無料ではじめる」をクリック、そうすると「何を作りますか?」といきなり本番となります。

ここではさまざまなテンプレートからチラシやSNS投稿の画像などを作成できるのですが、その前にちょっと面白いのでAIの画像生成を使ってみましょう。
「テキストから画像生成」というメニューがあるので適当に思いつくまま入力してみましょう。

すると…

「日本の古い町並みで浴衣を着て歩くカップル」と入力したらこんな画像が生成されました。
なんか彼氏がアラブっぽいし、彼女の髪型もどこかワイルドやし、しかも足元が残念な画像が生成されましたが、適当に思いついた言葉だけでこのクオリティーは大したもんだと思います。もちろんAI生成なので誰かの著作物なんてことにはなりません。

今度は文章じゃなく単語で「妖怪 うどん 花火 ラーメン 対決」と支離滅裂な感じで入力してみました。

妖怪が支離滅裂やし!

でも、これはこれで異世界感があってジワるので、テンプレートを使って勝手にTシャツにしてみました。

いかがでしょうか? どうしてもほしいって方は編集部まで連絡いただければ1ロット100枚からご注文を承ります。(誰が買うねん!)

参加者の皆さんはちゃんとAIに分かりやすい言葉を入力されているようで、マジで使えそうな画像が生成されていました。言葉選びに慣れてくるとイメージに近い画像が生成されてくると思います。

そして、セミナーでは例題のテンプレートを使いながら実際に画像編集を行っていきました。

いろんなデザイン手法も学習しましたが、なかなかこれはセンスも問われる部分なので、自信のない人はたくさん用意されているテンプレートの中からイメージに近いものを選んサクッと作成する方が近道かなと思います。
基本的にテンプレートの文字や画像を、あなたが作りたい内容に差し替えるだけ。自分で撮影した写真も使えますし、Adobe Express の中にもたくさんの素材画像があるのでそちらも使用可能。

直感的に使えるインターフェイスなので、普段AdobeのPhotoshopやIllustratorなどを使っている人ならすぐ分かりますし、そうでない人でもいろいろいじくりまわしていると理解できると思います。

さあ、読者の皆さんも参加者さんと一緒に作っていきましょう!

今回の「Adobe Expressを活用したリスキリング講座 in香川」は9月17日と18日の2回に渡って行われましたが、計32名(男性6名、女性26名)の参加者があったそう。何人かに感想も聞いてみましたが、仕事や趣味に使えると意欲も満々! すごく分かりやすくて簡単に作成できるので、どんどん使っていきたいとおっしゃってました。

ちょっとつまづいているかな… と思ったら、講師の北沢さんがすかさずフォロー。参加者の皆さんも積極的に質問されていました。

さて、参加された皆さんはどんな作品になったのでしょうか? 個人的にいいなと思ったのをちょこっと紹介させていただくと…

こちらはスライドを使った動画。実はAdobe Expressでは動画編集も簡単にできるんです。キャンプの楽しそうな様子が伝わってきてとっても良かったです。

お次は入園説明会のチラシ。ガチで仕事で作らないといけなかったみたいで、本当に役に立ったそう。こういうのをサクッと作れるようになるとプロのデザイナーさんに頼らなくても良くなりますよね。

その他にも、来年開催されるパリ五輪のイメージ動画を作られた方や、

AI画像生成を駆使して架空のキャラクターや異世界を作り出したこちらの作品なんかは、個人的にはアニメチックで好きです。

ちなみに僕はと言うと…

ちょうど数日前に観光系の撮影があって、その画像をレタッチしているところだったのでちょこっと拝借、田舎留学という架空のチラシを作ってみました。
いつもはこういう一枚ものはPhotoshopでサクッと作ってしまうのですが、Adobe Expressだとさらにサクッどころか、「サ」ぐらいで作れてしまうのでとっても楽ちんでした。

単価の低い仕事は、もうこっちでやってしまおうかな…(笑)

ひととおり皆さんの発表が終わったところで今回の「Adobe Expressを活用したリスキリング講座 in香川」は終了。単なる座学ではなく、アドビさんが推進する「まちの広作室」にある「自分の手で発信できるまでサポートする」までちゃんとカリキュラムに組み込まれていて、今日から実戦で使えるスキルが身についたのが良かったと思います。参加者の皆さんの中にはまったくAdobe Expressを使ったことがないという人が多かったようですが、それでも短時間でこのレベルに達したのだからすごいと思いました。

講師の北沢直樹さんも「香川の皆さんはITリテラシー高いですね!」と、びっくりされているようでした。

僕も起業したての17年ほど前に初めてアドビのPhotoshopを使えるようになった時には、webデザインの大半が自分でできるようになって一気に世界が広がりました。その当時はホームページのバナーひとつ作るのにも数万円取られて、1週間ぐらい納期がかかることなんてザラでしたからね。それが自分でたったの1時間でできるようになった時のインパクトといったら! もちろん仕事としても受けるようになったので、ほんとアドビさんには感謝しています。

そして、このAdobe Expressは当時僕が苦労して覚えた手間ヒマなんてぶっとぶくらいの簡単さです。
読者の皆さんも、ヒマな時にでもちょこっとAdobe Expressをいじってみてはいかがでしょうか? あっ、いや… 僕の仕事がなくなるからやっぱり忘れてください(笑)

おしまい。

⇒ Adobe Express