香川大学の学生の皆さんが、高松市の盆栽を全世界にPRしようと結成されたBonsai☆Girls Project（以下、BGP）。
普段は苔玉のワークショップや自主製作の雑誌（ZINE）などを主な活動としているようですが、今回は珍しくイベントの開催に合わせてカフェをオープンするというので会場の高松盆栽の郷へやってきました。

なんか一番いい場所使ってる！
「美味しい盆栽を味わおう！」なんて、なかなかふるっているコピーです。

写真では分かりづらいので簡単にメニューを説明すると、BGPオリジナルBonBonアイスに綾川町にある昭和堂さんの手作りケーキ、そして同じ香川大学のプロジェクトKAGAWA Makerから和三盆3個セットというスイーツ。それにアイスコーヒーやアイスティー、冷たい緑茶、オレンジジュースなどのドリンク類というラインナップです。

会場内は広々としていて、盆栽カフェらしく盆栽とともに高松盆栽のあれこれを説明したボードまで展示するという念の入りよう。休憩しながら高松盆栽についても知ることができるという、一粒で二度おいしいカフェとなっています。

カウンターではBGPのお姉さんたちが優しく注文を聞いてくれます。

スイーツは先ほどの3種類。いちおう迷ったフリをしましたが、ここで違うメニューを選ぶと「なんでやねん！」とツッコまれそうなので、ここはセオリーどおりBGPが考案したという「BGPオリジナルBonBonアイス（500円）」をオーダーしておきましょう。

せっかくなので、手タレをお願いして女子大生のインスタ風に撮ってみた（笑）

この「BGPオリジナルBonBonアイス」のイメージは苔玉。たっぷりの土に苔玉を模した抹茶アイスを置いて、その上には小枝と香川の祝いの菓子「おいり」をトッピングしました。これをマシュマロにするかおいりにするか意見が分かれたそうですが、見た目のバランス的に正解だったみたいですね。

てか、たっぷりの土ってなんやねん！　と、なんとなく聞き捨てならないモヤモヤを残しながら食べ進んでいると、茶色いシリアルがざっくざく（笑）
ゆっくり雑談しながら休憩してもらうことを想定しているのでしょう。それだと少しアイスが溶けてシリアルと絡まるからきっと美味しくいただけると思いますが、頭がキーンとなるくらい早く食べてしまったものだからカリカリのまま。

そこですかさず「ドリンクもたのんでくださいよ～！」って…

どんだけ欲しがるねん！　言われるまま追加オーダーしてしまったわ！！

ちょっとイジられてしまいましたが、一般のお客さんにはきちんと接客するはずですからどうぞご安心を。イジられていることをのぞくと、十分美味しいスイーツでした（笑）

店頭で呼び込みをしているメンバーたちを励ましつつ、せっかくなので「高松盆栽の郷フェスタ2023」の様子も少しのぞいてみましょう。

「高松盆栽の郷」は、体験教室などが行われる研修施設や、同地区の盆栽生産者から運ばれてくる圧倒的な数の盆栽からお気に入りのひと鉢を購入できる棚場を兼ね備えた、高松盆栽の拠点とも言える施設。「高松盆栽の郷フェスタ2023」はここで行われる年に一度の盆栽の祭典で、高松盆栽の即売会やオークション、ストリート盆栽などが行われます。

高松盆栽といえば松ですが、ほかにもたくさんの盆栽が所狭しと並べられ、お手頃なものからマニアックな価格のものまで即売されていました。

てか3年生！　なにサボってんの？（いや、休憩です！）

会場の見どころを案内してくれるそうなので後について行きましょう。

特に海外では高い評価を得ている高松盆栽。同じように見えて価格がまったく違っていたり、小さいのにびっくりするほどの樹齢だったり、じっくり見てみると本当におもしろいです。
「高松盆栽の郷フェスタ2023」は明日10月29日まで開催されていますので、BGPの盆栽カフェとともにぜひお立ち寄りください！

最後に「ちゃんと呼び込みやらんかいっ！」と3年生がいじめているというヤラセをしたはずが、普通に仲の良い女子たちになってしまった図。

おしまい。

なお、当日は高松盆栽の郷駐車場へは駐車できません。近隣駐車場（香川県看護協会第4駐車場）からのシャトルバス利用となりますのでご注意ください。