今回は、地元高校生による「チーム善通寺2050(仮)」の立ち上げから実際に情報発信を行うまでを密着する企画の第2弾です。
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「チーム善通寺2050(仮)」とは具体的にどういう活動になるのかと言うと、地元の高校生(尽誠学園高校、善通寺第一高校)たちがチームを組み、自ら取材をし、情報発信していくというもの。
方法としてはYouTubeやSNSなども駆使しながらローカルメディア(例えば本誌ガーカガワのようなメディア)を核として運営されます。善通寺市ゼロカーボンシティ推進協議会事務局とカーボンフリーコンサルティング株式会社がバックアップしますが、あくまでも運営主体は地元の高校生たちになります。
ただ、いきなりローカルメディアを自主運営しろと言っても彼らには当然そのノウハウがありません。
そこで、情報発信を行うための基本的なスキルやノウハウを学んでもらおうと、全4回のワークショップを開催。今回はその第2回目が善通寺市役所会議室で行われました。
今回は「記事制作のための映え写真の撮り方」と題し、伝わる写真の撮り方を身につけてもらおうというものです。
「困ったら寄れ!」記事カメラマンの極意を伝授
第1回目のワークショップでは、本事業の開催趣旨や概要の説明、情報発信を行うことでどうなっていくのか… といったレクチャーを受けた高校生たち。今回からは実戦的な内容となります。
まずは、カーボンフリーコンサルティング株式会社の池田さんより、自身の写真にまつわる体験や作例などを披露しながら情報発信を行うための写真の魅力についてレクチャー。その後、本編として実際に記事用の撮影を行っているカメラマンから簡単なテクニックやノウハウなどが伝授されました。
※講義内容の一部
今の高校生たちは身近にスマートフォンがある世代。日常的に写真や動画を撮り、あるいは友達が撮ったものやSNSなどで見る機会も多い人たちです。中には「自分は写真は得意じゃないのでSNSの投稿はあまりしない」という生徒さんもいましたが、そんな彼女も上手に写真が撮れたら嬉しいというのが本音。みんな、真剣に話を聞いていました。
具体的な撮影テクニックも特別高度なものではなく、ちょっと意識するだけで劇的に写真が上手になるものばかり。
例えば何も考えずに斜めに写してしまう写真より、水平線や建物の柱などをきちんと縦横平行に写すことで構図が安定するとか、料理写真などはテーブルのいろんなものを入れてしまうより、料理そのものに寄って画角一杯に撮った方が美味しそうな写真になるとか、実際に撮った作例を見ながら学習しました。
知識としてある程度イメージできたら、忘れないうちに実際に写真を撮ってみましょう。
その後は会議室を飛び出して、市役所の隣りにある旧善通寺偕行社へ移動しての撮影会となりました。
まずは善通寺市役所の職員さんから旧善通寺偕行社はどんな建物なのかという説明を受け、記事を書くことを前提に、なんとなく伝えたい内容を生徒さんそれぞれにイメージしてもらいます。
ちなみに旧善通寺偕行社とは、旧陸軍第十一師団の将校たちによって明治36年(1903年)に竣工した、当時の社交場です。明治期のモダンな建物は被写体としても最高! 生徒さんたちがどう切り取り、撮影していくのか楽しみです。
ちょうど時間帯的に建物を正面から撮ると逆光になるので、ちょっと難易度が高いかな…
建物の中を見学させてもらった後、紅葉が綺麗だったので中庭にも行ってみました。
めっちゃ楽しそう(笑)
構図がよく分からないといった質問や、明るく撮るにはどうしたらいいですかという質問が出てくるのも実際に撮ってみるからこそ。試行錯誤しながらたくさん撮ることで、なんとなくコツをつかんでいる生徒さんもちらほらいたようです。
「おもしろい写真も撮っていいよ」と言うと、とたんに変なスイッチが入ってしまうのも高校生の良さ。多少ふざけながらも、思い思いに映え写真を撮っているようでした。
ぜんぜんこんなのもアリ(笑)
次回のワークショップは、今回撮影したもの披露してもらいつつ、今度はどう取材していくのかを学習し、最終の第4回目には実際に記事としてまとめるところまで行うそうです。
どんな記事が出来あがるのか楽しみです!
そして、次回はゲストとして黄色いタイツのあのYouTuberさんも来てくれるそうです。
どんなおもしろい展開になるのか、乞うご期待です!