ついこの間まで「クソ暑い~! 死ぬ~!」とか言ってたのに10月に入った途端、いい感じに涼しくなってきましたね。
近所のコンビニにはおでんが売られ始め、もうそんな季節か… なんて思っていたのですが、気温が下がってくると恋しくなってくるのが温泉。 疲れた体にあったかいお湯が染みわたるあの感覚がたまらんですよね!
ということで今回は、観音寺市にあるとっておきの天然温泉、琴弾廻廊(ことひきかいろう)さんに今治から武田優衣さんをお呼びしてお邪魔してきました。
本当は温泉を満喫してもらって後で感想を聞こうと思っていたのですが、「せっかくなので入浴シーンも頑張ります!」との申し出があったので臨場感たっぷりにお届けします。ぜひ感情移入しながらご覧ください(笑)
開放感のある温泉と11種類の個性的なサウナをたっぷり味わう!海辺に建つ天然温泉・琴弾廻廊
高松自動車道さぬき豊中I.Cから車で約15分。有明浜のすぐ隣にある琴弾廻廊は、周辺には銭形砂絵で有名な琴弾公園や、四国八十八カ所霊場の観音寺や神恵院、さらに父母ヶ浜にも車で約15分という観光にも便利な立地にあります。
この9月15日には昨年から続くリニューアルを終え、完全リニューアルオープンを果たし、ますます注目される人気の温泉施設です。
それではさっそく温泉とサウナを満喫することにしましょう。
琴弾廻廊には内湯や露天風呂といった天然温泉はもちろん、リニューアルしてサウナも11種類に増え、7種類の水風呂も備えるなど、まるで温泉とサウナのテーマパークのよう。入館料も大人平日950円、土日祝他1,100円(税込み / ※ともに10月10日からの料金)と、この内容を考えたらとってもリーズナブル! タオルやバスタオル、館内着もレンタル(有料)できるので、思い付きで立ち寄っても十分楽しめます。
今回は取材撮影のため、琴弾廻廊さんのご厚意で開館前にお邪魔することができました。スタッフさんにいきなり女湯を案内されて、無駄にドキドキした(笑)
脱衣場を出て内湯はとりあえず後にすることにして、まずは露天風呂。てか、めっちゃ広いやん!
これだけあるとどれから入るか迷う!
と言いつつ見た目で一番露天風呂っぽい「潮風呂」へ直行。いきなり旅行雑誌の温泉特集みたいなカットになってるし!(笑)
この「潮温泉」は、目の前に広がる有明浜より地中を通してろ過された、清澄な海水を利用した温泉とのこと。豊富なミネラル分が新陳代謝を活性化してくれるそうで、優衣さんもめっちゃ気持ちよさそう。
この日は時折小雨の降るあいにくの天気だったのですが、露天風呂なのに屋根があるから安心。どうせ濡れるのだから雨でもいいようなものですが、なんかやっぱり顔に雨が当たると不快ですもんね。
体がいい感じに温まったら「寝湯」でバブルマッサージ。腰とかふくらはぎとか、凝り固まっている部分にうまいことブクブクを当てるとめっちゃ気持ちいいんですよね~!
と、つい気持ちいいからと油断しているとのぼせてしまう… と思いきや、絶妙な位置に水風呂が。実はこの水風呂は海水で、瀬戸内海の海水を引き込んだ、琴弾廻廊でしか楽しめない海水水風呂なんだそうです。
冷たいのかなと恐る恐る入りましたが…
この時期なのでまだそれほどでもなかったそうです。
たくさんあるのでどんどん行きましょう。お次は個人的に気になっていたサウナ「IBUKI SAUNA」へ。円柱形のユニークな外観です。
中に入ってみると熱っつ! 近くにある案内板によると85℃なんだそうです。あいにくの天気だったのでちょっと残念でしたが、瀬戸内海に浮かぶ、イリコの産地で有名な伊吹島を切り取った景観は最高! 吹き出す汗までイリコの味になる絶景サウナでした。(なんでやねん!)
地元の地酒「三豊鶴」の仕込みに使われていた日本酒樽をリノベーションした「三豊鶴 日本酒樽 水風呂」。めっちゃ映えるやん! と思ったけど、考えてみたらここは温泉。スマホで撮ってインスタに投稿とかできないのであしからず。
内湯も風情があってよかったですよ。どこかの温泉地にありそうで、なんとなく旅情を感じる「気泡風呂」。
細かい小さな泡が湧き出るお風呂で、その超微細気泡群の刺激が皮膚の脂肪分を取り除き、活き活きとしたお肌になるそうですよ。美肌になりたい人カモーン!
そして女湯の最後は、上質な黒御影石を使った「石風呂」。スタッフさんが気を利かせてガラス戸を開けてくれたので、内湯ながら開放感満点でした。
高い場所にあるので、眺めの良い景色をぼーっと見ながら療養泉に認定された上質な温泉に浸かるなんてとっても贅沢ですよね。
そして、乾いたバスタオルに巻き直して次は男湯へ。男湯へ女性を招き入れるなんて別の意味でドキドキした(笑)
ちなみに男湯と女湯は毎日入れ替わるそうで、ほんと無駄なドキドキだったのですが、日を変えればすべての温泉とサウナが楽しめるのでぜひリピートしたいところです。
こちらにも「潮温泉」はありますが、説明は割愛。画像のみお楽しみください(笑)
この日の男湯にあるものを中心に紹介すると、ノルウェーはオスロにある氷上に浮かぶ『Sukkerbiten, Oslo Badstuforening』というサウナ施設をイメージした「Ship Sauna」。その入口あたりにはリラックスできるチェアーが並んでいるのでほっかほかの体を休めるのにいいかも。
中に入るとブルー!
目からは寒色の情報が入って来るのに体は熱いという不思議な感覚になります。
お次はイエロー!
こちらもサウナ大国ノルウェーの『The Well』というスパリゾートを参考に作られたという「Setouchi Lemon Sauna」。穏やかな気候の瀬戸内海で産出されるレモンの爽やかな香りで、瀬戸内での安らかな時間を過ごしてもらえるオシャレなサウナです。
そしてこちらでも水風呂!
男湯に入った途端、もう目立つ目立つ! 圧倒的な存在感のある「マルキン 醤油樽 水風呂」。その名のとおり、元々は小豆島の醤油樽だったものを水風呂にリノベーションしたもの。
これだけ大きいと立ったまま入れます。冷たいから入らへんけども(笑)
時間の都合ですべて紹介することができなかったのですが、他にもユニークで視覚的にも美しいサウナが全11種類あるので、おそらく1日2日でコンプリートするのは無理でしょう。今日はこのサウナに入ろう… なんて決めてゆっくりするのが一番快適かもしれませんね。そして11種類制覇するまで通う!(笑)
※画像は琴弾廻廊さん提供
冒頭に「のんびりしてきました。」と書きましたが、私自身は撮る人に徹していたので、今度あらためてプライベートでゆっくり来たいと思います。
※撮影時は特別な許可をいただき、水着&バスタオル着用にて撮影しました。
湯上りは瀬戸内海を眺めながらまったり
立ち眩みがするまでたっぷり温泉とサウナを堪能したら、いきなり帰らずに少しのんびりと過ごしてみましょう。湯休み「座り雲」には広々とした畳とソファがあります。
てか、これって人をダメにする例のソファやん!
いやもう、風呂上りって一番ダメになりたい瞬間なので、この際、ダメダメになってまどろんでみよう(笑)
ついでにというか、むしろここメインに行ってみたいと思う人もいるはず。瀬戸内海が視界にどーんと迫るテラス「渚の腰掛け」。てか、つい「渚のバルコニーじゃないんかいっ!」とツッコんでしまった私はええおっさんです。
いやもう重ね重ね書くけど、ほんと天気が残念… これはこれで良いと思う人もいるかもしれないけど、どうせなら天気の良い日に青い空と海を眺めたかった。
悔しいので最新のAI技術を駆使して晴天の眺めを再現してみました。
AIに任せたらなぜか夕暮れ時…。実際にはもっと綺麗な瀬戸内海の大パノラマが見られるかもしれません。
それでもどんより雲なりに有明浜方面をバックにすると、それなりに絵になりました。
昼間の景色を楽しむもよし、海に沈む夕日を眺めるもよし。最高のロケーションで心身ともにリラックスしましょう!
お腹もすいたので、最後はこの海を眺めながらランチにしましょうか。
美しい瀬戸内海を眺めながら四季折々の香川の味に舌鼓を打つ
食事は館内のレストランで。なんてったってこの美しい瀬戸内海を望むロケーションが超絶! ほんと、食事だけでも利用したいレストランです。
ちなみに食事のみの場合は入館料は不要とのこと。
食事の方も肉料理に魚料理、季節に応じた旬の料理を提供する月替わり膳など、香川の味をたっぷり堪能できるメニューが揃っています。
今回は癒しがテーマなので、ここは各々直感で体が欲しているものをオーダーしましょう。
膳も揃ったことですし、さっそくいただきましょう!
優衣さんは季節感のある10月の月替わり膳「和栗釜飯としらゆき蓮根すり身挟み揚げ(2,090円・税込)」
ニンジンのもみじがかわいい。ホクホクな栗がとっても美味しかったそうですよ。お刺身もプリプリ!
取材班はというと、こちらも10月の月替わり膳「オリーブ地鶏と秋茸すき焼き(1,690円・税込)」。
野菜やきのこ、地鶏などてんこ盛り! これは絶対美味しいやつやん!
取材班は黙々と(というかあれこれしゃべりながら)食べていましたが、いつにも増してご機嫌だったのできっとチョベリグーだったのでしょう。
そして私は「オリーブ豚の高瀬茶しゃぶ定食(1,890円・税込)」。
ちょっと待て、このオリーブ豚めっちゃ柔らかくて美味しい! 普通は豚しゃぶって割と歯ごたえがしっかりしてるのに、例えていうなら霜降りみたい。
高瀬茶の出汁もお茶がことさら主張しているわけではなく、どちらかというとまろやか。これはぜひ一度食べていただきたい逸品でした。
デザートもほっとする甘さで、癒しを締めくくってくれました。
温泉にサウナに瀬戸内海の絶景に季節の美味しい料理…。いやもうほんと天国!
遠方からお越しの人にはさらに宿泊施設やおっしゃれなグランピングまで併設する、まさに癒しのワンダーランドです。
そろそろ温泉が恋しくなってきたあなた! 次の休日は仲の良い友達や家族を誘って琴弾廻廊で癒されてみましょう!
おみやげも忘れずに!(笑)
おしまい。
モデル = 武田優衣 / Instagram @yuuuxx6
施設名 | 琴弾廻廊(ことひきかいろう) |
所在地 | 観音寺市有明町6-6 |
電話番号 | 0875-24-4567 |
営業時間 | 温泉/宿泊 11:00-23:00(受付 22:00まで) 食事 11:00-15:00(ラストオーダー14:30) 17:00-22:00(ラストオーダー 21:30) |
休業日 | 年中無休 |
駐車場 | あり |