こんにちは。
元関西人のガーハラダです。
兵庫県姫路市に生まれ育ち、若い頃は神戸や明石の会社で働いておりました。
そんな播州産の私にとって、たこ焼と言えば誰が何といおうとコレなんです。
※神戸三宮・明石焼たちばな
そう、明石焼です。
ちなみに、地元の明石市では「玉子焼」と呼びます。
小さな掘っ立て小屋みたいなお店に入って、「おばちゃーん、玉子焼やいてぇ~」「よっしゃ、250マン円な(笑)」という関西ならではの会話が飛び交ったものでした。
それから紆余曲折があって香川県民となりましたが、それでもむしょーーーに明石焼が食べたくなる事があるんですね。
という事で、香川県で明石焼を食べさせてくれそうなお店をリサーチしてみると、さぬき市にありました!
その名も「明石焼 むらた」さん。
もう、居ても立ってもいられず、さっそくお邪魔してきました。
これは純粋な明石焼なのか?
国道沿いにポツンと佇んでいる明石焼むらたさん。
ちょっとくたびれた感じが、逆に明石焼のお店らしくて期待度が上がります。
お店の人も、無駄に愛想が良いわけでもなく、黙々と仕事をする職人さんというイメージです。
明石焼なのにいろんな種類がある事に違和感を覚えつつも、定番の「おだし」を注文しました。
そして、待つ事数分、出てきたのがこちらです!
そうそう、これこれ♡
いや・・・・ これ違うのでは??
冒頭に出した、三宮の老舗たちばなさんの明石焼をもう一度出してみましょう。
やっぱ違いますよね・・・
むらたさんのは、ネギや紅ショウガなどの薬味が入った、普通のたこ焼きのような気がします・・・
それと、決定的に残念だったのがこれです。
※姫路駅タコピア
ソースを付けて食べる事ができない!!
これ、結構知らない人が多いのですが、明石焼は薄くソースを塗って、それからお出汁に付けて食べるとめっちゃ美味しいんです。
姫路でも明石でも神戸でも、元々からいる地元の人は大半がソース塗る派じゃないでしょうか。
ただ、これはお好みなんですけどね。
さぬきアレンジと考えれば格別の美味しさ!
と、少々めんどくさいオヤジみたいなツッコミをしてしまいましたが、香川県民がうどんにうるさいように、兵庫県民は明石焼にうるさいものとご勘弁ください。
でも、ある意味ほっとした部分もあるんですよね。
やっぱり明石焼は地元で食べないと・・・ と、偉そうにウンチクを言える余地を残してくれたと(笑)
で、そんな事を思いつつ、せっかくなので最初のひと口を食してみました。
いやいや、これが・・・
予想外にうまいんです!
明石焼と思うから興醒めしてしまうのであって、「明石焼アレンジ」と思えば、お出汁の中に入った千切りの生姜との相性がすごくいいんです。
本場の明石焼はかなりやわらかいので、おそらく地元の食べ慣れた人でないとお出汁がこの世の物ではないぐらい悲惨になるのですが、ほど良い固さなのでとっても食べやすくもあります。
そしてシビレてしまったのがこれです。
わさびのような辛子のような、ちょっとよく分からないものなのですが、お皿に添えられているものを付けて食べると、これがまたピリッとしていい感じ。
ちょっとこれ、家でもやってみようかなと思いました。
多分、兵庫県民が行くとあれこれツッコミたくなる明石焼だとは思いますが、そういう先入観抜きで「明石焼アレンジ」としてぜひ食べていただきたいですね。
いやぁ~ほんと、おいしかったです!
ごちそうさまでした。
店名 | 明石焼 むらた |
所在地 | 香川県さぬき市鴨部5841-1 |
電話番号 | 087-895-2257 |
営業時間 | 10:00~19:00 |
定休日 | 木曜日 |
駐車場 | あり |