夏になれば食べたくなる清水屋さんのところてん。
地元の人にとっては懐かしいふるさとの味だと思いますが、それもそのはず、清水屋さんの創業は明和元年(1764年)と言いますから250年以上も続く老舗なのです。
今回は、古くから旧街道の休憩処として、また夏の避暑地として人々に親しまれてきた清水屋さんに、100%笑顔の莉夢(りゆ)ちゃんとお邪魔しました。
いや、今日も絶好調やん!(笑)
代々受け継がれた職人技!涼味満点の手作りところてん
坂出市JR八十場駅から細い道をしばらく進むと、突き当りに清水屋(きよみずや)さんがあります。
なんとも涼し気なたたずまいです。
お店の隣りにある湧水には伝説が残されていて、その昔、悪魚の毒にあてられた日本武尊と八十八名の兵士が湧水によって蘇生したという「八十八(やそば)の清水」。お店に来られるお客さんたちは、その霊水にあやかろうとするのか、皆さんこちらで手を洗うので僕たちもそれに倣いました。
冷たくて気持ちいい!
いや、氷とか隠してないから!(笑)
そして開放感のある庵のようなお店に入り、さっそくところてんを注文しようと思ったのですが…
種類が多くて、これがなかなか決められない。オーソドックスな酢醤油から黒糖蜜をかけた浪花風、ごまだれ、四角に切ったくずもち風など、多彩なメニューがあって、これはめっちゃ迷う!
ふと見るとラムネなんかも売ってて、さらに優柔不断に…
散々迷った挙句、莉夢ちゃんがチョイスしたのはこちらのところてん。
しあわせあんみつ(550円)。宇治抹茶の入ったところてんを四角に切り、そこへ白玉、あんこ、ホイップにおいりが乗った、ところてんというよりまさにあんみつ!
あっさりしてるけど甘くておいしい。おいりのサクサク感も良いアクセントになって、見た目だけでなく食感の良さにも貢献しているそうです。
せっかくなので僕たち取材班もそれぞれいただきました。
まずは、くずもち風(小皿350円)。
たっぷりかかったきな粉に黒蜜がかかって、最初はちょっと甘すぎるかなと思ったのですが、軽くかき混ぜて食べると、あっさりとしたところてんにうまくからんでなかなかのものです。
そして定番の、八十八名物酢醤油味(小皿250円)。
やっぱり、ところてんと言えばこれ! あっさり酢醤油に練り辛子がツーンと来て涙が出るほど美味しい。お水がいいのか素材の天草がいいのか、それとも両方なのか、変なクセもなくてちゅるちゅると喉に入っていきます。いつもながら本当においしい!
これからの季節、かき氷やアイスもいいですが、涼を求めて「スイーティーなところてん」も意外とアリだと思いますよ。
庵風のお店に、木立の涼し気な雰囲気でぜひどうぞ。
おしまい。
モデル = 莉夢(りゆ)
店名 | 清水屋(きよみずや) |
所在地 | 坂出市西庄町759-1 |
電話番号 | 0877-46-1505 |
営業時間 | 9:00~夕暮れ(夏季~17:00、冬季~16:00) |
定休日 | ・3月中旬〜9月末 無休 ・10、11月 日曜日・祝日 ・12月~3月中旬 完全店休 |
駐車場 | 有り |