うどん県と言うだけあって、実に多様なうどん屋さんが存在する香川県。
中には店主の個性が出まくっているお店もちらほらあるのですが、今回もそんな個性あるお店のひとつ、観音寺にあるカマ喜riさんにお邪魔しました。
もうすでに、店名からふるってますよね。
楽しいがいっぱいな、個性あふれるうどん屋さん
お店の裏手にある駐車場に車を停めると、いきなりほっこりするものに出くわします。
なっちゃん…
あかん、これなんかおるわー
いきなり愛らしい動物に癒されて、思わず「お子様連れにもおすすめ!」とか書いてしまうパターンやわー
ほらおった(笑)
なっちゃん!
しかも、名前を呼んだら振り向くとかどんだけ~!
はい、お子様連れにもおすすめです。(ベタやな…)
そして、元は電気屋さんだったという噂の店内に入ると、「ここってうどん屋さんなの?」と一瞬疑ってしまうようなセンスの良さ。東京の高円寺あたりに有りそうなカフェっぽい雰囲気です。(てか、1回しか高円寺に行ったことないけども…)
多分、いろんなところからいろんなものを見つけて来て内装に使っているんだろうな…というのは察しがつくのですが、たいていこのパターンは雑然とするだけでオシャレとは程遠いものになりがち。
でも、カマ喜riさんは、そのあたりのチョイス力が高い。椅子やテーブルなどひとつひとつはコミカルな個性があるのですが、全体としてのまとまりを出すには感覚的なセンスが必要なんだと思います。
メニューひとつを取ってもなんだか楽しい。
無造作に置かれているおにぎりも、なんだかかわいく思えるのが不思議でした。
女性スタッフさんにおすすめをお聞きしたら「肉うどんなんですけど、もう売り切れました~!」とめっちゃ笑顔で言われるので「肉うどん売り切れかーっ、しくったーっ!」と、なぜか悔しい思いに駆られましたが、ここはクールに冷やぶっかけをお願いしました。
って、うどんも笑ってるやん!
「ネギを髪の毛にしたらもっと可愛いですよ~」と、また笑顔で楽しそうに言われるのでのっかってみました。
めっちゃ楽しい(笑)
そしてさらに「天ぷらはどうされますか~?」と、また笑顔で聞かれるので、つい「じゃあ、げそちくで…」と頼んでしまいました。
で、肝心なお味の方ですが…
極太な麺は食べ応え十分! それでも喉にすーっと入っていくのだから堪らない。これはうまい!
天ぷらも揚げたてサクサクでニンマリとしてしまいました。
オーナーさんにお聞きすると、うどんを打つ前に生地を3日間熟成させるそうで、これにより、麺自体にちょうど良い甘味が出るようです。この極太の麺も、本当はオーナーさんご自身は細麺の方が好きらしいのですが、お客さんの要望を聞くうちにだんだん太くなっていったそうです。
なるほど、極太なのに細麺のようなのど越しの良さは、もしかしたらオーナーさんの好みが反映されているのかもしれませんね。
実はあまりにも美味しいのでお土産用(2人前540円)を買って帰ろうと思ったのですが、お話をしているうちにすっかり忘れてしまいました。次は絶対に買う!
パッケージもなんだか楽しい(笑)
と、しっかり完食した後で僕の心の動きを整理すると、ほっこり→センスが良い!→なんだか楽しい→旨い!と、何拍子も揃ったうどん屋さんだったと考察いたします。
観音寺に行ったら、またぜひ立ち寄りたいと思ったお店でした。はなまる!
店名 | うどんや カマ喜ri |
所在地 | 観音寺市柞田町46-3 |
電話番号 | 0875-24-8288 |
営業時間 | 11:00~14:30頃(麺がなくなり次第終了) |
定休日 | 日曜日 |
駐車場 | あり |