高松市内からマックの香西店を過ぎて、JR線の陸橋を越えたところ。ここを通るたびにいつも気になっていたお店にようやく行くことができました。
香西東町にある「三幸食堂」さん。

店内に入ると、香川県民にとっては馴染みのあるカジュアルな空間。それもそのはず、ここは元々うどん屋さんだった店舗なんだそうです。

システムもいつも通っているセルフスタイルのうどん屋さんとまったく同じ。カウンターに小鉢が並んでいるので、思い思いに好きなものを取って定食にする感じです。
閉店間際のお客さんの少なくなった時間に撮影したので寂しいのですが、お店に入った時にはいろんな惣菜が並んでいました。

お弁当にすることもできます。

写真を撮ってるとお店のお姉さま方から「もうなんも残ってないな～」と笑いながら言われてしまいました。ほんと、最初に撮っておけばよかった。しっぱいしっぱい…

さて、気を取り直して実食といきましょう。
いろいろ迷ったのですが、今回は揚げたてで美味しそうだった唐揚げと、季節を感じる一品にしました。セルフの食堂に行くとついつい欲張ってあれこれお盆にのせてしまって後悔するので、最近は腹八分目ぐらいのイメージに留めています。

まずはホクホクの唐揚げにかぶりつきます。
ちょっと濃いめのしっかりとした味付けです。最近の唐揚げブームもあっていろんなお店が工夫を凝らしているのですが、奇をてらったものより僕は定番のこういう普通の味が好きですね。

そして小鉢はたけのこの煮物。薄めの優しい味付けなのですが、しっかり出汁が染み込んでいてなんだか懐かしい家庭的な味でした。

僕がセルフの店をよく使うのは安さもありますが、カウンターごしに「これ揚げたてで美味しいよ～！」とか、「はいよ～！」なんて元気な声とともにうどんが出てくるとか、そういう何気ないやりとりに温かみを感じるから。
三幸食堂さんにもそんな肩の力を抜いたほんわりとした雰囲気を感じるお店でした。

平日しか営業してないのがちょっと残念なのですが、いつものセルフうどんに行く感覚でちょこっと立ち寄られてはいかがでしょうか？