ラジオ番組のレギュラーや多くのイベントに出演し、ヒットチャート入りも連発する高校生ギタリスト・馬場美夕さん。
おかげ様でなんとか続いているほぼ月イチですが、別件でたまたま長尾寺さんに伺った際にヤギがいるという情報をいただき、なぜかふと馬場美夕さんの顔が浮かんだので(他意はこざいません。笑)後日あらためて一緒にお邪魔することにしました。
四国霊場第87番札所、補陀落山観音院(ふだらくさんかんおんいん)長尾寺さん。
さぬき市の皆さんには説明するまでもない身近なお寺さんですが、私の印象はコンパクトなんだけど広々としている。そして、長尾寺さんに行く時は晴れた日が多いからか、すごく明るいイメージなんですよね。古刹なのに陰湿とした感じがなく、人にたとえるなら陽キャみたいな(失礼しました…)。
なので、長尾寺さんにヤギがいると聞いた時は不思議と意外な感じはなく、妙に収まりが良いというか、いてもおかしくないよね~という感想を持ちました。
そんなわけで、なんとなく自分のイメージした「長尾寺さんとヤギ」の答え合わせができるようなワクワク感でお邪魔したのですが…
いやもう、思ってたより10倍かわいいやん!
長尾寺の看板ヤギ?!トカラヤギのふうちゃん、らいちゃん
「かわいい~っ!」と言いながらも少々腰が引けている馬場美夕さんとご対面。2歳になる ふうちゃん(風神)と、らいちゃん(雷神)です。日本在来種のトカラヤギという種類で、小型で人にも慣れやすいヤギなんだそうです。
こちらがふうちゃん。とても人懐っこい性格で、エサを持ってたらグイグイ来ます(笑)
そしてこちらが、ちょっと人見知りな性格のらいちゃん。ゆっくり距離を縮めていきましょう。
と言っている間に美夕さんも慣れて来たようで、さっそく人懐っこい ふうちゃんと戯れています。
それを遠巻きに見ている らいちゃん。ちょっと人見知りなんだけど気にはなっている様子なので、ここはエサで釣る作戦といきましょうか(笑)
少し慣れてきたかな?
えっ?
って、近っ!
いや、かわいいけども(笑)
動物ってカメラの丸い大きなレンズが苦手な子が多い印象なのですが、ふうちゃんはむしろ興味深々のようです。
ごめんね、らいちゃんと美夕さんがいい感じになってきたので、とりあえず先に撮らせてね。
いや、だから…
さらに、近っっ!
良いシーンは逃しましたが、ガーカガワ的には結果オーライなので良しとしましょう(笑)
らいちゃんごめんよ~、、、そんな目で見ないで、、、
ふうちゃんとらいちゃんは、普段はお寺の裏で飼われているそうですが、副住職さんにお声がけいただいて、もし手が空いているようでしたら見せてくれるそうです。いつも見れるわけじゃないのであしからず。
このあと私もたっぷりふれあわせていただきました。美夕さんも楽しそう。
2匹のヤギに癒された後は、楽しみにしていたもうひとつに参りましょう。
長尾寺名物の甘納豆おはぎ。
随分前に一度食べた記憶はあるのですが、その後、なぜかタイミングが悪くて食べることができていないんですよね。聞けば、冬の間は平日は予約制で、土日のみ納経所の売店で販売されているとのこと。その土日も売り切れてしまうことが多いので、午前中に行くのがおすすめです。
売店には、ふうちゃん、らいちゃんの缶バッジも販売されていました。もうすっかり人気者!
そして念願の甘納豆おはぎにやっとありつけました!
2個入りで200円(あずき)って、めっちゃ安くないですか? 黒豆もあって、そちらは2個入り300円です。
この甘納豆おはぎは30年ほど前から提供されているそうです。当時はコンビニなどもほとんどなく、お遍路さんが食べるものに困っていると聞き、あずき納豆で作ったおはぎをおせったいしたところ大変喜ばれたそう。以来、参拝者の諸願を祈念しながら作られている有難いおはぎです。
私も1ついただきましたが、甘納豆のほど良い甘さと、お福のお餅のふっくらとした食感が最高! 香ばしいきな粉とあいまって、本当に美味しかったです。ほんと、午前中に売り切れてしまうのも分かるような気がします。
まだ食べたことがない人は、ぜひこの甘納豆おはぎを召し上がってみて! これ目当てに長尾寺さんへ行ってみてもいいくらいです。
信仰の意味で四国八十八カ所巡りをされている人が大半だとは思いますが、とは言え、今も残るおせったいの風習や、お寺それぞれの見どころを楽しむのも醍醐味のひとつだと思います。
長尾寺さんでふうちゃん、らいちゃんに会えたらラッキー! そして、この甘納豆おはぎがお遍路さんや参拝者の癒しとなってくれることでしょう。
副住職さん、このたびはお忙しいところ取材のご協力をいただきありがとうございました。
参拝も忘れずに!
おしまい。
馬場美夕(ばば みゆ)/ Twitter @miyuguitars