神奈川県在住のインフルエンサー・るかさんにお声がけし、実際に1泊2日の香川女子旅を体験してもらうという大型企画の後編です。
東京(成田)からジェットスターに乗ってやってきた るかさんの1泊2日の旅は、初日に「小豆島グリーン!」と感動した瀬戸内海の島旅を満喫したコースでした。
さて2日目の高松編はどんな感動が待っているのでしょうか? 香川旅行に興味のある関東在住の皆さんにそっと背中を押す高松編のはじまりはじまりです!
※交通機関の時刻や各施設の価格等は取材時時点のものです。実際の旅行の際は最新の情報を公式webサイト等でご確認ください。
ローカル線「ことでん」でコトコト巡る高松の旅
おはようございます~。
さすがに早朝出発の、夜までたっぷり巡った前日の疲れが抜けないのか、眠そうな目をこすりつつ2日目のスタート。まずはたっぷり栄養補給をしてもらおうと、宿泊先であるJRホテルクレメント高松で朝食ブッフェです。
目の前で仕上げる料理を味わえる「ライブキッチン」や、香川の美味しいもんを堪能できる「郷土料理」を始め、素敵な朝を彩る朝食でしっかり目を覚ましていただきましょう(笑)
香川では朝からうどんを食べます。早朝から営業しているうどん屋さんも多く、香川ではごく日常のことなのですが、県外から来られた人はみんな驚きます。でも、郷に入れば郷に従え、せっかくなので朝うどんもぜひいただいてみましょう。
記事の撮り高を気にしてくれたのか朝からガッツリ目の るかさん。みんな美味しそうなので、あれもこれもと手を出したら思いのほか多くなってしまったそう。いや、でもそれ分かる~っ!
朝うどんもしっかり体験して、その美味しさにとっても満足していました。てか、うどんとともにかわいい(笑)
朝食が終わったらチェックアウトして、また手荷物は預かっていただきました。初日もそうだったのですが、こういう楽ちんなサービスは本当に有難いですよね。
余談ですが、るかさんいわく、昨日預けた手荷物が部屋に運ばれていたのですが、バッグに着けていたたくさんのキーホルダーがすべて表にして綺麗に並べられてたとのこと。荷物を大切に扱ってくれていることにすごく感動したそうです。
クレメントの皆さん、いろいろ親切にしていただき本当にありがとうございました。
後ろ髪を引かれつつホテルを後にして、2日目のこの日の出発は電車での移動です。
ことでん高松築港駅へはJR高松駅から徒歩で4~5分の距離。シュールなアートがあったりでなかなか楽しめますよ。
高松市の中心部から周辺の市町を繋ぐ高松琴平電気鉄道(通称ことでん)は、市民の足として親しまれているローカル線です。都会でシュイーンと走っている最新の電車ではなく旧式のお古。でもそれがコトコト走って旅情を感じるんですよね。
そうそう、この高松築港駅にはおもしろい風景が見れることでも知られています。なんとホームの横がお堀なんです!
しかも海に面した高松城(跡)のお堀は海水を引き込んでいるので、よく見ると鯛が泳いでいたりして楽しい。
では9:00発の電車に乗って、途中瓦町駅で乗り換え、ひとまず屋島を目指して行くことにしましょう。
途中乗り換えもあって琴電屋島駅に到着したのは9:33です。駅舎がとってもかわいいでしょう?
ちなみにことでんはICカード対応。独自のIruCa(イルカ)というカードになりますが、PASMOやSuicaなどの交通系ICカードも使えます。
山の上に水族館?!アートな展望施設もある高松屈指の観光名所・屋島
源平合戦の古戦場として知られる屋島は、台形の形が特徴的な高松を代表する観光地の一つです。山上へは徒歩で登る強者もいますが、ここはおとなしく屋島山上行きシャトルバスを利用することに。1日6往復しか運行されてないので注意しましょう。
琴電屋島駅前を9:37に出発したシャトルバスは一路屋島山上へ向かいます。途中の屋島スカイウェイからの眺めも最高!
屋島山上には四国霊場第84番札所の屋島寺などの観光名所が点在しているのですが、今回は世界的にも珍しい山頂にある水族館・新屋島水族館に立ち寄ってみましょう。
新屋島水族館はほのかに昭和を感じるちょっとレトロな水族館。最近の超ドデカな水槽に圧倒されるオシャレな水族館もいいのですが、人もまばらな平日に、ゆっくり水の生きものたちに癒され、「独り占め」感を味わえる新屋島水族館こそ、ストレス解消にもってこいなのではないかと思っています。
去年の春に生まれたバンドウイルカのナナちゃんも立派に育っています。ここで生まれ育っているからか好奇心旺盛で、人がプールに近付くと興味津々に近寄ってきます。愛嬌たっぷりでとっても可愛いですよ!
他にも国内には沖縄の美ら海水族館とここにしかいないアメリカマナティーや、水槽を横切るとき必ずガン見してくるバイカルアザラシ、和モダンな空間で楽しむ金魚など見どころもたっぷり。
イルカライブやアザラシライブといったショーのほか、海獣などのエサやり体験もあるのでゆっくり滞在してもいいと思います。
飼育員さん達もみんな優しくて楽しいので実は子どもたちに大人気なんですよ。
土日のイルカライブは特に必見! 飼育員さんが扮する「世直し侍」は、それを目当てにやってくる人も多いほどの人気です。
新屋島水族館
高松市屋島東町1785-1
9:00~17:00(無休)
続いてお隣の高松市屋島山上交流拠点施設「やしまーる」です。
このやしまーるは、瀬戸内海や高松市街地を見下ろす展望スペースをはじめ、学びのための展示スペース、会議等に対応できるホールなど、多機能を備える複合施設です。しかも入場無料!
るかさんも「こんな施設が東京にあったら人が押し寄せますよ!」というくらいここからの眺めやアーティステックな建物が気に入ったよう。平日という事もあって人もガラガラ! オーバーツーリズムとは無縁の、自分のペースで眺めることのできるこの贅沢をぜひ味わってみてください。
ちょっとしたカフェスペースもあるので休憩にも最適!
他にも屋島には見どころがたっぷり。こちらもほんとおすすめです!
国の特別名勝に指定された栗林公園と、ネギたっぷりで美味しい讃岐うどん
帰りもシャトルバスに乗って琴電屋島駅まで戻ってきました。ここからまたことでんに乗って栗林公園まで行くことにします。
いったん瓦町駅まで乗って琴平線へ乗り換え。いつもシュイーンな電車に乗っているるかさんにはローカルな電車が新鮮に映るようで、なんだか楽しそうでした。
そして栗林公園駅に到着。ここまでバッチリ計画通りです。
駅から徒歩で10分ほどにある栗林公園(りつりんこうえん)は、国の特別名勝に指定されている回遊式大名庭園です。その規模と美しさは、偕楽園、兼六園、後楽園といった日本三名園に匹敵するレベルなんじゃないかと個人的には思います。
商工奨励館や掬月亭といった歴史ある建物も園内に点在し、しみじみとした趣きを感じる日本庭園です。
ゆっくり見て回ると1時間半から2時間くらいはかかってしまうので、時間があまり取れない人は入り口の案内マップを見て、ピンポイントで回ることをおすすめします。
栗林公園(りつりんこうえん)
高松市栗林町1丁目20-16
開演時間は季節により変動あり、ほぼ日の出から日没まで(年中無休)
そして香川と言えばやっぱり讃岐うどんは外せない! あえてうどん屋さんを最後に持ってきたのは、この栗林公園の近くにとっておきのうどん屋さんがあるからなのです。
麺匠くすがみさん。
讃岐うどん店といえばセルフスタイルが有名ですが、こちらの麺匠くすがみは一般的なフルサービス店です。定番のうどんも当然ありますが、個人的にはネギたっぷり系のうどんがお気に入り。他につけうどんなども人気があるようです。
てか、知らん間にYouTuberに捕まってるし!
うそうそ。実はせっかくなので讃岐うどんの魅力を伝えてもらおうと、香川で大人気の讃岐うどん系YouTuber・ヤグタウンさんもお誘いしました。
てか、めっちゃデレデレやん!(笑)
じーっと見られてうどんを味わうどころじゃなかったと思いますが、すごく美味しいとしっかり完食していただきました。
この模様はヤグタウンさんのYouTubeでどうぞ!
ちなみに、るかさんがめっちゃ美味しいと太鼓判だったのはこちら。ねぎねぎ天おろし(950円)。
麺は硬すぎず柔らかすぎず、しっかりコシを残した美味しさど真ん中のもの。きざみでも千切りでもないブツ感のあるネギが本当に美味しいんですよね。暑い時期はやっぱり冷やのぶっかけが最高ですよね。
つけうどんも美味しいよ~!
陽キャの店長さんも人気のひとつ。楽しい思い出とともに地元民おすすめの讃岐うどんをぜひご賞味あれ!
麺匠くすがみ
高松市楠上町2丁目6-36
10:00〜15:00(L.O.14:30)・火曜日定休
香川女子旅の締めくくりは高松空港でアート!搭乗時間が来るまで楽しみつくそう
いよいよ1泊2日の香川女子旅も終わりに近づいてきました。
栗林公園駅から電車に乗って高松築港駅へ。いったんホテルに戻って預かってもらっていた手荷物を受け取ってから、JR高松駅を14:23発車する空港リムジンバスで高松空港へ向かいました。
高松空港へ到着したらまずは帰路のジェットスターへチェックイン。出発まで1時間以上あるので空港内で時間をつぶすことにしました。てか、高松空港も立派な観光スポットのひとつなんです。
まずは空港ターミナルビル3階のスカイウォークに12月16日まで展示されているアート作品「Sky Art Link」。これめっちゃ映える!
このアートプロジェクトは、高松空港のミッション「空港から人と街を元気に」からうまれた、芸術文化の振興と地域活性化を融合させた新しい試みなんだそうで、地元の若手アーティストたちの活動の場を広げることにも役立っているそう。
空のいろ、雲と波のかたちをモチーフにした作品は、瀬戸内にある高松空港にぴったりのイメージですね。
そしてそのまま真っすぐ進み、送迎デッキと呼ばれる屋上展望デッキに出ます。なかなかこの場所に行く人は少ないと思いますが、飛行機の離陸着陸はもちろん、航空機を駐機場に誘導するマーシャリングが見れる場所として、案外人気なんだそうです。
ちなみにフェンスの小窓は撮影用。こういうちょっとした気遣いもいいですよね。
せっかく香川まで旅行に来たのだからお土産も買って帰りたいですよね。では、搭乗口のある2階フロアーに進んでみましょう。待合用に置かれている椅子はジョージナカシマ作なんだそうで、ここにもアートがありました。
名物の蛇口からうどん出汁が出てくる「空港だし」は品切れで終了してました。いつも早い時間になくなるので、帰りじゃなく来た時にのぞいてみてもいいですね。
そして同じく2階にある四国空市場(YOSORA)さんはじっくり見て回りたいお店です。
さぬきうどんはもちろん、オリーブオイルや銘菓などの香川の銘品逸品がずらりと勢ぞろい。
工芸品やアートグッズなども豊富で、見ているだけでも楽しくなります。
香川の造形作家・ベン山口さんの作品も揃っていて、そのまま購入してしまいそうなくらいめっちゃ熱心に見てました。
ほんと、香川をはじめ四国の魅力的な商品がたっぷり並んでいるのであまり見入っていると時間を忘れてしまいそう。
飛行機に乗り遅れることのないよう気をつけてください(笑)
そうこうしているうちにジェットスターの搭乗締切時間が近づいてきました。慌てることのないよう、少し早めに取材も切り上げることにしましょう。
帰りのジェットスター便は高松16:20発。ただしこの便は金・土・日など特定日しかフライトがありませんので、その場合は20:40発便を利用しましょう。
ということで後編も長文となってしまいましたが、1泊2日の香川女子旅はいかがだったでしょうか? ジェットスター+公共交通機関を使えば案外いろんな場所に行けることがお分かりいただけたのではないでしょうか。
前編の冒頭にも書きましたが、香川の観光地は今のところオーバーツーリズムとはほぼ無縁。人が多すぎていろんなシーンで時間を取られてしまう有名観光地に比べると、ほんと快適に観光ができると思います。
日本の中の穴場、香川へぜひお越しください!
それでは最後にるかさんの変顔…
カガワガールズかっ!(笑)
どうぞお気をつけて~!
おしまい。
モデル = るか / Instagram @rk19_photo
ヘアメイク = 札野茉凛(ふだの まりん)/ Instagram @ridayo__20
おまけ るかさんが撮った素敵な写真(2日目)