結婚式の前撮りと言えば、僕の時代はビシッとブライダル衣装に身を包んでスタジオ撮りというのが定番だったのですが、最近ではもっと自由に、二人のイメージに合ったロケーション撮影なんかも人気のようです。
餅は餅屋。ブライダル専門のカメラマンさんには経験値ではさすがに勝てないので僕は仕事としてはあまり受けないのですが、ガチ撮りじゃなくて自然体のポートレートで良いのなら(一般的な前撮り撮影の相場より)お安く請け負うこともあります。
さすがに身内は断れませんでしたけど(笑)
今回たまたま結婚式のスライドで流すような、二人の自然体の仲良しこよしなロケーション撮りの依頼があったので半日かけて撮影してきました。思い出の詰まった香川の地元で、ラブラブな写真を撮り歩くのも意外とアリかなと思ったので共有したいと思います。
これから結婚をお考えの皆さんにちょこっと参考になれば嬉しいです。
幼馴染みの二人が辿る思い出の場所さぬき市で、シチュエーションを変えながらのロケ撮
今回の彼氏と彼女は実は幼馴染み。二人ともさぬき市志度で生まれ育ち、お互い意識しだしたのはここ数年なのだそうですが、幼少の頃からの共通の思い出も多いと言います。
そんな振り返りも盛り込みつつ、思い出の詰まったさぬき市をデートするのが今回のテーマ。
スマホで手軽に写真が撮れる時代ですが、意外とカップルであっても「はいチーズ!」的な写真しか撮ってなかったりするんですよね。今回は二人に同行して、仲の良い自然体な写真を多く撮っていこうと思います。
という事で最初に向かったのはJR志度駅。お互い高校は別だったそうですが、通学の際にはよく会っていたとのことで、思い出のワンシーンとして高校の制服を押し入れから引っ張り出して着てもらいました。
まだ若いので制服着てもあまり違和感ないですね(笑)
当時はまだ付き合ってもいなかったのでラブラブなのは違和感ありますが、まぁそこは大目に見てもらいましょう。
通学風景は房前公園に展示されていることでんの車両で撮りました。こんな高校生カップルをたまに見かけますよね。
高校時代の回想シーンの次は今現在の普段着の様子。いつものデートというか、結婚後に夫婦仲良く志度の街を散歩するようなイメージで歩いてもらいました。
彼氏さんは絵が得意なんだそうで、描き下ろしのイラストと同じように撮影。こういった小道具も持参するとさらに楽しく撮れますよね。
ほんまにキスしてんのか? と、いらんところに気が回ってしまいましたが、リアルカップルなのでこれもアリ。
よく二人で過ごしたという図書館の東屋では変なスイッチが入ってしまったのか、さらにラブラブな雰囲気になりました。
こういうロケで一番やっかいなのは、変にカメラを意識されてしまう事。まぁ、しょうがないっちゃしょうがないんですけどね、カメラマンが横にいると固くなってしまって自然な表情になるのに時間がかかることがあります。
そこはオヤジギャグを入れたり、あえて彼氏をイジってみたりしてリラックスしてもらえるように努力するのですが、今回のカップルは彼氏が積極的で本当に助かります。
場所を移動して次は二人の母校・志度小学校へ。周辺の町並みも思い出深いようです。
校門の前で愛を誓う(笑)
撮影許可もらうのに久しぶりに母校に連絡したそうですが、先生もすごく喜んでくれたみたいです。
せっかくなので、前撮りらしい写真も撮りましょうか。
本格的にやろうと思えばヘアメイクさんや衣装の手配も行いますが、この流れだとプチウエディングのようなラフな方が合ってるかなということで、今回は自前のものでそれらしい写真を撮るに留めましょう。
時間的に夕日の綺麗な大串自然公園へ。
お調子者のダンナに教育的指導を施すヨメの図は置いといて、夕日をバックに赤面するような写真を撮るよ~!
はい、めでたしめでたし。
半日撮りまくったので撮影枚数もそれなりになったのですが、写りの悪いものを除いて500枚以上ごっそり納品させてもらいました。
将来結婚をお考えのカップルの皆さん、二人の思い出の場所や地元なんかであらためて撮影するのも結構いいものですよ。
自然な笑顔で撮ってもらうコツは、陽キャのカメラマンに依頼することです(笑)
おしまい。