日本酒愛好家には外せない酒蔵開き。
県内の酒蔵ではこの時期一斉に酒蔵開きが行われていますが、今回は香川の代表的な地酒ブランドのひとつ綾菊酒造さんで開催された「第41回綾菊酒蔵開き」にお邪魔してきました。
大勢の地酒ファンが集まる、綾菊酒蔵開き
綾菊酒造は寛政2年(1790年)創業。地元綾川町は元より、全国の地酒愛好家に多くのファンを持つ香川の代表的な地酒ブランドのひとつ。お酒に興味のない人でも、県内のスーパーや酒屋さんなどで見かけ、その名を知らない人はいないのではないでしょうか。
創業以来、地元香川県産米にこだわり、豊富な伏流水に恵まれた環境を生かした酒造りを継承。あまり日本酒には詳しくない僕でも「香りの良いすっきりとした味」という印象で、日本酒が飲みたくなると、つい手にしてしまいます。
そんな、個人的にもなじみのある酒蔵さんという事もあって、車の後部座席に陣取り、喜々としてやって来たのでした。
と言いつつちょっと出遅れて、綾菊酒造さんに到着したのはお昼過ぎ。すでに人波をかき分けるほどの人混みでした。
まずは受付を済ませ、綾菊酒造の社長・岸本さんに軽くご挨拶。
「ぜひ、たっぷり楽しんでください!」という満面の笑みにいきなりほっこり。遠慮無用というお墨付き(?)をいただいたので、たっぷりはしご酒と決め込む事にします(笑)
まずは甘酒。
と言いたいところですが、実は僕は甘酒は苦手。何人かにお声がけしたところ「美味しい~」「あったまる~」という反応でした。
そして、いよいよ地酒の試飲コーナー。
あまり飲みすぎるとカメラの手元が狂うので… なんてしょーもない事言わずにここは遠慮なく端から順番にいただきます。(笑)
吟醸国重うめぇ~っ!
特別純米もうめぇ~っ!
ゆず酒も超うめぇ~っ!
いや、もう我ながら感想になってない!
全体的に後味すっきりでやや辛口かな? これに生牡蠣があればもう最高!
こちらは利き酒コーナー。
何問正解したかって?
いや、利き酒の趣旨に反してただ飲んだだけでした…
そして、燗酒がお好きな方にはこんなコーナーも。
僕は日本酒は冷や酒に限ると思っているのでただ眺めるだけでしたが、おつまみ代わりにあれこれ買って飲んでいる姿は居酒屋っぽくて楽しそうでしたよ。
そして、今回ふるまわれたのはお酒だけではありません。
何気に長蛇の列になっているのでつられて並んでみると…
豚汁!!
試飲しすぎてほろ酔いになっているタイミングになんという気の利きよう(笑)
もちろん美味しくいただきました。
お酒の即売会や各種実演販売なども賑わいを見せる
日本酒ばかりに目が行きましたが、実は敷地内ではいろんな実演販売も行われていました。
おみやげにもいいですが、むしろひとつふたつ買って酒の肴にしている人も目立ちます。
ほくほくのしゅうまいも美味しそう。酒粕入りなんだそうです。
もちろん、お土産用のお酒販売も抜かりはありません。「蔵の店」と書かれた店舗内にはたくさんの綾菊酒造さんの酒類が販売されていました。
こちらは蔵開き限定酒。試飲させてもらいましたが、少しコクがあるのかな? ちびちびと味わいながらゆっくり飲みたいお酒でした。
すっかりほろ酔いで微妙にピンボケ(笑)
最後は、現代の名工にも選ばれ黄綬褒章も受賞した名誉杜氏の国重弘明さんと少しお話させていただいて終了。
ただただ飲んだくれただけのレポートになりましたが、普段何気なく愛飲している綾菊に携わる人たちの心意気を感じ、そして多くの愛好家さんたちとおしゃべりしながら飲み交わすお酒の美味しいこと(笑)
ますます、綾菊が好きになりました。
これを読まれている読者さんの中にも無性に「今夜日本酒が飲みてぇ~!」と思われた方も多い事でしょう。
綾菊ですよ、綾菊(笑)
おしまい。