私事で恐縮ですが、僕は昔から割と本は読む方で、特に出張などで長時間電車や飛行機などを利用する際にはバッグに1冊忍ばせています。
昨今はスマホで手軽に電子書籍を読むこともできるのですが、やっぱり紙の本の方が目に優しいし、本の中にどっぷり入っていけるような気がします。周りがみんなスマホを眺めている中でひとりだけ本を広げていたりすると、なんだか文化人にでもなったような気がして自己陶酔できますしね(笑)
そんなわけで定期的に本を購入するのですが、特定の本を決め買いすることは稀で、たいてい本屋さんで「何か面白そうな本はないかな…」なんて、時には1時間近くあれこれ悩んでしまうのです。
僕にとって大型書店は迷宮すぎる。逆に「今この本が面白いかもね」とセンスよく薦めてくれるような小さな本屋さんがあるといいなと思っていたのですが、とある取材でお邪魔した今回の本屋さんがまさに理想のお店のような気がしたのでちょこっと紹介したいと思います。
ことでん瓦町駅からトキワ街をまっすぐ抜けて、田町の交番の裏手の路地を入ったところにある「本屋ルヌガンガ」さん。
カフェも併設するちょっとオシャレな本屋さんです。
元書店員の夫婦が理想の本屋を形にする、温かみを感じるお店
お店の外観はとってもオシャレ。「本」と書いてなければ流行りのカフェかセレクトショップかと間違うほどの佇まいですが、一歩店内に入るとそこは紛れもなく本屋さんです。
個人書店にありがちな変なアクの強さもなく、雑誌や単行本、絵本など幅広いジャンルの本がセンスよく並べられている印象です。
ひととおり並んだ本を眺めてみましたが、ベストセラーだけをどーんと平積みしているチェーン店とは違って本を探す楽しさを感じます。
聞けば店主夫婦が一冊一冊選書されているそうで、なるほどそのセレクトは個性豊か。店主の好みもあるのかもしれませんが、それよりもお店にやってくる誰かの顔を思い浮かべながら選んでいるんだろうなと思わせるラインナップでした。
片隅にひっそりと置かれたバーゲーンブックの箱。売れ残った本ではなく新刊本をセールしているところにも店主夫婦の「この本ぜひ読んでみて!」というメッセージが伝わります。
お店の奥にはカフェコーナーも併設。買った本はすぐにでも読みたい僕にはとっては有難いスペースです。油断していると時間を忘れてしまいそう。
本屋ルヌガンガさんでは、読書会やトークイベント、絵本の勉強会なども定期的に開催されているとのこと。
ここに来ればその人、その時々に合った面白い本に出合える… そんな予感のする温かみを感じる街の本屋さんでした。
次は財布だけ持って、じっくりと宝探ししてみよう。
店名 | 本屋ルヌガンガ |
所在地 | 高松市亀井町11-13 中村第二ビル1F |
電話番号 | 087-837-4646 |
営業時間 | 10:00~19:00 |
休業日 | 火曜日 |
駐車場 | なし |